ジャングロ
日本の競走馬
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デビュー前
2019年3月2日、アメリカ合衆国にて誕生[1]。父は2000年にキングズビショップステークスを勝ったモアザンレディ。母の父は1986年にウッドメモリアルステークスなどG1を4勝したブロードブラッシュである。全兄に2016年の米G2ウッディスティーヴンスステークスなど重賞3勝を挙げたTom's Readyがいる[4]。
戦績
2歳(2021年)
8月22日、小倉競馬場芝1200mにて武豊鞍上でデビュー[5][6]。3枠4番からのスタート。道中先頭集団でレースを進めるが3着に終わった。
次走は1週間後の8月29日の未勝利戦。浜中俊に乗り替わり、コースも芝からダートに変更。二番手でレースを運んだが2馬身離されて2着[7]。
3戦目は、2か月の休養を取り10月24日の未勝利戦。舞台が阪神に替わり、武が再び騎乗、コースも芝に戻し、距離も伸ばした。このレースからハナを取る走方になった。4コーナーでママコチャに先頭を取られまたもや2着[8]。
4戦目は、前走から3週あけて出走。鞍上は引き続き武豊。単勝オッズ1.8倍と高い人気を集め4戦目にして初勝利を飾った[9]。レースは、逃げ切り勝ちで2着とは3馬身1/2差であった[10]。
中1週空けて5戦目、1勝クラスのベゴニア賞に出走。距離は1600mに延長し、疲れもあるのか6着で終わった[11]。
6戦目は、前走から2週空けオープン特別の中京2歳ステークスに出走。単勝オッズは3.6倍の2番人気に推された。初勝利と同じく逃げ切り勝ち。2着のウインマーベルとは3馬身1/2差で走破タイムの1:08.4は2016年にショウナンマッシブが記録したタイムを0.1秒縮めるレコード勝ちだった[12][13]。
3歳(2022年)
7戦目は、2月27日のマーガレットSに1番人気支持されて出走。逃げ馬が多くスタートから激しい先行争いの中、5走ぶりに控える形に追走。直線で好位からスパートをかけ、1馬身半差つけて連勝[14][15]。
8戦目、初重賞競走にNHKマイルカップのトライアル競走であるニュージーランドトロフィーが選ばれた。人気はシンザン記念で勝利を挙げたマテンロウオリオン、3歳1勝クラス勝利のティーガーデンに続いて3番人気で出走。また、2戦目となるマイル戦となった。好スタートでハナを奪うと、最終直線でマテンロウオリオンが迫って叩き合いになるも見事3連勝で重賞制覇を飾った[16][17]。馬主藤田晋にとっても初重賞制覇となった。レース後のインタビューで武は、「一旦マテンロウオリオンに出られましたが、差し返しました。」と勝負強さを語った[18]。
9戦目は、5月8日のNHKマイルカップに出走。東京ということもあり距離が不安視される中、スタートでゲートにぶつかり出遅れ最後方からの競馬となった。道中位置を上げずに直線に入ると外に持ち出し、上がり二位タイの33.8秒の脚で追い込むも0.6秒差の7着に敗れた[19]。
9月7日、スプリンターズステークスの前哨戦、セントウルステークスに出走予定だったが、左前脚の捻挫により出走回避した[20]。
4歳(2023年)
年が明け1月4日に再入厩した後は、主にプール調教を中心として調整を進めた。当初は目標が定まっていなかったが、7月30日のアイビスサマーダッシュが復帰戦に決定、実に1年3カ月ぶりの出走となった[21]。本番では新たに戸崎圭太騎手を鞍上に迎え出走。真ん中3枠から先団に取り付いたが、そのまま弾けずシンシティとの同着6着となった[22]。レース後、森秀行調教師は「隣の2頭がゲート内で悪く、あおられて、出がもうひとつになってしまった。もう少しゲートを出れていれば、最後まで踏ん張れたと思うが、長期休養明けのなかよく頑張ってくれた」とコメントした[23]。
アイビスサマーダッシュ後は在厩で調整を進め、鞍上を武豊に戻してセントウルSに出走。本番はゲートで若干の出負けや、外から切れ込んできたテイエムスパーダ、ボンボヤージらの影響を受けた結果位置が下がり、中団前目の内で脚を溜めながらの追走となった。直線では中ほどまで前が開かずに追い出しが遅れ、6着入線となった[24]。レース後武は、「(スタートを)出たらハナを狙っていたけど1歩目が速くなかった。それでも道中の感じは悪くなかった。直線は伸びそうだったがスパッと切れなかった」とコメントした[25]。
その後はスプリンターズステークスへ出走すべく調整を続けていたものの除外となり、翌週のオパールステークスに目標を切り替え、出走した。レースでは大外から三番手につけ、リズムよくレースを進めた。直線に入るといったんは先頭に並びかけたが、残り100メートルを過ぎたあたりから急激に失速し、キャリア初の二桁着順となる13着に大敗した[26]。
5歳(2024年)~7歳(2026年)
1年2か月の長期休養ののち、ダートに挑戦し2024年12月22日のりんくうステークスで復帰。道中は好位で脚を運んだが直線で伸びを欠いて9着に終わる。この後は芝に戻り、2025年2月2日に行われたシルクロードステークスで11着に大敗すると、2月22日の阪急杯では2番手でレースを進めたが失速して17着に終わる。その後、レースに出走することなく2026年2月25日付けで競走馬登録を抹消された。引退後は鹿児島県で種牡馬入りする予定である[27]。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ[28]およびnetkeiba.com[29]に基づく。
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 | 枠 番 | 馬 番 | オッズ (人気) | 着順 | タイム (上がり3F) | 着差 | 騎手 | 斤量 [kg] | 1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.8.22 | 小倉 | 2歳新馬 | 芝1200m(稍) | 14 | 3 | 4 | 6.3(3人) | 3着 | 1:10.1(35.3) | 0.3 | 武豊 | 54 | タイセイブリリオ | 452 | |
