ジャーモール・チャーロ
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| 基本情報 | |
|---|---|
| 通称 |
Hitman(殺し屋) The Future of Boxing(ボクシングの未来) |
| 階級 | スーパーミドル級 |
| 身長 | 183cm |
| リーチ | 187cm |
| 国籍 |
|
| 誕生日 | 1990年5月19日(35歳) |
| 出身地 | テキサス州リッチモンド |
| 家族 | ジャーメル・チャーロ(双子の弟) |
| スタイル | オーソドックス |
| プロボクシング戦績 | |
| 総試合数 | 34 |
| 勝ち | 34 |
| KO勝ち | 23 |
| 敗け | 0 |
| ジャーモール・チャーロ | |
|---|---|
| YouTube | |
| チャンネル | |
| 活動期間 | 2019年12月15日 - |
| 登録者数 | 約4万人 |
| 総再生回数 | 約327万回 |
| チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年6月19日時点。 | |
ジャーモール・チャーロ(Jermall Charlo、1990年5月19日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。テキサス州リッチモンド出身。元IBF世界スーパーウェルター級王者。元WBC世界ミドル級王者。世界2階級制覇王者。
双子の弟は世界スーパーウェルター級4団体統一王者のジャーメル・チャーロ。
プロボクシング
2008年9月12日、プロデビューを果たし2回47秒TKO勝ちで白星でデビューを飾った。
スーパーウェルター級
2014年3月8日、MGMグランドでサウル・アルバレス対アルフレド・アングロの前座でIBF世界スーパーウェルター級王者のカルロス・モリーナとIBF世界同級タイトルマッチを行う予定だったが、モリーナが試合2日前の同年3月6日にラスベガス入りした所で過去に起こした性犯罪などの犯罪行為のため逮捕拘束された。ゴールデンボーイプロモーションズはモリーナが計量までに釈放されれば試合を行わせたいとしていたが、計量までにモリーナは釈放されず試合はキャンセルとなった[1]。その後、モリーナが18歳の時に13歳の少女と性行為を行ったとして有罪となっていたが、その件で性犯罪者登録をしていなかったことが今回の逮捕につながったことが判明した[2]。その2カ月後の2014年5月にモリーナは刑務所から釈放されたものの、モリーナが性犯罪者登録を怠った時点でアメリカ滞在資格を失っていたことが発覚しメキシコへ強制送還となった[3]。
2015年7月18日、IBF世界スーパーウェルター級王者のコーネリアス・バンドレイジに指名挑戦者として挑戦する予定だったが、バンドレイジがスパーリング中に左目の上をカットして試合延期となった[4]。
2015年9月12日、コネチカット州レッドヤードにあるフォックスウッズ・リゾート・カジノでピーター・クイリン対マイケル・ゼラファの前座でIBF世界スーパーウェルター級王者のコーネリアス・バンドレイジと仕切り直しのIBF世界同級タイトルマッチを行い、3回2分33秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]。
2015年11月28日、ヒューストンのザ・ボブ・ファクトリーでIBF世界スーパーウェルター級14位のウィルキー・キャンプフォートとIBF世界同級タイトルマッチを行い、4回1分16秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[6]。
2016年5月21日、ザ・コスモポリタン内チェルシー・ボール・ルームでエリスランディ・ララ対バネス・マーティロスヤンの前座で元WBA世界スーパーウェルター級王者でIBF世界同級9位のオースティン・トラウトとIBF世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(116-112×2、115-113)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[7][8]。
2016年7月、チャーロは乱視を理由にこれまでコンタクトレンズを装着して試合を行ってきたが、同様に視力の悪かった弟のジャーメル・チャーロが受けたレーシック手術で視力が回復した影響で、自身もレーシック手術を受けた[9]。
2016年10月、IBFからIBF世界スーパーウェルター級王者のチャーロと指名挑戦者で同級1位のジュリアン・ウィリアムズと指名試合を行うよう義務付けられていたが、先述したレーシック手術の影響により60日間の試合延期が認められた[9]。
