サッサフラス属
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| サッサフラス属 | |||||||||||||||||||||
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1. (上) サッサフラスの葉、(下) タイワンサッサフラスの花 | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Sassafras J.Presl (1825)[1] | |||||||||||||||||||||
| タイプ種 | |||||||||||||||||||||
| Sassafras officinarum J.Presl (1825)[2] = サッサフラス Sassafras albidum (Nutt.) Nees (1836)[3] | |||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||
| 種 | |||||||||||||||||||||
サッサフラス属(サッサフラスぞく、学名: Sassafras)はクスノキ科に分類される属の1つである。落葉高木であり、葉は互生し、不分裂または2–3裂する(図1上)。花は両性または単性で雌雄異株(雄花と雌花が別の個体につく)であり、花期は春、葉の展開前から同時期に開花する。花被片は3枚ずつ2輪、雄しべは9個、雌しべは1個(図1下)。果実は核果。北米に1種(サッサフラス)、東アジアに2種(シナサッサフラスとタイワンサッサフラス)が知られている。精油を含み、薬用や香料などに利用されることがある。属名の Sassafras は、北米先住民によるサッサフラス(Sassafras albidum)の呼称に由来するとされることが多い[4][5]。
落葉高木[6][7](図2a)。樹皮は赤褐色、厚く、古くなると裂ける[7]。植物体は精油を含み、芳香がある[7]。葉は互生、枝先にまとまってつき、洋紙質、葉脈は羽状で三行脈状、不分裂または2–3裂する[6][7](図1, 2b)。頂芽は大きく、芽鱗は楕円形、絹毛が密生する[6]。
サッサフラスの花は単性花であり、雌雄異株(雄花と雌花が別の木につく)である[7][8]。一方、シナサッサフラスとタイワンサッサフラスは両性花をもち、雌性先熟である[6][8][注 1]。葉の展開前または同時期に開花し、総状花序を形成、線形から糸状の苞がある[8][6][7]。花柄があり、花托筒は短く、黄色の花被片が6枚(3枚ずつ2輪)つき、外花被片と内花被片はほぼ同形、早落性[6][7](図3a)。雄花および両性花では雄しべは9個、3個ずつ3輪、最内輪の雄しべの花糸には1対の有柄の腺体が付随し、葯は2または4室、ふつう内向[6][8](図1, 3a)。ときに雄しべの内側に仮雄しべが3個1輪ある[6][7][8]。雌花は雄しべを欠き、仮雄しべが3個ずつ2輪ある[7][8]。雌花および両性花には雌しべが1個、子房は卵形で花托に囲まれ、花柱は細長く、柱頭は盤状に広がる[6][7](図3a)。
果実は核果、卵形で黒青色に熟し、浅い杯状の果托につき、果柄は無毛、先端に向かって徐々に太くなる[6][7](図3b)。種子は長楕円形、尖頭、殻は薄い[6]。