アルティメット人狼

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イベントの種類 パーティーゲーム公演
開催時期 不定期
初回開催 2014年8月24日
最終開催 2019年5月25・26日
(「アルティメット人狼10」)
アルティメット人狼

ヒューマックスパビリオン、新宿歌舞伎町
7F新宿FACEは「アルティメット人狼5」「同7」~「9」会場
イベントの種類 パーティーゲーム公演
開催時期 不定期
初回開催 2014年8月24日
最終開催 2019年5月25・26日
(「アルティメット人狼10」)
会場 東京カルチャーカルチャー
新宿FACE
幕張メッセ
Red Bull Studios Tokyo Hall
ヒューリックホール東京
主催 眞形隆之
児玉健
桜庭未那
イシイジロウ
協賛 ファミ通.com
協力 人狼 ザ・ライブプレイングシアター
人狼ルーム
人狼ゲーム〜牢獄の悪夢〜
ファイナルトレジャー
麻雀スリアロチャンネル
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アルティメット人狼(アルティメットじんろう)は、各分野で活動する人物が集いパーティーゲーム人狼」をプレイする、イベント及びインターネットテレビ番組のシリーズである。ニコニコ生放送で配信される。

開催までの経緯

イシイジロウと人狼ゲーム

人狼ゲームは2000年代前半に日本に伝わると、カードを利用したアナログゲームや、インターネット掲示板を用いたチャットゲームとして、一部の愛好者にプレイされていった。2010年代に入ると、スマートフォンアプリ(「人狼ゲーム〜牢獄の悪夢〜」「The Werewolf」「汝人狼也」など)や、インターネット番組、テレビ番組(「ジンロリアン〜人狼〜」、「人狼〜嘘つきは誰だ?〜」)の影響で、より一層普及していった。人狼ブームの到来である[1][2]

ゲームクリエイターイシイジロウは2004年に人狼ゲームを知り、一時チュンソフト社の同僚と盛んにプレイしたが、社内でのブームが過ぎるとプレイの頻度は減った。その後、アドリブ舞台劇である人狼 ザ・ライブプレイングシアター(略称『人狼TLPT』)の存在を聞き興味を持ったイシイは、2013年2月に公演の「#03:VILLAGE I 雪深い村」を観覧したことで、TLPTが掲げる「魅せる人狼」に感銘を受けた。イシイは自らもその「魅せる人狼」を表現しようと、2013年3月14日に第1回ゲームクリエイター人狼会を主宰した。ゲームクリエイター人狼会には、ゲームクリエイターのみならず、ドイツゲームスペース@Shibuyaの児玉健や、人狼TLPTプロデューサーの桜庭未那、人狼TLPTの一部のキャストも関わった[3][4][5][6]

マドックとの対決を経て

2013年10月10日に、「異種格闘技人狼」が、ドイツゲームスペース@Shibuya主催で開催された。プレイヤーとしてイシイジロウ、児玉健らが参加し、「新しい観覧参加型人狼イベント」と称した[7][8]

そして、ゲームクリエイター人狼会初開催からおよそ1年後の2014年4月19日、ニコニコ生放送で、電王戦の関連企画であった「将棋棋士の人狼」シリーズ第5弾として「将棋棋士vsゲームクリエイター」が配信された[9]。この番組では、人狼TLPTより、松崎史也がTLPTでの役名を借りて「医師マドック」としてゲスト参戦し、イシイとマドックとの対戦が初めて放送されることとなった。

最終戦、マドックはプレイヤーたちのみならず視聴者の多くを騙して勝利を収め、イシイを負かした。イシイはさらなる勝負を求め、そしてマドックはこの挑戦に応じた。これに、プレイヤーとして参加していた眞形隆之が検討を述べる形で、アルティメット人狼の構想が初めて公に表面化したのである。

イベントの位置づけ

イベントの意義

2014年8月24日の初開催時は、「ゲームクリエイター人狼会vs人狼TLPT」と題されていたが、のちに、将棋棋士評論家雀士なども参加するようになり、ほかの業界との団体戦もしたいというイシイの思い[10]が結実してきた。イベントは、先述した2013年開催の「異種格闘技人狼」の系統であることから、「人狼ゲームの異種格闘技戦」と紹介されることがあった[11]

その後、初開催からおよそ2年後となる2016年9月1日、ニコニコチャンネルで「アルティメット人狼チャンネル」が開設され[12]、公式ページにて、「魅せる人狼ゲームの最高峰を目指す」と紹介されるようになった。

