RMU

From Wikipedia, the free encyclopedia

設立 2007年
法人番号 9013305003443
法的地位 一般社団法人
本部 東京都豊島区東池袋2丁目22番7-501号
一般社団法人 RMU
設立 2007年
法人番号 9013305003443
法的地位 一般社団法人
本部 東京都豊島区東池袋2丁目22番7-501号
代表 多井隆晴
ウェブサイト rmu.jp
テンプレートを表示

RMU(アール エム ユー)は、競技麻雀のプロ団体。団体名称は、「Real Mahjong Unit」の略[1]。代表は多井隆晴

日本麻雀機構との関係

「真の麻雀プロを作る」という理念のもと[2]土田浩翔多井隆晴が中心となり[1]阿部孝則河野高志古久根英孝といったトッププロが集まって2007年6月に創設された[3][4]。その後、2010年3月末に団体の中心メンバーだった土田・古久根が離脱したため、後述するように組織の運営方針に変化が生じている[4]

団体設立当初は、当時土田が主宰していた日本麻雀機構との連携を重視し、ルールも「日本麻雀機構公式ルールを採用し、ルール改訂もRMU・日本麻雀機構が同時に行う」としていた。プロ認定も「ポイントが一定の値に達し、RMUリーグ所属選手の過半数が賛同した選手が『競技麻雀に造詣の深い有識者によって構成される第三者機関』であるライセンス認定審議会に推薦され、同審議会による審議の結果2/3以上の審議員の認定を得た場合にプロライセンスが発行される」としていたが、2010年の土田の離脱以後はプロ認定が簡略化されるなど運営方針が変化している。

また、当時は通常のプロ選手以外に女性麻雀タレント育成のための「タレントコース」が存在したが、これも2010年に廃止されている[4]

プロ認定について

他競技プロ団体が入会してすぐプロとなるのに対し(つまり入会テスト=プロテストとなっている)、RMUではこれを採用していない。プロ志望者はまず「アスリートコース」の会員となり、アスリートコース所属者によるリーグ戦「令昭位戦B,C,Dリーグ」(B1-D1の階層制)等で選手ポイントを獲得し、そのポイントを元に審議会での審査を経てプロライセンスを付与するというシステムとなっている[5]

プロとしての認定は、現在は「実績を示す選手ポイントが規定値に達し、一定の技量と理論およびマナーや作法が備わったと、RMUリーグ所属選手を中心とした審議会の過半数が判断すれば、プロライセンスが発行される」という形になっている[2][4]

また、仕事を持っている関係などで、「プロをめざす」まではいかないまでも、麻雀を強くなりたい、競技麻雀を楽しみたい人のために、「ライトコース」会員としての入会制度もあった(アスリート会員への変更・アスリート会員からの変更も可能)。ライトコースへの入会で、全RMU会員及び友好団体プロを対象とする「オープンリーグ」、団体主催の麻雀勉強会「ファクトリー」への参加が可能になる。なお、ライト会員はアマチュア扱いとなり、最強戦など各大会については一般予選からの出場になる。逆に、最高位戦日本プロ麻雀協会が主催するアマ最高位戦には出場できる。

現在はライト会員の新規入会は廃止され、その代わりにVIP会員(RMUへの賛助会員的扱いで、タイトル戦へのシード権付与等)の枠が新設されている[5]

ルール

基本となる「Aルール」と、一発・裏ドラ・槓ドラを除外した「Bルール」、Mリーグに準じた「Mルール」の3種類がある。Aルールの主なルールは下記の通り[6]

新決勝方式

RMU主催大会の準決勝や決勝などにおいて、以下のような「新決勝方式」という特殊ルールを採用する場合がある[6][7]

  • 最終戦終了時のトータルポイントを点棒に換算して1局勝負を行う。
  • 座り順は最終戦終了時の順位順(4位→3位→2位→1位)。親はトップ者のサイコロ2度振りで決める。
  • 和了った者がトップになった場合は優勝決定で終了(すなわち、トップだった者は和了れば無条件に優勝決定)、それ以外(流局を含む)は再度1局勝負を行う。
    • その局の結果で順位が入れ替わった場合、座り順も順位順に入れ替わる。
    • 親は和了った者、もしくは聴牌者から親に最も近い者(全員ノーテンの場合は南家)に移動する。
    • 本場は無く、常に「東1局」として行う。