2016年12月10日、ロサンゼルスの南カリフォルニア大学構内にあるガーレン・センターでアブネル・マレス対ヘスス・クエジャルの前座でIBF世界スーパーウェルター級1位のジュリアン・ウィリアムズとIBF世界同級タイトルマッチを行い、5回2分6秒TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功した[10][11]。この試合でチャーロは55万ドル(約6200万円)、ウィリアムズは25万ドル(約2800万円)のファイトマネーを稼いだ[12]。
2017年2月16日、ミドル級に転向した為IBF世界スーパーウェルター級王座を返上した[13][14]。
ミドル級
2017年7月29日、ニューヨーク市のバークレイズ・センターにてエイドリアン・ブローナー対ミゲル・アンヘル・ガルシア戦の前座でWBC世界ミドル級1位のホルへ・セバスチャン・エイランドとWBC世界同級挑戦者決定戦を行い、4回2分13秒TKO勝ちを収め王者のゲンナジー・ゴロフキンへの挑戦権を獲得した[15][16]。
2018年1月23日、同年3月3日にニューヨークのバークレイズ・センターでWBC世界ミドル級4位のウーゴ・センテノ・ジュニアとWBC世界ミドル級暫定王座決定戦を行うことが決定したが[17]、2月23日、センテノが練習中に脇腹を痛めた為、WBC世界ミドル級暫定王座決定戦は同年4月21日に延期となった[18][19]。
2018年4月21日、ニューヨークのバークレイズ・センターにてエイドリアン・ブローナー対ジェシー・バルガスの前座で、WBC世界ミドル級4位のウーゴ・センテノ・ジュニアとWBC世界同級暫定王座決定戦を行い、2回55秒KO勝ちを収め暫定ながら2階級制覇を達成した[20][21]。
2018年12月22日、バークレイズ・センターでマット・コロボフとWBC暫定世界ミドル級タイトルマッチを行い、判定勝ちを収め初防衛に成功した。当初はウィリー・モンロー・ジュニアと対戦する予定だったが、試合1週間前の同年12月15日にWBCが推進するクリーン・ボクシング・プログラムによるVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)のドーピング検査で、モンローからステロイド系の禁止物質が検出されたことでニューヨーク州アスレチックコミッションとWBCがモンローに出場停止処分を下し、前座で他の相手と対戦する予定だったコロボフがモンローの代役として急遽出場することになった[22] [23]。
2019年6月26日、WBC世界ミドル級正規王者のサウル・アルバレスがWBCフランチャイズ王座に認定されたことを受け、WBCは同日付で暫定王者のチャーロを暫定王座から正規王座に昇格させた[24]。
2019年6月29日、ヒューストンのNRG・アリーナにてWBC世界ミドル級12位のブランドン・アダムスとWBC世界同級タイトルマッチを行い、判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[25]。
2020年9月26日、コネチカット州のモヒガン・サン・カジノでセルゲイ・デレフヤンチェンコとWBC世界ミドル級タイトルマッチを行い、判定勝ちを収め4度目の防衛に成功した。二部構成の興行として行われ、第一部のメインイベントにジャーモールが出場し、第二部のメインイベントに双子の弟・ジャーメルが出場した[26]。
2021年6月19日、ヒューストンのトヨタセンターにてファン・マシアス・モンティエルとWBC世界ミドル級タイトルマッチを行い、12回3-0(118-109、119-109、120-108)判定勝ちを収め、5度目の防衛に成功した[27]。
2023年5月18日、約2年間試合を行っていないのにもかかわらず世界王座を剥奪されないチャーロについて、WBCのマウリシオ・スライマン会長がチャーロは深刻なメンタルヘルスが原因で長期の活動休止中であることを明かした[28]。後にチャーロ本人も「ある時まで、メンタルヘルスが何なのかさえ知らなかった。多くの人々は自分のセンシティヴな面を見せたがらない」「ボクシングから離れる必要があった。それが現実だ仕方ない。試合をしなかったことで責められるのは構わないが、後悔するより健全でいたいんだ」とメンタルヘルスだったことを告白している[29]。
2023年11月25日、2年5か月ぶりに試合を行い、ネバダ州ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナにてデビッド・ベナビデス対デメトリアス・アンドラーデの前座でホセ・ベナビデスと163ポンド契約10回戦を行う予定だったが、前日計量でチャーロは契約体重の163ポンドを3.4ポンド超過し再計量でもチャーロはさらに0.2ポンド超過、結果として3.6ポンド(1.6kg)の体重超過で計量失格となったため、両陣営が協議した結果チャーロが罰金を支払った上で試合が行われることになり、チャーロが10回判定勝ちを収めた[30][31]。