イベントでは、人狼TLPTに出演している役者は、TLPTで用いる舞台衣装を纏ってゲームに参加している。また、役者によっては、TLPT本公演と同じ役としての演技を披露している。たとえば、「医師マドック」として白衣の姿で出演している松崎史也の場合、ゲーム中の口調は医師マドックとしてのそれである。ゲーム間のインターバル、また、ゲーム中における夜のターン(「幽霊タイム」)におけるトークも合わさって、イベントは、TLPTやゲームクリエイターをはじめとした出演陣による、作品・公演・他イベント等の宣伝の場としても機能していると言える。

2016年1月17日に開催された「アルティメット人狼5」では、ニコ生総視聴者数が20万人を超えている。

イベントの内部構成

自己紹介の後、プレイヤーは観客と向かい合うように横に並んで座りゲームを行う。ゲームマスターの役割はイベントスタッフが務めるが、人狼ゲームのルールの特性上、プレイヤー以外のイベントスタッフは昼のターンの議論中には一切発言しない。議論の進行役はプレイヤーのいずれかが務める。

人狼の襲撃先の決定など、ルール上秘密裏に行われなければならない夜のターンの処理は、一旦プレイヤーが退席している間に舞台裏で行われる。この間は「幽霊タイム」と呼ばれ、舞台上では既に脱落したプレイヤーたちがゲーム展開やその他の話題についてのフリートークを行う。

多くの場合、一度のイベントで複数回のゲームが行われる。初回のアルティメット人狼ではプレイヤーを入れ替えることなく、役職のみを変更する形で3戦、「2」では2戦が開かれた。

第1部と第2部の位置づけ

「3」以後のナンバリングタイトルでは、それぞれ第1部に2戦、第2部に2戦を行う、計4戦の構成となっている。第1部と第2部ではプレイヤーの構成が異なり、第2部は「将棋棋士vsゲームクリエイター」の流れを汲んだ、人狼TLPT、将棋棋士、ゲームクリエイターの3団体による戦いが基盤となっている。対して、第1部では、より多彩なジャンルからプレイヤーが参加している。ニコニコ生放送では、「3」以後、第2部第2戦のみ、プレミアム会員限定で視聴可能となっている。

闘会議2016」では1戦のみが開かれた。

「昼の部」「夜の部」へ名称変更

「アルティメット人狼8」では、それまでの「第1部」「第2部」の区分が、それぞれ「昼の部」「夜の部」の名称に変更。これに伴い、第2部に見られた、人狼TLPT将棋棋士ゲームクリエイターの3団体を基盤とした出演者構成が廃止となった。

ゲームの形式

ゲームのルール

シリーズを通し、ゲームのルール、およびゲーム進行の形式は、人狼TLPTの劇中で使用されるものを基調としている[13]

  • ゲームは13人のプレイヤーで開始する。
    人間陣営:計9人【人間6人/予言者1人/霊媒師1人/狩人1人】
    人狼陣営:計4人【人狼3人/狂陣(狂人)1人】
  • 昼のターンはステージ上にて、議論の後に、投票を行う。夜のターンではステージ外にて、GM(ゲームマスター)の指示に合わせて、各プレイヤーがそれぞれの役職に応じた行動をする。
  • 各日の議論時間は、日数が経過するにつれて短くなる。
  • 投票の順番はプレイヤーの任意である。また、投票の時間には、議論に発展しない程度の発言ができる。
  • 最多得票者が複数いた場合は、最終弁明の後に決選投票を行う。決選投票では、最多得票者自身は投票の権利を持たない。決選投票を1度行った時点で、最多得票者が単独で決定しなかった場合は、決選投票における最多得票者のみを投票対象とした、2度目の決選投票を行う。さらに、決選投票を2度行った時点で、最多得票者が複数いた場合は、その日の処刑者をなしとする。
  • 処刑者は遺言を残せる。
  • 投票時・最終弁明時・遺言時に、能力者CO(カミングアウト:自分の正体を明かす)ができる。(ただし初開催時は、議論時間外に、具体的な能力名までCOすることは禁じられていた)
  • 予言者はゲーム開始前に、人狼ではないプレイヤーを1人、GMより知らされている。
  • 狩人は2日続けて同じプレイヤーを守れない。(「連続ガード」不可)
  • 夜のターン、人狼同士は、どの人間を襲撃するか以外の相談はできない。
  • 人狼陣営のプレイヤーだけでなく、人間陣営のプレイヤーも嘘をつける。(「村騙り」「結果騙り」可)