このルールはいわゆる「麻雀の目無し問題」に対する解決策の一つであるが、ルール策定に関わったRMU代表の多井隆晴は自身のYouTubeチャンネルで「1位が(2位以下の逆転の可能性に)付き合わされる」という説明を行っている[8]

所属選手

B級以上はプロライセンス保有者で、女性選手を女流と表記[9]。(2024年4月現在)

SSS級

SS級

S級

A級

男性

女流

B級

男性

女流

アスリート

男性

B1

B2

C1

C2

C3

D1

D2

D3

リーグ不参加

女流

過去に所属していたプロ

主催タイトル戦

令昭位戦

RMUにおいて最高峰に位置づけられるRMUアスリートコース所属(プロもしくはプロ志望)選手のみによるリーグ戦。A1・A2 / B1・B2 / C1・C2・C3 / D1・D2の9階層に分けられ昇降級がある。

2018年度までは最上位リーグを「RMUリーグ」、次位リーグを「R1リーグ」等と称していたが、2019年度から「令昭位戦」に名称が統一された。「令昭位」の呼称はRMU発起人が全員昭和生まれてあることに由来し「RMU発起人の想いを令和の時代に繋げていって欲しい」という意味合いが込められているという[10]

令昭位戦A1・A2リーグ

現令昭位は小川光

年1期の開催でA1リーグは最高位のリーグ戦。2019年度から第11期令昭位戦A1リーグの優勝者には令昭位の称号が贈られることになった[11][12]

令昭位戦A1リーグ出場資格は下記の通り[13]

  • S級以上ライセンス
  • A級ライセンスで、令昭位戦B1リーグで優勝
  • B級以上ライセンスで、クライマックスリーグ優勝

( )内は優勝回数。

開催年度優勝2位3位4位出典
2009年第1期多井隆晴 (1) +130.0土田浩翔 +53.9阿部孝則 ▲0.8河野高志 ▲29.9[14]
2010年第2期阿部孝則 (1) +159.3多井隆晴 +146.2河野高志 +77.0藤中慎一郎 ▲394.5
2011年第3期多井隆晴 (2) +316.2河野高志 +249.3谷井茂文 ▲293.2阿部孝則 ▲314.3
2012年第4期谷井茂文 (1) +189.0河野高志 +174.9多井隆晴 ▲21.7阿部孝則 ▲350.2
2013年第5期河野高志 (1) +200.2多井隆晴 +33.0谷井茂文 ▲61.9阿部孝則 ▲173.3
2014年第6期多井隆晴 (3) +58.9谷井茂文 ▲15.7阿部孝則 ▲18.0河野高志 ▲27.2
2015年第7期阿部孝則 (2) +163.7松ヶ瀬隆弥 +102.9谷井茂文 +80.1河野高志 ▲139.3
2016年第8期多井隆晴 (4) +275.2岡澤和洋 +159.2河野高志 +95.5松ヶ瀬隆弥 ▲89.0
2017年第9期松ヶ瀬隆弥 (1) +220.0多井隆晴 +58.3岡澤和洋 ▲14.7阿部孝則 ▲21.2
2018年第10期谷井茂文 (2) +131.3松ヶ瀬隆弥 +106.9河野高志 +23.6阿部孝則 ▲102.2
開催年度令昭位2位3位4位出典
2019年第11期多井隆晴 (5) +156.2谷井茂文 +117.3松ヶ瀬隆弥 ▲56.0藤中慎一郎 ▲67.7[14][注 3]
2020年第12期河野高志 (2) +242.2松ヶ瀬隆弥 +48.4阿部孝則 +3.8多井隆晴 ▲81.7
2021年第13期河野高志 (3) +153.4松ヶ瀬隆弥 +130.4谷井茂文 ▲35.4多井隆晴 ▲58.2
2022年第14期楢原和人 (1) +138.8松ヶ瀬隆弥 +99.3阿部孝則 +68.5白田みお ▲79.2
2023年第15期谷井茂文 (3) +226.1仲川翔 +72.9河野高志 ▲3.7白田みお ▲33.5
2025年第16期河野高志 (4) +197.4多井隆晴 +176.0松ヶ瀬隆弥 +165.2小川光 ▲49.4
2026年第17期小川光 (1) +218.2河野高志 +133.1藤中慎一郎 +12.2津田挙士 ▲27.9

令昭位戦B1 ~ D2リーグ

年2期開催され、B1のみ年1期開催されるリーグ戦で、B2以下は1期5節(半荘20回戦)が行われる[12]

