グラン・ローヴァ物語
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あらすじ
詐欺師サイアムが出会った「放浪の賢者」グラン・ローヴァは、およそ賢者という言葉のイメージからかけ離れた風変わりな老人。彼に気に入られて共に旅することになったサイアムは、数々の不思議な事件に出会うことになる。やがて彼が巻き込まれるのは、伝説の「銀晶球」を巡る騒動。それは、精霊たちによって百年も前から予言されていた、世界の変革にまつわる大きな災いのはじまりであった。
主な登場人物
- サイアム
- 本編の主人公。飢饉で両親を失って孤児となり、けちな詐欺師として日々を送っていた。偽賢者として貴族へたかっていたときにグラン・ローヴァと知り合い、それをきっかけに大事件へと巻き込まれていく。
- グラン・ローヴァ
- 世界中の賢者が集うという“東の学舎(フォアサイト)”が与える称号の中でも最高位といわれる「放浪の賢者」らしいが、見た目は幼い上に言動も子供のように奔放、およそ賢者とは見えない老人。サイアムを気に入って、共に旅をすることになる。
- イリューシア
- 美しい少女の姿をしているが、その正体は地底湖に住む大蛇の化身。すでに本体を動かす余力を失っており、人間大の分身を操って、西にある「千年の門」へ向う方法を探している。本人曰く「たった二千年」しか生きていないため、世間知らずで特に人間の風俗や機微には疎い。
- デシ/ダシ
- 小型の妖魔「イヌワラシ」の子供たち。内臓が薬になるため闇市で取引されていたのを、人間の赤ん坊と間違えたサイアムに助けられた。名前の由来は、会話の語尾がそれぞれ「〜でし」「〜だし」となまるところから。サイアムを「とーちゃん」、グラン・ローヴァを「じーちゃん」と呼び慕う。純粋であるがゆえに周りの影響を受けやすく、ダシは人間への憎悪から大きな妖魔へと変化してしまう。
- パナケア
- 常に面衣で顔を隠した謎の男。グラン・ローヴァ一行の行く先へたびたび姿を現し、なぜかサイアムに強い敵意を示す。
- ディルフィア
- 精霊たちの都・シーレラデュアに住まう精霊の一人。精霊たちに伝わる「預言された人間」こそサイアムとしている。