クエンティン・タランティーノの映画ランキング

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クエンティン・タランティーノの映画ランキング(クエンティン・タランティーノのえいがランキング)は、ある時期、ある括りなどの条件において、かつてクエンティン・タランティーノにより公表[1]された映画ランキングの一覧である。

タランティーノによる発表の形態が様々であり一定の形式による一覧表示が不可能なため、公表されたもののみをそのまま記載する。

2005年

その年に公開された映画でタランティーノが観た作品の中から、自身で選出した上位作品を発表している。(“年間ランク”ではあるが、正規の公開時期とタランティーノの鑑賞時期との違いに関係なくタランティーノの公表にのみ基づいている)

ナイト・ウォッチ』「『ロード・オブ・ザ・リング』公開後、われわれを魅了するほかの映画など想像できなかったが、ティムール・ベクマンベトフリドリー・スコットのような、とてつもない映像作家。これは驚異的パワーを持つ長編大作」

2006年

ワイルド・バレット』「アクション映画の最高傑作が誕生した!俺が待ち望んだのはコレだ!!」
グエムル-漢江の怪物-』「強烈ですごいと感じた」

2008年

ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』「何年経っても、最高傑作!」

2009年ベスト8

12月時点で米TV番組内のコメントで明かされた暫定ランキング。この時まだ未見であった『アバター』、『ラブリーボーン』、『ハート・ロッカー』にも興味を示していた。

順位 タイトル
1位 スター・トレック Star Trek
2位 スペル Drag Me to Hell
3位 素敵な人生の終り方 Funny People
4位 マイレージ、マイライフ Up in the Air
5位 チョコレート・ファイター ช็อคโกแลต
6位 オブザーブ・アンド・レポート Observe and Report
7位 プレシャス Precious: Based on the Novel "Push" by Sapphire
8位 17歳の肖像 An Education

2009年ベスト11

暫定以後に発表された最終的な2009年の確定版。『マイレージ、マイライフ』は急落。『プレシャス』はランク外へ。

順位 タイトル
1位 アバター Avatar
2位 スター・トレック Star Trek
3位 スペル Drag Me to Hell
4位 素敵な人生の終り方 Funny People
5位 ゾンビランド Zombieland
6位 チョコレート・ファイター ช็อคโกแลต
7位 オブザーブ・アンド・レポート Observe and Report
8位 ハート・ロッカー The Hurt Locker
9位 ジュリー&ジュリア Julie & Julia
10位 マイレージ、マイライフ Up in the Air
11位 第9地区 District 9

2010年ベスト20

順位 タイトル
1位 トイ・ストーリー3 Toy Story 3
2位 ソーシャル・ネットワーク The Social Network
3位 アニマル・キングダム Animal Kingdom
4位 ミラノ、愛に生きる Io sono l'amore
5位 塔の上のラプンツェル Tangled
6位 トゥルー・グリット True Grit
7位 ザ・タウン The Town
8位 ベン・スティラー 人生は最悪だ! Greenberg
9位 僕の大切な人と、そのクソガキ Cyrus
10位 エンター・ザ・ボイド Enter The Void
11位 キック・アス Kick-Ass
12位 ナイト&デイ Knight and Day
13位 伝説のロックスター再生計画! Get Him to the Greek
14位 ザ・ファイター The Fighter
15位 英国王のスピーチ The King's Speech
16位 キッズ・オールライト The Kids Are All Right
17位 ヒックとドラゴン How to Train Your Dragon
18位 ロビン・フッド Robin Hood
19位 煽情 Amer
20位 ジャッカス3D jackass 3D

因みに、この年タランティーノはヴェネチア国際映画祭で審査員長を務め、『SOMEWHERE』を絶賛。同作を金獅子賞とした。しかし年間ベスト発表後、『SOMEWHERE』がランキングに無い事に対する世間の反応が予想以上に大きかったため、彼は誤解を解くための同じ説明を何度もするハメになった。要約すると「僕は『SOMEWHERE』を既に一度、公の場で高く評価し、それを伝え終えていたから、あえて年間ベストの対象から除外し別枠にしていたまでであり、間違いなくベスト10に入る」というのが彼の弁である。

2011年ベスト11

ベスト10ではない。しかも10位タイで全12作品だがベスト12でもない。あくまでベスト11。

順位 タイトル
1位 ミッドナイト・イン・パリ Midnight in Paris
2位 猿の惑星: 創世記 Rise of the Planet of the Apes
3位 マネーボール Moneyball
4位 私が、生きる肌 La piel que habito
5位 X-MEN:ファースト・ジェネレーション X-Men: First Class
6位 ヤング≒アダルト Young Adult
7位 アタック・ザ・ブロック Attack the Block
8位 レッド・ステイト Red State
9位 ウォーリアー Warrior
10位 アーティスト The Artist
我が家のおバカで愛しいアニキ Our Idiot Brother
11位 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 The Three Musketeers