2024年5月7日、WBCはチャーロが保持していたWBC世界ミドル級王座について剥奪する措置を下し、チャーロへの指名挑戦権を得ていた暫定王者のカルロス・アダメスが正規王者として認定された[32]。
スーパーミドル級
2025年5月31日、ネバダ州ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナでカレブ・プラント対アルマンド・レセンディスの前座および1年6ヶ月ぶりの試合ならびにスーパーミドル級転向戦としてWBA世界同級11位のトーマス・ラマンナとWBAアメリカ大陸同級王座決定戦を行い、ラマンナのダメージが深刻であったため6回開始直後にドクターチェックが入り、ドクターストップにより6回1秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[33]。
2026年5月2日、T-モバイル・アリーナにてデビッド・ベナビデス対ヒルベルト・ラミレスの前座でWBA世界スーパーミドル級レギュラー王者のアルマンド・レセンディスとWBA世界同級タイトルマッチを行う予定だったが、チャーロが諸事情により欠場したため中止となった。本来レセンディスはハイメ・ムンギアと対戦する予定だったが、ムンギアが報酬面で折り合いがつかず交渉が決裂したため、WBAはムンギアの代役としてチャーロと対戦することが決定したと報じていた。
犯罪・トラブル
2021年8月25日、弟ジャーメル・チャーロの防衛戦前夜となる7月16日に、試合会場近くのサンアントニオのバーで店員から現金を奪った強盗容疑で逮捕された。チャーロの持っていたクレジットカードで決済できず、バー店員から現金など別の支払いを提案されると激怒。店員とマネージャーを怒鳴りつけ、店員が持っていた会計用の現金を奪い取り、バーを立ち去ったとされ、また、その際に店員にぶつかり転倒した店員が脚を負傷したとされている[34][35]。その6カ月後の2022年2月1日に証拠不十分を理由にチャーロに対する強盗容疑が却下された[36]。
2022年2月11日、前年の9月5日に甥を殴ったとする家族への暴行容疑で逮捕・起訴されたが[37]、9月23日に証拠不十分で家族への暴行容疑が却下された[38]。
2024年4月16日、家族への暴行による傷害容疑および免許停止中の運転容疑で逮捕され、15,500ドルの保釈金を支払い釈放された[39]。
2024年5月6日、テキサス州で酒気帯び運転と警察からの逃走の容疑で逮捕された。チャーロは酒を飲んだ状態で愛車の赤色のランボルギーニ・ウルスを運転していた際に他の車と衝突事故を起こし相手ドライバーと口論した後、警察の到着を待たずに現場から逃走。警察に追跡されながら約1マイルを走行し、赤信号を通過しようとしたチャーロの車の前に別の警官が駐車したことでようやく停車し逮捕された[40]。逮捕後に行われた血中アルコール濃度(BAC)検査でテキサス州での標準値の0.08%を上回る0.15%以上が検出され、酒気帯び運転ならびに事故現場と警官からの逃走といった軽犯罪で起訴されたが、チャーロが9,500ドル(約149万円)の保釈金を裁判所に支払ったことで釈放された[41]。
2024年9月2日、2024年5月のテキサス州での酒気帯び運転での衝突事故と事故現場から逃走した件について、チャーロは酒気帯び運転の罪で起訴された。チャーロの弁護士のケント・シャファーはボクシングシーンの取材で事故発生当時「ジャーモールはトレーニング中だ」「彼はいかなる種類の薬物も使用していない」「我々は良い解決策があるだろうと楽観している」と語った[42]。
戦績
- プロボクシング:34戦 34勝 (23KO) 無敗
| 戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2008年9月12日 | ☆ | 2R 0:47 | TKO | シマロン・デービス | プロデビュー戦 | |
| 2 | 2008年10月10日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | マリオ・ヘルナンデス | ||
| 3 | 2009年4月25日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | アンソニー・ボウマン | ||
| 4 | 2009年6月6日 | ☆ | 2R 2:07 | TKO | テレル・デービス | ||
| 5 | 2009年7月11日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | デオン・ナッシュ | ||
