サビナ礁

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所在地南シナ海
座標北緯9度45分 東経116度28分 / 北緯9.750度 東経116.467度 / 9.750; 116.467 (Sabina Shoal)座標: 北緯9度45分 東経116度28分 / 北緯9.750度 東経116.467度 / 9.750; 116.467 (Sabina Shoal)
所属群島南沙諸島
人口無し
サビナ礁
Sabina Shoal
外交紛争のある島
他名: Bãi Sa Bin(ベトナム語)
Buhanginan ng Escoda(タガログ語)
Escoda Shoal(フィリピン英語)
仙賓礁 / 仙宾礁(中国語)
サビナ礁
地理
所在地南シナ海
座標北緯9度45分 東経116度28分 / 北緯9.750度 東経116.467度 / 9.750; 116.467 (Sabina Shoal)座標: 北緯9度45分 東経116度28分 / 北緯9.750度 東経116.467度 / 9.750; 116.467 (Sabina Shoal)
所属群島南沙諸島
領有権主張
 フィリピン
 中華人民共和国
 台湾
 ベトナム
人口統計
人口無し

サビナ礁(サビナ-しょう、英語: Sabina Shoalタガログ語: Buhanginan ng Escoda英語: Escoda Shoal繁体字中国語: 仙賓礁簡体字中国語: 仙宾礁ベトナム語Bãi Sa Bin)は、南シナ海南沙諸島パラワン島の西約140km、セカンド・トーマス礁の東60kmに位置する低潮高地[1][2]環礁[3]である。

中華人民共和国フィリピン台湾ベトナム領有権を主張しており、それぞれは南沙諸島の全体もしくは一部の領有を主張している[4]

サビナ礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)の圏内にあるが、EEZ自体は海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)で規定されるフィリピンの排他的権利及び法的責任を除き実際の主権を保証するものではない[5]

アメリカ合衆国の海中地形諮問委員会(ACUF)データベースによると、フランス語でBanc Sabina、マレー語でBeting Sabina、その他の中国語名として仙濱暗沙、鱼鳞と言う名称が掲載されている[6]

地理

サビナ礁は南沙諸島の一部で、パラワン島から75海里の距離にあり[7]、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)200海里内にある[8][9]。サビナ礁の東半分は海水面下の暗礁で、西半分は3.7mから8.3mの砂州で、ラグーン(礁湖)になっている。

領有を巡る状況

中華人民共和国フィリピン台湾ベトナム領有権を主張しており、低潮高地環礁であるサビナ礁は海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)13条における領海沿岸帯である条件を満たしていない[10]

同時に、UNCLOSによるとフィリピンのEEZ圏内(注:サビナ礁はフィリピンのEEZ内にある)の海洋資源の探査、管理、保護に関する主権は沿岸国としてフィリピンが保持しているとされる[11][12][5]。中華人民共和国としては九段線内の海洋を内海または領海として主張しているわけではない[13]が、サビナ礁近海の人工的な活動については前述の権利に触れるとの意見もある[14][15][16]ハーグ常設仲裁裁判所による2016年南シナ海判決では中国の九段線内の海域における伝統的な主張には法的根拠がないとしたが、中国としてはこの判決によって南シナ海での主権について影響を受けないと、判決を拒絶している[14][15][16]

南沙諸島の実効支配状況

事件

1995年に中華人民共和国がミスチーフ礁を占拠した後、サビナ礁にブイ3基を設置したが、フィリピンによって回収された[17]

2021年4月、フィリピン沿岸警備隊とフィリピン漁業水産資源局の合同哨戒活動にて中国籍の海上民兵艦7隻が碇泊しているのを発見。哨戒艦艇BRP Cabraの警告後、艦隊はサビナ礁を去った[18][19]

2024年6月、フィリピンの独立記念日哨戒艦艇BRP Teresa Magbanuaがサビナ礁がフィリピンの領土だとして国旗掲揚式を敢行[20]、中華人民共和国はフィリピンに対し今後は強い対抗策をとると発言[21]

サビナ礁にて中国海警局艦船21555がBRP Datu Sandayに衝突する様子(2024年8月25日)

2024年8月19日、フィリピン沿岸警備隊巡視船BRP Cape EngañoとBRP Bagacayが中国海警局または海上民兵艦にサビナ礁沖で故意に衝突され損傷した[22][23][24]。8月25日にはフィリピン漁業水産資源局巡視船が中国人民解放軍海軍8隻や中国海警局艦などに包囲され、放水砲からの放水を受けその後故意に衝突された。8月31日にもさらにフィリピン沿岸警備隊巡視船が中国海警局艦から複数回の衝突などの攻撃を受け大きな損傷を受けた[25][26][27][28][29][30]。6月以降5度目[22]の衝突に対し、アメリカ合衆国、日本、台湾、オーストラリア、欧州連合は中国に対し攻撃を中止するよう要求した[31][32]。中国はフィリピンがサビナ礁で碇泊すると今後はだ捕する可能性があるとしたが、そう言った行為はアメリカ合衆国をこの対立に巻き込む危険性もあり可能性は低いと見られる[25]

サビナ礁にて中国海警局艦船5205がBRP Teresa Magbanuaに衝突する様子(2024年8月31日)

2024年8月27日から9月2日の間、中国海警局艦船など71隻がサビナ礁で見られた[33][34]

2024年9月、4月から巡視のためにサビナ礁に停泊していた97メートル級のBRP Teresa Magbanuaは8月以降、繰り返し中国船に補給を妨害され、中国船との衝突で破損もしており、乗組員は撤退の約3週間前からおかゆのみで生活し、2日前に食料も飲料水も尽き、15日には脱水症状などで4人が緊急搬送された。一方、中国海警局側は15日、巡視船は「4月以降不法に滞留し、中国の領土主権を侵犯していた」と主張。中国側が「法に従って」巡視船を監視し、「フィリピン側が補給を強行しようとする企ては全て失敗した」と談話にて発言した[35]

環境破壊

脚注

関連項目

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