クライマックスリーグ

各期のB1リーグ終了後、上位者2名とAリーグ在籍者で争われる短期リーグ戦。

参加者は8名になるように調整されるが、出場者は下記が基本となる。

前期 - 令昭位戦Aリーグ在籍者、前期B1上位者(2名)
後期 - 令昭位戦Aリーグ上位者(5名)、後期B1上位者(2名)、長崎RMUリーグチャンピオン(1名)

女流令昭位(ティアラリーグ)

現女流令昭位は角葉子[15]

2015年に創設された女流アスリートによるリーグ戦で、2019年よりA・Bの2リーグ制(昇降級あり)になった。全5節のリーグ戦終了時のAリーグ上位5名が女流令昭位決定戦(旧称・ティアラクライマックス)に出場できる[16]

新人王戦

現新人王は門田門[17]

入会から5年目の選手が対象に行われるリーグ戦で、予選から本戦を大会形式で行い、決勝は5回戦抜け番制+新決勝方式で行われる[18]

飛翔位戦

現飛翔位は金宮じゅん[19]

2020年に創設されたタイトル戦で、本戦から準決勝まで半荘3回戦のトーナメント方式で、決勝は4回戦+新決勝方式で行われる。一発・裏ドラ・槓ドラなしのBルールを採用する[20]

闘魂杯

現闘魂杯は谷井茂文[21]

2020年創設。すべての対局でオンライン対戦麻雀ゲーム『雀魂』を使用して行われるタイトル戦[22]。創設初年度は1次予選、2次予選を経て、本戦(Aリーグ在籍者が参戦)へ進み、準決勝(多井隆晴が参戦)、決勝と行う。本戦・準決勝はトーナメント方式[23]。2022年から3次予選が追加され、本戦に前回決勝進出者3名出場が追加、ベスト8に現令昭位・前回闘魂杯優勝者出場が追加されるようになった[24]

RMUクラウン

現RMUクラウンは福原慎平(アマチュア)

プロ・他団体プロ・会員・一般アマを問わず参加可能なオープンタイトル戦[25]。本戦にはRMUのライセンスプロをはじめ、他プロ団体の有力プロ、前年成績優秀者がシードされる[25]

RMUオープンリーグ

現RMUオープンリーグ優勝者は中居康大[26]

コースを問わず会員なら参加可能のリーグ戦で、2014年以降は他団体プロも参加可能になった[27]

RMUスプリントカップ

会員・非会員問わず参加可能。年数回の1dayカップ戦を行い、その際の順位に応じてトライアルポイントを獲得する[28]。年間トライアルポイント上位が、スプリントファイナルに進出する[28]

主要タイトル歴代優勝者

( )内は優勝回数。 「過去の主な試合結果と観戦レポート」を参照[29]

