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エクサエレトドン

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エクサエレトドン
生息年代: ラディニアン-ノーリアン
~235–205.6 Ma
六本木ヒルズ森タワーに展示されていた全身骨格
分類
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 四肢動物上綱 Tetrapoda
綱 : 単弓綱 Synapsida
目 : 獣弓目 Therapsida
亜目 : †キノドン亜目 Cynodontia
科 : †トラベルソドン科 Traversodontidae
亜科 : †ガンフォドントスクス亜科 Gomphodontosuchinae
属 : †エクサエレトドン属 Exaeretodon
学名
Exaeretodon
Cabrera, 1943
シノニム
  • Theropsis Cabrera, 1943
  • Ischignathus Bonaparte, 1963
種
  • †E. argentinus Cabrera, 1943 (タイプ種) [以前はBelesodon argentinus]
  • †?E. major Huene, 1936 [以前はTraversodon]
  • †E. riograndensis Abdala et al., 2002
  • †?E. statisticae Chatterjee, 1982

エクサエレトドン(学名:Exaeretodon、「臼歯に6つの縁を持つ物」の意)[1]は、大型で体高が低くパンゲア大陸南部に生息していた、トラベルソドン科(英語版)のキノドン類の絶滅した属。本属には4種が含まれ、南米とインドの地層から産出している[1]。E. argentinusは、アルゼンチン北西部のイスチグアラスト=ビジャ・ウニオン盆地(英語版)にあるイスチグアラスト層(英語版)のカーニアン(後期三畳紀)Cancha de Bochas Memberから産出している。E. majorとE. riograndensisは、ブラジル南東部のパラナ盆地(英語版)のサンタマリア層(英語版)(カーニアン)から産出している[2]。E. statisticaeは、インドの下部マレリ層(英語版)(カーニアン)から産出している。

復元図
ロイヤルオンタリオ博物館に展示されているエクサエレトドンの頭蓋骨

エクサエレトドンは最大全長2メートルに達した草食動物で[1]、摂食時には特殊な咀嚼動作を行った。

分類学

エクサエレトドンはガンフォドントスクス亜科(英語版)のキノドン類である[3]。アルゼンチンの古生物学者ホセ・ボナパルテは本属を命名した際、他のトラベルソドン科と区別するいくつかの特徴を挙げた。Ischignathus sudamericanusの上顎の歯列は、エクサエレトドンよりも互いに平行に並び、口内の奥深くにの位置に配列されている。また、小臼歯は、頭蓋底の2つの穴である下側頭窓の中央と歯骨のascending rama(下顎から頭蓋骨まで伸びる突起)に向かって多く配置されている。ascending ramaは、I. sudamericanusの標本ではより幅が広く、より高くなっている。眼窩はエクサエレトドンのものより長く、口蓋骨も同様である[4]。

こうした相違点にもかかわらず、2007年の研究では、I. sudamericanusの頭蓋骨はE. argentinusと同種であると結論付けられた。古生物学者のJun Liuは、アロメトリーを用い、I. sudamericanusがE. argentinusの成長系列において既知されている中で最大の例であることを発見した。したがって、Ischignathusは現在エクサエレトドンのジュニアシノニムとされている。エクサエレトドンの成長に伴い、骨の比率が変化した。これらの比率の違いは、当初は種を区別する特徴と考えられていたが、現在では自然な個体発生における突然変異とされている[4]。

Proexaeretodon vinceはExaeretodon argentinusのシノニムと考えられていたが、2023年に有効種として認定された[3]。

系統発生

以下のクラドグラムはKammerer et al. (2012) によるものである[5]。

Cynognathia
 

Cynognathus

 
Gomphodontia
 

Diademodon

 
 
トリラコドン科
 

Trirachodon

 
 
 

Cricodon

 
 

Langbergia

 
 
 
トラベルソドン科
 
 

Andescynodon

 
 

Pascualgnathus

 
 
 
 
 

Arctotraversodon

 
 
 

Boreogomphodon

 
 

Nanogomphodon

 
 
 
 
マセットグナトゥス亜科
 

Massetognathus

 
 
 

Dadadon

 
 

Santacruzodon

 
 
 
ガンフォドントスクス亜科
 

Gomphodontosuchus

 
 
 

Menadon

 
 
 

Protuberum

 
 
 

Exaeretodon

 
 

Scalenodontoides

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

古生物学

E. argentinusの4本の頬歯(英語版)に観察されたdental microwear (en) は、E. argentinusが顎を前後に動かす運動によって食物を咀嚼していたことを示唆している[6]。

古生態学

現存する哺乳類と同様に、切歯、犬歯、臼歯を持っていた。これらの歯は、乳歯から永久歯へ一度だけ生え変わった[1]。歯の微細摩耗痕の根拠としては、E. argentinusが発育初期段階では主に砕くことを主体とした摂食行動をとっていたが、成体になると主に咀嚼を主体とした摂食行動に移行したことを示唆している。これは、この種の幼体がある程度の肉食性であったことを示唆している[7]。エクサエレトドンは、育児をしていたと考えらている[8]。

古病理学

脚注

関連項目

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