2012年ベスト

この年は自身の映画製作(『ジャンゴ 繋がれざる者』)に多くの時間を費やし、ベストを発表できるほど多くの作品鑑賞ができなかった為、発表そのものが行われなかったとされている。なお、2012年当時、今年は発表しないのか?の問いに対し「映画界への影響が商業的な意味で大きすぎるからやらないんだ」と答えていた。しかし2013年のランキング発表の際には「去年は自分の映画で忙しかったからね」とコメントしている。

2013年ベスト10

2013年の10月5日時点で発表された暫定TOP10[2]。順位付けなし。アルファベット順で発表。

連番 タイトル
A 午後3時の女たち Afternoon Delight
B ビフォア・ミッドナイト Before Midnight
B ブルージャスミン Blue Jasmine
C 死霊館 The Conjuring
D ドリンキング・バディーズ 飲み友以上、恋人未満の甘い方程式 Drinking Buddies
F フランシス・ハ Frances Ha
G ゼロ・グラビティ Gravity
K キック・アス/ジャスティス・フォーエバー Kick-Ass 2
T ローン・レンジャー The Lone Ranger
T ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日 This is the End

暫定ベスト10発表後、タランティーノはジョハンナ・レイから「ポン監督に会わせてあげるから釜山に行かないか」と誘いを受け、審査員でも招待者としてでもなく第18回釜山国際映画祭を訪れる。10月11日に急遽ポン・ジュノ監督とトークセッションの予定も組まれ、作品上映後の質疑応答では、自身発表のベスト10を覆し『オオカミは嘘をつく』を「今年のBEST1だ」と発言した。

2013年以降

年明けに、暫定ではない正規の年間ランク発表が予想されていたが、『ヘイトフル・エイト』に係わる問題等のため、実現しなかった。『ヘイトフル・エイト』は製作中止が発表され、後にプロジェクトは修正を加えて再始動した。
年間ベストの発表は2013年暫定の発表以降行われていないが、自身のサイト内アーカイブに気に入った作品を随時書き連ねている。

2013年お気に入り映画

連番 タイトル
A 午後3時の女たち Afternoon Delight
A アメリカン・ハッスル American Hustle
B ビフォア・ミッドナイト Before Midnight
B オオカミは嘘をつく מי מפחד מהזאב הרע
B ブルージャスミン Blue Jasmine
B ブルー・リベンジ Blue Ruin
D ドリンキング・バディーズ 飲み友以上、恋人未満の甘い方程式 Drinking Buddies
F フルートベール駅で Fruitvale Station
G ゼロ・グラビティ Gravity
I アイム・ソー・エキサイテッド! Los amantes pasajeros
K キック・アス/ジャスティス・フォーエバー Kick-Ass 2
S スノーピアサー Snowpiercer
T 死霊館 The Conjuring
T ローン・レンジャー The Lone Ranger
T ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日 This Is The End
W ワールド・ウォーZ World War Z

『死霊館』を暫定時はアルファベットC、フェイバリットではTに並べているタラ。
ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』にも「確実に笑えてノドが乾く!」とコメントを寄せた。

2014年お気に入り映画

タイトル
インターステラー Interstellar
イット・フォローズ It Follows
キングスマン Kingsman: The Secret Service
グランド・ブダペスト・ホテル The Grand Budapest Hotel
Re:LIFE〜リライフ〜 The Rewrite
奪還者 The Rover

『奪還者』を「元祖『マッドマックス』以来の世紀末映画の最高傑作」とした。

2015年お気に入り映画

タイトル
グリーンルーム Green Room
マッドマックス 怒りのデス・ロード Mad Max: Fury Road
ボーダーライン Sicario
Tab Hunter Confidential (原題)
マイ・インターン The Intern

8月『VULTURE』誌のインタビューで「自身の映画製作であまり映画を観ていない」としながら『キングスマン』と『イット・フォローズ』が今年観た中で良かったと語った。
12月に「2015年ベスト映画は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』」とコメント。

2017年お気に入り映画

タイトル
ベイビー・ドライバー Baby Driver
ダンケルク Dunkirk
ゲット・アウト Get Out
オクジャ/okja 옥자
マイティ・ソー バトルロイヤル Thor: Ragnarok

2018年お気に入り映画

タイトル
Jane Fonda in Five Acts (原題)
ローライフ Lowlife
サスペリア Suspiria
アンダー・ザ・シルバーレイク Under the Silver Lake

『ローライフ』(2017年作品、2018年鑑賞)は、タランティーノ自身が「タランティーノ・エスク(“Tarantino-esque”)」と表現した一作。その熱中ぶりは、劇場に赴いた際、自前のルチャマスクを持参したほど。 『サスペリア』は、鑑賞の際、タランティーノが目に涙した作品。