| 8.29 | 小倉 | 2歳未勝利 | ダ1000m(良) | 9 | 8 | 9 | 3.5(2人) | 2着 | 59.3(36.6) | 0.4 | 浜中俊 | 54 | ケイティソルジャー | 446 | |
| 10.24 | 阪神 | 2歳未勝利 | 芝1400m(良) | 16 | 3 | 6 | 7.2(3人) | 2着 | 1:21.3(35.4) | 0.4 | 武豊 | 55 | ママコチャ | 448 | |
| 11.13 | 阪神 | 2歳未勝利 | 芝1400m(良) | 16 | 1 | 2 | 1.8(1人) | 1着 | 1:22.2(36.4) | -0.6 | 武豊 | 55 | (パーサヴィアランス) | 454 | |
| 11.28 | 東京 | ベゴニア賞 | 1勝 | 芝1600m(良) | 8 | 4 | 4 | 12.7(6人) | 6着 | 1:34.9(34.8) | 0.2 | 武豊 | 55 | レッドラディエンス | 458 |
| 12.18 | 中京 | 中京2歳S | OP | 芝1200m(良) | 9 | 7 | 7 | 3.6(2人) | 1着 | R1:08.4(34.7) | -0.6 | 武豊 | 55 | (ウインマーベル) | 454 |
| 2022.2.27 | 阪神 | マーガレットS | L | 芝1200m(良) | 13 | 5 | 7 | 2.8(1人) | 1着 | 1:08.0(34.4) | -0.2 | 武豊 | 56 | (ショウナンマッハ) | 464 |
| 4.9 | 中山 | NZT | GII | 芝1600m(良) | 11 | 6 | 6 | 7.0(3人) | 1着 | 1:33.5(34.7) | 0.0 | 武豊 | 56 | (マテンロウオリオン) | 460 |
| 5.8 | 東京 | NHKマイルC | GI | 芝1600m(良) | 18 | 7 | 13 | 14.5(6人) | 7着 | 1:32.9(33.8) | 0.6 | 武豊 | 57 | ダノンスコーピオン | 464 |
| 2023.7.30 | 新潟 | アイビスSD | GIII | 芝1000m(良) | 18 | 3 | 6 | 6.2(4人) | 6着 | 0:55.5(33.3) | 0.6 | 戸崎圭太 | 58 | オールアットワンス | 468 |
| 9.10 | 阪神 | セントウルS | GII | 芝1200m(良) | 15 | 3 | 5 | 5.2(3人) | 6着 | 1:07.6(33.5) | 0.4 | 武豊 | 57 | テイエムスパーダ | 462 |
| 10.8 | 京都 | オパールS | L | 芝1200m(良) | 18 | 8 | 17 | 6.5(3人) | 13着 | 1:09.1(35.2) | 1.0 | 武豊 | 57.5 | メイショウゲンセン | 470 |
| 2024.12.22 | 京都 | りんくうS | OP | ダ1200m(良) | 16 | 7 | 14 | 60.0(14人) | 9着 | 1:12.9(37.6) | 1.4 | 団野大成 | 59 | ドンアミティエ | 478 |
| 2025.2.2 | 京都 | シルクロードS | GIII | 芝1200m(稍) | 16 | 5 | 10 | 129.1(15人) | 11着 | 1:09.2(34.6) | 1.0 | 中井裕二 | 57 | エイシンフェンサー | 482 |
| 2.22 | 京都 | 阪急杯 | GIII | 芝1400m(良) | 18 | 7 | 14 | 158.5(16人) | 17着 | 1:22.9(35.9) | 1.2 | 横山典弘 | 57 | カンチェンジュンガ | 482 |
- タイム欄のRはレコード勝ちを示す
血統表
| ジャングロの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
| 父系 | ヘイロー系 |
[§ 2] | ||
父 More Than Ready 黒鹿毛 1997 アメリカ |
父の父 *サザンヘイロー鹿毛 1983 |
Halo | Hail to Reason | |
| Cosmah | ||||
| Northern Sea | Northern Dancer | |||
| Sea Saga | ||||
父の母 Woodman's Girl鹿毛 1990 |
Woodman | Mr. Prospector | ||
| *プレイメイト | ||||
| Becky Be Good | Naskra | |||
| Good Landing | ||||
母 Goodbye Stranger 鹿毛 2003 アメリカ |
Broad Brush 鹿毛 1983 |
Ack Ack | Battle Joined | |
| Fast Turn | ||||
| Hay Patcher | Hoist the Flag | |||
| Turn to Talent | ||||
母の母 Prime Investor黒鹿毛 1996 |
Deputy Minister | Vice Regent | ||
| Mint Copy | ||||
| Starushka | Sham | |||
| What a Treat | ||||
| 母系(F-No.) | 8号族(FN:8-c) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Turn-to 5×5・5, Northern Dancer 4×5, Cherokee Rose、Sequoia 5×5 | [§ 4] | ||
| 出典 | ||||
- 主な近親はレアパフューム#主要なファミリーラインを参照。