投票には、薔薇造花が使用される。テーブル上の本数によって未投票者の人数が、また、所持している本数によって得票数がわかる仕組みとなっている。「4」「5」「6」の第1部では、薔薇の代わりに、スライム(ドラゴンクエスト)棒が使用され、スライムの色によって、得票の順番がわかる仕組みとなっていた。「7」では、第1部・第2部ともに、投票の前半が赤い薔薇、後半が白い薔薇のルールだった。

役職公開

「1」「2」「3」の1戦目に限り、幽霊タイムに、処刑と襲撃によって退場したプレイヤーの役職を客席に公開していた。「4」以降は、退場したプレイヤーの役職を公開しない、人狼TLPTにおける「フルクローズ」の方法を採用している。

歴史

各陣営・各役職のイメージカラーは、人狼TLPT公式サイトプレイログにおける表記に準拠している。

  • 人間陣営(緑)【人間(緑)、予言者(青)、霊媒師(茶)、狩人(黄)
  • 人狼陣営(赤)【人狼(赤)、狂陣(狂人)(紫)
開催日 開催場所 タイトル ゲーム数 勝利 MVP(役職) 通算ゲーム数
2014年8月24日 東京カルチャーカルチャー Ultimate Werewolf Federation

アルティメット人狼 ゲームクリエイター人狼会vs人狼TLPT

第1戦 人狼 コーダ(狂人) 1
第2戦 人狼 選出なし 2
第3戦 人狼 3
2014年12月19日 アルティメット人狼2 第1戦 人狼 4
第2戦 人間 5
2015年5月6日 ファミ通.com アルティメット人狼3 第1部 第1戦 人間 6
第2戦 人間 7
第2部 第1戦 人間 8
第2戦 人間 9
2015年9月13日 アルティメット人狼4 Supported by ファミ通.com 第1部 第1戦 人狼 スパイク(人狼) 10
第2戦 人間 ドリス(狩人) 11
第2部 第1戦 人狼 香川愛生(人狼) 12
第2戦 人狼 中田功(人狼) 13
2016年1月17日 新宿FACE アルティメット人狼5 supported by ファミ通.com 第1部 第1戦 人狼 大崎初音(人狼) 14
第2戦 人間 歌広場淳(狩人) 15
第2部 第1戦 人狼 マドック(人狼) 16
第2戦 人間 香川愛生(人間) 17
2016年1月30日 幕張メッセ アルティメット人狼 in 闘会議2016 1戦のみ 人間 村中秀史(予言者) 18
2016年6月5日 Red Bull Studios Tokyo Hall アルティメット人狼6 supported by ファミ通.com 第1部 第1戦 人間 齊藤陽介(狩人) 19
第2戦 人狼 イシイジロウ(人狼) 20
第2部 第1戦 人間 村中秀史(予言者) 21
第2戦 人間 児玉健(予言者) 22
2016年10月1日 新宿FACE アルティメット人狼7 supported by ファミ通.com 第1部 第1戦 人狼 ムサシ(人狼) 23
第2戦 人間 児玉健(予言者) 24
第2部 第1戦 人間 香川愛生(人間) 25
第2戦 人間 ハイラム(予言者) 26
2017年2月11日 幕張メッセ アルティメット人狼 in 闘会議2017 1戦のみ 人狼 村中秀史(人狼) 27
2017年5月7日 新宿FACE アルティメット人狼8 supported by ファミ通.com 昼の部 第1戦 人狼 メイソン(人狼) 28
第2戦 人間 平はちろー(人間) 29
夜の部 第1戦 人間 初美メアリ(人間) 30
第2戦 人間 イシイジロウ(人間) 31
2018年3月25日 アルティメット人狼9 昼の部 第1戦 人間 メイソン(人間) 32
第2戦 人間 テラゾー(霊媒師) 33
夜の部 第1戦 人間 森本茂樹(人間) 34
第2戦 人狼 大浜岳(人狼) 35
2018年4月29日 幕張メッセ アルティメット人狼 in 超会議2018 1戦のみ 人狼 マドック(人狼) 36
2019年4月27日 アルティメット人狼ステージ@超会議2019 第1戦 人間 選出なし 37
第2戦 人狼 38
2019年5月25日 ヒューリックホール東京 アルティメット人狼10 1日目 第1部 第1戦 人間 七海とろろ(人間) 39
第2戦 人間 メイソン(人間) 40
2019年5月26日 アルティメット人狼10 2日目 第2部 第1戦 人間 歌広場淳(狩人) 41
第2戦 人狼 いと(人狼) 42
第3部 第1戦 人狼 児玉健(狂人) 43
第2戦 人狼 古川洋平(狂人) 44

各イベント・各ゲームの内容

脚注

外部リンク

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