| 6 | 2009年10月24日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | カルロス・ガルシア・ヘルナンデス | ||
| 7 | 2010年8月28日 | ☆ | 2R 終了 | TKO | デオン・ナッシュ | ||
| 8 | 2011年9月23日 | ☆ | 1R 1:32 | KO | エリック・ドレイパー | ||
| 9 | 2012年3月24日 | ☆ | 5R 2:21 | TKO | ショーン・ローリー・ウィルソン | ||
| 10 | 2012年12月8日 | ☆ | 4R 終了 | TKO | エドガー・ペレス | ||
| 11 | 2013年1月26日 | ☆ | 5R 終了 | TKO | ジョシュ・ウィリアムズ | ||
| 12 | 2013年3月2日 | ☆ | 3R 1:24 | KO | ギルバート・ベネガス | ||
| 13 | 2013年4月20日 | ☆ | 5R 終了 | TKO | オルランド・ロラ | ||
| 14 | 2013年6月1日 | ☆ | 2R 2:26 | TKO | ルイス・ヘルナンデス | ||
| 15 | 2013年8月9日 | ☆ | 2R 2:23 | KO | アントワン・スミス | ||
| 16 | 2013年9月12日 | ☆ | 7R 1:50 | TKO | ロゲリオ・デ・ラ・トーレ | ||
| 17 | 2013年12月13日 | ☆ | 5R 0:29 | KO | ジョセフ・デ・ロス・サントス | ||
| 18 | 2014年4月26日 | ☆ | 3R 終了 | TKO | エクトール・ムノス | ||
| 19 | 2014年9月11日 | ☆ | 7R 1:23 | TKO | ノルベルト・ゴンザレス | ||
| 20 | 2014年12月13日 | ☆ | 3R 0:38 | KO | レニー・ボタイ | ||
| 21 | 2015年3月28日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | マイケル・フィニー | ||
| 22 | 2015年9月12日 | ☆ | 3R 2:33 | TKO | コーネリアス・バンドレイジ | IBF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ | |
| 23 | 2015年11月28日 | ☆ | 4R 1:16 | TKO | ウィルキー・キャンプフォート | IBF防衛1 | |
| 24 | 2016年5月21日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | オースティン・トラウト | IBF防衛2 | |
| 25 | 2016年12月10日 | ☆ | 5R 2:06 | KO | ジュリアン・ウィリアムズ | IBF防衛3 | |
| 26 | 2017年7月29日 | ☆ | 4R 2:13 | TKO | ホルへ・セバスチャン・エイランド | WBC世界ミドル級挑戦者決定戦 | |
| 27 | 2018年4月21日 | ☆ | 2R 0:55 | KO | ウーゴ・センテノ・ジュニア | WBC世界ミドル級暫定王座決定戦 | |
| 28 | 2018年12月22日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | マット・コロボフ | WBC暫定防衛1 | |
| 29 | 2019年6月29日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ブランドン・アダムス | WBC暫定防衛2→正規王座に認定 | |
| 30 | 2019年12月7日 | ☆ | 7R 0:28 | TKO | デニス・ホーガン | WBC防衛3 | |
| 31 | 2020年9月26日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | セルゲイ・デレフヤンチェンコ | WBC防衛4 | |
| 32 | 2021年6月19日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ファン・マシアス・モンティエル | WBC防衛5 | |
| 33 | 2023年11月25日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ホセ・ベナビデス | ||
| 34 | 2025年5月31日 | ☆ | 6R 0:01 | TKO | トーマス・ラマンナ | WBAアメリカ大陸スーパーミドル級王座決定戦 | |
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