2019年お気に入り映画

タイトル
クロール -凶暴領域- Crawl
ドクター・スリープ Doctor Sleep
ジョーカー Joker
アイリッシュマン The Irishman

2021年お気に入り映画

タイトル
スウィート・シング Sweet Thing
ウエスト・サイド・ストーリー West Side Story
PIG/ピッグ Pig

『スウィート・シング』は2021年鑑賞だが2020年作品。

2022年お気に入り映画

タイトル
ガンパウダー・ミルクシェイク Gunpowder Milkshake
トップガン マーヴェリック Top Gun: Maverick

ベストランキング

タランティーノの人生におけるベスト。が、ランキングは頻繁に入れ替わる事でも有名。「多過ぎて選べない」「その時は忘れていた(思い出さなかった)」「感性の変化」が主な理由だが、気分も大きく影響している。下記の『キャリー』は、すべて1976年製作のデ·パルマ版。

砂漠に持っていく3本(1993年時点)

「もし何もない砂漠で映画を3本だけ持てるなら?」というセレクト。

連番 タイトル
1 ミッドナイトクロス Blow Out
2 リオ・ブラボー Rio Bravo
3 タクシードライバー Taxi Driver

自分の店に置く10本(1995年時点)

連番 タイトル
1 リオ・ブラボー Rio Bravo
2 ミッドナイトクロス Blow Out
3 タクシードライバー Taxi Driver
4 キャリー Carrie
5 続・夕陽のガンマン Il buono, il brutto, il cattivo
6 コフィー Coffy
7 ヒズ・ガール・フライデー His Girl Friday
8 北京オペラブルース 刀馬旦/Peking Opera Blues
9 片目のジャック One-Eyed Jacks
10 はなればなれに Bande à part
11 座頭市喧嘩旅

オールタイムベスト(2002年時点)

英BFI発行の「サイト&サウンド」誌が、10年に1度実施する「Greatest Films of All Time」アンケートの2002年版による。ランキングではなく順不同。

連番 タイトル
1 続・夕陽のガンマン Il buono, il brutto, il cattivo/The Good, the Bad and the Ugly
2 リオ・ブラボー Rio Bravo
3 タクシードライバー Taxi Driver
4 ヒズ・ガール・フライデー His Girl Friday
5 ローリング・サンダー Rolling Thunder
6 ニューヨークの恋人たち They All Laughed
7 大脱走 The Great Escape
8 キャリー Carrie
9 コフィー Coffy
10 バッド・チューニング Dazed and Confused
11 キング・ボクサー 大逆転 天下第一拳
12 Hi Diddle Diddle (原題)

オールタイムベスト(2005年時点)

ランキング形式。

順位 タイトル
1位 続・夕陽のガンマン Il buono, il brutto, il cattivo
2位 リオ・ブラボー Rio Bravo
3位 タクシードライバー Taxi Driver
4位 ヒズ・ガール・フライデー His Girl Friday
5位 ローリング・サンダー Rolling Thunder
6位 ニューヨークの恋人たち They All Laughed
7位 大脱走 The Great Escape
8位 キャリー Carrie
9位 コフィー Coffy
10位 キング・ボクサー 大逆転 天下第一拳

オールタイムベスト(2008年時点)

ランキング形式。

順位 タイトル タラのコメント
1位 続・夕陽のガンマン Il buono, il brutto, il cattivo
2位 リオ・ブラボー Rio Bravo 2~4位は入れ替えも可。
3位 ミッドナイトクロス Blow Out
4位 タクシードライバー Taxi Driver
5位 ヒズ・ガール・フライデー His Girl Friday
6位 キング・ボクサー 大逆転 天下第一拳
7位 パンドラの箱 Die Büchse der Pandora
8位 キャリー Carrie
9位 殺人幻想曲 Unfaithfully Yours
10位 熱砂の秘密 Five Graves to Cairo
11位 ジョーズ Jaws

オールタイムベスト(2012年時点)

BFI発行の「サイト&サウンド」誌が、10年に1度実施する「Greatest Films of All Time」アンケートの2012年版による。順不同(『続・夕陽のガンマン』以外はアルファベット順)。

連番 タイトル
1 続・夕陽のガンマン Il buono, il brutto, il cattivo
2 地獄の黙示録 Apocalypse Now
3 がんばれ!ベアーズ The Bad News Bears
4 キャリー Carrie
5 バッド・チューニング Dazed and Confused
6 大脱走 The Great Escape
7 ヒズ・ガール・フライデー His Girl Friday
8 ジョーズ Jaws
9 課外教授 Pretty Maids All in a Row
10 ローリング・サンダー Rolling Thunder
11 恐怖の報酬 Sorcerer
12 タクシードライバー Taxi Driver

カテゴリー別ランキング

映画祭でのチョイス

脚注

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