Wikiwand AI

エスペラント (アルバム)

From Wikipedia, the free encyclopedia

リリース
ジャンル
時間
『エスペラント』
坂本龍一 の スタジオ・アルバム
リリース
録音 音響ハウス
ジャンル
時間
レーベル MIDI / SCHOOL
プロデュース 坂本龍一
チャート最高順位
坂本龍一 アルバム 年表
音楽図鑑
(1984年)
エスペラント
(1985年)
未来派野郎
(1986年)
テンプレートを表示

『エスペラント』(Esperanto)は、日本の作曲家である坂本龍一の5枚目のオリジナル・アルバム。前衛舞踏家であるモリサ・フェンレイから依頼されて制作した作品で、タイトルはルドヴィコ・ザメンホフが考案した人工言語「エスペラント」から引用し、“架空の民族音楽”というコンセプトで構成されている[2]。

1985年10月5日にMIDIのSCHOOLレーベルからリリースされた。プロデューサーは坂本、エグゼクティブ・プロデューサーはヨロシタミュージックの大蔵博が担当した。

シンセサイザーにフェアライトCMIを導入し、サンプリング音源の使用など、いわゆるテクノ音楽の手法をエスニック音楽に取り入れており、ポップではない新しい音楽の構造を構築し、レコーディングにパーカッショニストのYAS-KAZが参加している。

坂本は本作の出来に納得したらしく、2020年にGQ JAPANにて連載されていた『教授動静』にて「注文はなにもなく自由に作ることができた」と述べている[3]。

リリース

1985年10月5日にMIDIのSCHOOLレーベルからLPレコードとCT、CDの3形態でリリースされた。

1991年3月21日と1993年9月21日[4]に、CDのみ2度再リリースされた。

2015年4月29日にMIDIからSHM-CDで、ボーナス・トラックに「ADELIC PENGUINS」と「Parolibre」のライヴ音源を収録し[5]、初回完全限定生産盤としてリリースされた。

2020年7月22日にSony Music DirectのGREAT TRACKSレーベルから、コンピレーション・アルバム『GREAT TRACKS』と同時にLPレコードとして再リリースされた[6]。

批評

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[4][2]

『CDジャーナル』は、音楽性に関して「実験的でありながら、自然に溶け込んでくる感触。タイトルに同調する普遍性がある」指摘したうえで「坂本龍一の創り出すサウンドからは民族やクラシックなどさまざまな音楽を融合したような深いものを感じる」と肯定的に評価を下している[4][2]。

ドイツのミュージシャンであるウルリッヒ・シュナウスは、自身が影響を受けた作品のひとつとして本作を挙げており「日本はたぶんドイツと似ていて、非常に優良で多様なエレクトロニック・ミュージックが昔からある」とコメントしている[7]。


収録曲

LPレコード, CT

A面
全作曲・編曲: 坂本龍一。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「A WONGGA DANCE SONG」 坂本龍一
2.「THE “DREAMING”」 坂本龍一
3.「A RAIN SONG」 坂本龍一
4.「DOLPHINS」 坂本龍一
5.「A HUMAN TUBE」 坂本龍一
合計時間:
B面
全作曲・編曲: 坂本龍一。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「ADELIC PENGUINS」 坂本龍一
2.「A CARVED STONE」 坂本龍一
3.「ULU WATU」 坂本龍一
合計時間:

CD

CD
全作曲・編曲: 坂本龍一。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「A WONGGA DANCE SONG」 坂本龍一
2.「THE “DREAMING”」 坂本龍一
3.「A RAIN SONG」 坂本龍一
4.「DOLPHINS」 坂本龍一
5.「A HUMAN TUBE」 坂本龍一
6.「ADELIC PENGUINS」 坂本龍一
7.「A CARVED STONE」 坂本龍一
8.「ULU WATU」 坂本龍一
合計時間:

2015年盤

SHM-CD
全作曲・編曲: 坂本龍一。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「A WONGGA DANCE SONG」 坂本龍一
2.「THE “DREAMING”」 坂本龍一
3.「A RAIN SONG」 坂本龍一
4.「DOLPHINS」 坂本龍一
5.「A HUMAN TUBE」 坂本龍一
6.「ADELIC PENGUINS」 坂本龍一
7.「A CARVED STONE」 坂本龍一
8.「ULU WATU」 坂本龍一
9.「ADELIC PENGUINS (LIVE)」(ボーナス・トラック) 坂本龍一
10.「Parolibre (LIVE)」(ボーナス・トラック) 坂本龍一
合計時間:

楽曲解説

  1. A WONGGA DANCE SONG
  2. THE “DREAMING”
  3. A RAIN SONG
  4. DOLPHINS
    • 前曲から続く女性の声より始まる。深いリバーヴ音を伴った和音の響きが断続的に現れる、音の隙間が多い楽曲。
  5. A HUMAN TUBE
  6. ADELIC PENGUINS
    • 比較的ハッキリとしたメロディーを持つ楽曲で、アート・リンゼイのリズミカルなノイズギターが大々的にフィーチャーされており、シングル「ステッピン・イントゥ・エイジア」(1985年)に、本曲のフレーズの一部が使われている。
    • 鳥類であるアデリーペンギンのスペルは「Adelie Penguin」である[8]。
  7. A CARVED STONE
  8. ULU WATU
    • 動物や鳥などの鳴き声の上で、金属音やトランペットを模したシンセの速いパッセージが鳴り響いている楽曲。

参加ミュージシャン

リリース履歴

脚注

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks