アポロ5号
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計画の遅延
アポロ4号と同様、5号にも進行に大幅な遅れが出た。最大の要因はLMであった。地球を周回させるだけならまだしも、人間を乗せて月面に着陸するような宇宙船は、いまだかつて誰も作ったことはなかったのである。そのためLMはしばしばスケジュールを遅らせる原因となった。
当初の予定では1967年4月に発射されるはずだったが、下降段のエンジンの噴射が順調でなかったり、上昇段のエンジンの溶接部分に不具合が発見されるなどの問題が発生したため、最終的にLMがロケットの上に設置されたのは、同年11月19日であった。
ところが打ち上げ直前の12月17日には、今度はグラマン社の工場で事故が発生した。LMの圧力試験をしている最中に、本来は39kPa(キロパスカル)まで耐えられるように設計されているはずの右側の窓ガラスが、35kPaで破壊されてしまったのである(この時試験されていた機体は、後にアポロ11号で月面に着陸したものであった)。そのため12月28日には、(計画遅延を少しでも解消すべく)無人で飛行する本5号のLMは窓ガラスがアルミニウムの板に交換された。