年度クラウンオープンクライマックスRMUリーグRリーグ女流
令昭位決定戦
RMUグランプリ新人王戦飛翔位戦闘魂杯
優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者
20071山谷克也前期 阿部孝則
後期 平山友厚
20082渡辺卓也前期 飯島健太郎
後期 藤中慎一郎
20093古久根英孝3平山友厚(2)1古久根英孝1多井隆晴前期 鈴木智憲
後期 谷井茂文
20104平山友厚4江澤陽一2河野高志2阿部孝則前期 壽乃田源人
後期 谷井茂文(2)
20115多井隆晴5多井隆晴3松ヶ瀬隆弥3多井隆晴(2)前期 仲川翔
後期 松ヶ瀬隆弥
20126川上貴史6渡辺卓也4壽乃田源人4谷井茂文前期 仲川翔(2)
後期 萩原亮
20137岡澤和洋7多井隆晴(2)5多井隆晴5河野高志前期 松ヶ瀬隆弥(2)
後期 宮本卓
20148河野高志8永峯龍二6松ヶ瀬隆弥(2)6多井隆晴(3)前期 中村浩三
後期 中村浩三(2)
20159河野高志(2)9吉田信之7岡澤和洋7阿部孝則(2)前期 渡辺太郎
後期 江澤陽一
1白田みお
201610伊澤興10橘哲也前期 多井隆晴(2)
後期 松ヶ瀬隆弥(3)
8多井隆晴(4)前期 渡辺太郎(2)
後期 高岡凛
2南地祐圭
201711齋藤豪11オワタ前期 多井隆晴(3)
後期 松ヶ瀬隆弥(4)
9松ヶ瀬隆弥前期 宮田信弥
後期 仲川翔(3)
3京杜なお
201812朝倉ゆかり12宮田信弥前期 岡澤和洋(2)
後期 成多嘉智
10谷井茂文(2)前期 藤中慎一郎
後期 宮本卓(2)
4里中花奈1渡辺卓也
年度クラウンオープン令昭位戦女流
令昭位決定戦
RMUグランプリ新人王戦飛翔位戦闘魂杯
クライマックスA1リーグB1リーグ
優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者優勝者
201913浅井裕介13小宮悠前期 阿部孝則
後期 谷井茂文
11多井隆晴(5)前期 成多嘉智
後期 宮本卓(3)
5白田みお(2)2宮本卓1今井伸吾
2020-14津田挙士前期 松ヶ瀬隆弥(5)
後期 阿部孝則(2)
12河野高志(2)前期 白田みお
後期 成多嘉智(2)
6新倉美紀3角葉子2代情岳晴1戸井田岳大
2021-15島崎啓一前期 阿部孝則(3)
後期 小川光
13河野高志(3)前期 白田みお(2)
後期 小川光
7汐宮あまね4仲川翔3牧野裕樹2阿部孝則1斎藤みつたか
202214浅井裕介(2)16茶木康志前期 筒井七夜
後期 仲川翔
14楢原和人前期 湯澤栄鎮
後期 江澤陽一(2)
8千本松紘子5里中花奈4白木康士3多井隆晴2武則輝海
202315下石戟17安藤顕一前期
後期
15谷井茂文(3)前期
後期
9里中花奈(2)6松ヶ瀬隆弥5藤原ますみ4岩沢和利3伊藤高打
202416河野高志18藤中慎一郎16河野高志(4)10金宮じゅん7阿部孝則6中居康大5金宮じゅん4谷井茂文
202517福原慎平19中居康大17小川光11角葉子8一日向7門田門65谷井茂文
年度スプリントカップ
ファイナルカシオペアケフェウスベルセウスアンドロメダ      
2007谷井茂文吉田信之谷井茂文多井隆晴伊東直毅
年度ファイナルマーキュリーヴィーナスマーズジュピターサターンウラヌスアースネプチューンサンムーン
2008吉田信之中村浩三山下健治合田雄亮江原翔平山友厚内田良太郎
2009仲大底充吉田信之坂巻稔永藤中慎一郎水沼利晃安達瑠理華有田幸司
2010谷井茂文平山友厚村田淑子多井隆晴宮田信弥佐野大輔小林景悟寺本喜一田島文夫
2011寺本喜一藤中慎一郎柳井隆道
(最高位戦)
武中真
(最高位戦)
野村祐三松ヶ瀬隆弥寺本喜一水沼利晃三ヶ島幸助
(最高位戦)
2012筒井七夜板倉浩一
(協会)
板倉浩一
(協会)
渋谷渚横山海渡阿部孝則松ヶ瀬隆弥臼井大樹村本拓郎
2013野村祐三小葉松知行
(協会)
天野貴元筒井七夜岡澤和洋松ヶ瀬隆弥仲川翔石川貞夫大野公久
2014木村弟佐久間弘行
(協会)
安田和弘コバ
(協会)
楢原和人五輪和敏秋山裕邦
(協会)
吉田信之多井隆晴
2015仲川翔関根秀介数田一半田直樹山本大介江原翔大野公久上杉崇博轟雄太
2016嶋崎究嵯峨寛彬竹内志央理増田有美山本大介嶋﨑究安田和弘多井隆晴渋谷渚
2017櫻井邦俊中井昌あさやん若林和明中村亮太櫻井邦俊中村浩三皆川侑亮狩野哲郎
2018吉田信之市村泰蔵
(協会)
山田高広大矢忠慶上田将嗣倉持聡若林和明月島ひかる渡辺卓也
2019楢原和人向迫和貴楢原和人中西龍渋谷渚小池ハヤト
(協会)
宮田亮月島ひかる井上裕貴筒井七夜
2020
2021鈴木博彰東川亮藤中慎一郎三橋ひさと藤中慎一郎中止[30]中止[30]松本聡谷井茂文野間田純
(最高位戦)
宮川祐樹
2022荒井節子宮田信弥戸井田岳大渡辺卓也亀山亜土荒井節子中居康大茶木康志三橋ひさと荒川真衣ラッキースリー
2023

※は新型コロナウイルス感染症拡大の影響ため中止。

RMUアワード

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI