スーパーラグビー
ラグビーの競技会
From Wikipedia, the free encyclopedia
スーパーラグビー(英語: Super Rugby)は、オーストラリア・ニュージーランド・フィジーの3か国から計11のプロチームが参加するラグビーユニオンの競技会であり、SANZAARが運営している。現在の大会名は、スーパーラグビー・パシフィック(英語: Super Rugby Pacific)。
スーパー6 (1992)
スーパー10 (1993-95)
スーパー12 (1996-2005)
スーパー14 (2006-10)
スーパーラグビー (2011-20)
スーパーラグビー・アンロックト (2020)
スーパーラグビー・アオテアロア (2020-21)
スーパーラグビーAU (2020-21)
スーパーラグビー・トランスタスマン (2021)
スーパーラグビー・パシフィック (2022-現在)
| スーパーラグビー・パシフィック Super Rugby Pacific | |
|---|---|
| 今シーズン・大会: | |
| 前身 | サウスパシフィック・チャンピオンシップ (1986-90) スーパー6 (1992) スーパー10 (1993-95) スーパー12 (1996-2005) スーパー14 (2006-10) スーパーラグビー (2011-20) スーパーラグビー・アンロックト (2020) スーパーラグビー・アオテアロア (2020-21) スーパーラグビーAU (2020-21) スーパーラグビー・トランスタスマン (2021) スーパーラグビー・パシフィック (2022-現在) |
| 競技 | ラグビーユニオン |
| オーナー | SANZAAR |
| 代表 | アンディ・マリノス |
| 開始年 | 1996年 |
| 参加チーム | 11 |
| 国 | |
| 前回優勝 | |
| 最多優勝 | |
| 公式サイト | SuperRugby.com |
概要
後述「歴史」も参照。
南アフリカ共和国 (SA) 、ニュージーランド (NZ) 、オーストラリア (A) 、アルゼンチン (AR) の合弁事業であるSANZAARにより運営されるラグビーの国際リーグ戦である。SANZAARはザ・ラグビーチャンピオンシップも運営している。現在のスーパーラグビーには、南アフリカ共和国とアルゼンチンは参加していない。
1986年、プロラグビー ラグビーリーグ(13人制ラグビー)の人気に対抗するため、オーストラリアニューサウスウェールズラグビー協会主催による、オーストラリア、ニュージーランド、フィジーからの6チーム参戦のサウスパシフィック・チャンピオンシップに起源を持つ[1]。1992年に「スーパー6」と改称し、1993年からは10チーム参加の「スーパー10」となった。
1995年、それまでアマチュアスポーツを堅持していたラグビーユニオンが、13人制ラグビーリーグと同じプロ化へと転換[2][3]。
1996年、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの3協会による合弁事業としてSANZAR(South Africa, New Zealand and Australian Rugbyを意味する)が設立され[4]、スーパー10が、南アフリカ共和国からも参加した12チームによる「スーパー12」を開催した。
2006年に14チームによる「スーパー14」へ、2011年に15チーム編成の「スーパーラグビー」となった。
2016年には、日本チームのサンウルブズとアルゼンチンチームのハグアレス[5]が参加し、18チームとなった[6]。主催するSANZARにアルゼンチンラグビー協会が参加し、SANZAAR(South Africa, New Zealand, Australia and Argentina Rugbyを意味する)に改称した[4]。
2020年3月までに、日本、アルゼンチンが撤退した[7][8]。日本のサンウルブズとアルゼンチンのハグアレスは解散した[9][10][11][12]。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行さなかの2020年は、各国で入国制限が敷かれたため規模を縮小し、各国とも国内チームのみで分散開催された。南アフリカ共和国で「スーパーラグビー・アンロックト」、ニュージーランドで「スーパーラグビー・アオテアロア」、オーストラリアで「スーパーラグビーAU」として開催[13][14]。
翌2021年には、南アフリカ共和国が撤退[7]。ニュージーランドとオーストラリアの対決大会として「スーパーラグビー・トランスタスマン」を追加開催した[15][16]。

2022年からリーグを再構築し、「スーパーラグビー・パシフィック」として、オーストラリア、ニュージーランド、フィジーを拠点とする12チームで運営[17]。
2025年のスーパーラグビー・パシフィックでは、オーストラリアのメルボルン・レベルズが財政難により活動休止し離脱。11チームでの対戦となる[18][19][20]。
2026年シーズンの途中、全16節のうち第9節終了後に、モアナ・パシフィカが同シーズンいっぱいで撤退し解散することを発表した[21][22]。
参加チーム
以下の11チーム。後述「過去に参加していたチーム」も参照。
- オーストラリア協会からの4チーム
- ニュージーランド協会からの5チーム - 「ニュージーランドのラグビーユニオンチーム一覧#スーパーラグビー」も参照
- 太平洋諸島諸国(フィジー、サモア、トンガ、クック諸島など)の選手とニュージーランドやオーストラリア生まれの太平洋諸島系の選手からなる、ニュージーランド協会による1チーム(モアナ・パシフィカ)
- フィジー協会からの1チーム(フィジアン・ドゥルア)
「前回順位」はレギュラーシーズンの順位で、「優勝」「準優勝」はプレーオフによる前回の最終結果。
| 協会 | チーム名 | 前回順位 | 参加年 | 本拠地 | ホームスタジアム |
|---|---|---|---|---|---|
| オーストラリア協会 | ブランビーズ | 3 | 1996 | GIOスタジアム・キャンベラ | |
| レッズ | 5 | 1996 | サンコープ・スタジアム | ||
| ワラターズ | 8 | 1996 | アリアンツ・スタジアム | ||
| ウェスタン・フォース | 9 | 2006 | HBFパーク HIFヘルス・インシュランス・オーバル | ||
| ニュージーランド協会 | チーフス | 1(準優勝) | 1996 | FMGスタジアム・ワイカト | |
| クルセイダーズ | 2(優勝) | 1996 | アポロ・プロジェクツ・スタジアム ワン・ニュージーランド・スタジアム | ||
| ハリケーンズ | 4 | 1996 | スカイ・スタジアム マクリーン・パーク | ||
| ブルーズ | 6 | 1996 | イーデン・パーク | ||
| ハイランダーズ | 11 | 1996 | フォーサイス・バー・スタジアム | ||
| ニュージーランド協会 太平洋諸島を ルーツとする選手 |
モアナ・パシフィカ | 7 | 2022 | ノース・ハーバー・スタジアム トゥファイバ・スポーツスタジアム | |
| フィジー協会 | フィジアン・ドゥルア | 10 | 2022 | チャーチル・パーク 4Rエレクトリカル・ゴヴァインド・パーク HFCバンクスタジアム |
大会形式
後述「歴史」も参照。
2023年・2024年
- レギュラーシーズンは、12チームによる総当たり戦で、7試合をホーム、7試合をアウェーで戦う。通常の総当たり戦11試合と、ホームアンドアウェー形式で別のチームと2度目の対戦をする追加の「ライバル戦」が3試合の、計14試合。各チームとも、途中で2週あく全16節で行う。
- ファイナルシリーズ(プレーオフ)は、順位表の上位8チームによる準々決勝で、1位対8位、2位対7位、3位対6位、4位対5位の対戦を行う。その後、4チームが準決勝、2チームが決勝へと進む。
2025年
- レギュラーシーズンは、2025年2月14日から5月31日まで開催。
- 11チームによる総当たり戦。7試合をホーム、7試合をアウェーで戦う。「通常の総当たり戦」10試合と、ホームアンドアウェー形式で別のチームと2度目の対戦をする追加の「ライバル戦」4試合の、計14試合。各チームとも、途中で2週あく全16節で行う。
- ファイナルシリーズ(プレーオフ)は、6月に開催。
- 準々決勝は、順位表の上位6チームで、1位対6位、2位対5位、3位対4位の対戦を行う。
- 準決勝は、準々決勝の敗者3チームによる抽選で1チーム(lucky loser)が進出し、準々決勝の勝者3チームに加わる。その組み合わせは、レギュラーシーズンでの4チームの順位にもとづいて、1位対4位、2位対3位で行う。
- 決勝戦は、準決勝の勝者2チームで行う。3位決定戦は行わない。
勝ち点
SANZZARが主催する大会のため、レギュラーシーズンの勝ち点は、以下のとおり「ボーナスポイント(BP)の付け方」がワールドラグビー主催の大会と異なる。
- 勝利:4ポイント
- 引き分け:2ポイント
- 敗戦:0ポイント
- ボーナスポイントの付け方:
- 3トライ以上獲得して勝利した場合、ボーナスポイント1が勝ち点に加算される。
- 敗戦チームは、勝利チームとの総得点差が7点以内の場合、ボーナスポイント1が勝ち点に加算される。
ワールドラグビー主催の大会(ワールドカップ、WXV、ネーションズチャンピオンシップなど)およびシックスネーションズのボーナスポイントでは、上記「 1. 」が異なり、勝利、引き分け、敗戦を問わず、4トライ以上獲得でボーナスポイント1が勝ち点に加算される。
歴代優勝チーム
歴代優勝決定戦結果
| 大会名 | シーズン | 参加チーム数 | 決勝戦 開催日 |
決勝戦 開催地 | 優勝チーム | スコア | 準優勝チーム | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| スーパー12 | 1996 | 12 | 5月25日 | 45-21 | シャークス | [23][24] | ||
| スーパー12 | 1997 | 12 | 5月31日 | 23-7 | ブランビーズ | [25][26] | ||
| スーパー12 | 1998 | 12 | 5月30日 | 20-13 | ブルーズ | [27][28] | ||
| スーパー12 | 1999 | 12 | 5月30日 | 24-19 | ハイランダーズ | [29][30] | ||
| スーパー12 | 2000 | 12 | 5月27日 | 20-19 | ブランビーズ | [31][32] | ||
| スーパー12 | 2001 | 12 | 5月26日 | 36-6 | シャークス | [33][34] | ||
| スーパー12 | 2002 | 12 | 5月25日 | 31-13 | ブランビーズ | [35][36] | ||
| スーパー12 | 2003 | 12 | 5月24日 | 21-17 | クルセイダーズ | [37][38] | ||
| スーパー12 | 2004 | 12 | 5月22日 | 47-38 | クルセイダーズ | [39][40] | ||
| スーパー12 | 2005 | 12 | 5月28日 | 35-25 | ワラターズ | [41][42] | ||
| スーパー14 | 2006 | 14 | 5月27日 | 19-12 | ハリケーンズ | [43][44] | ||
| スーパー14 | 2007 | 14 | 5月19日 | 20-19 | シャークス | [45][46] | ||
| スーパー14 | 2008 | 14 | 5月31日 | 20-12 | ワラターズ | [47][48] | ||
| スーパー14 | 2009 | 14 | 5月30日 | 61-17 | チーフス | [49] | ||
| スーパー14 | 2010 | 14 | 5月29日 | 25-17 | ストーマーズ | [50] | ||
| スーパーラグビー | 2011 | 15 | 7月9日 | 18-13 | クルセイダーズ | [51] | ||
| スーパーラグビー | 2012 | 15 | 8月4日 | 37-6 | シャークス | [52] | ||
| スーパーラグビー | 2013 | 15 | 8月3日 | 27-22 | ブランビーズ | [53] | ||
| スーパーラグビー | 2014 | 15 | 8月2日 | 33-32 | クルセイダーズ | [54] | ||
| スーパーラグビー | 2015 | 15 | 7月4日 | 21-14 | ハリケーンズ | [55] | ||
| スーパーラグビー | 2016 | 18 | 8月6日 | 20-3 | ライオンズ | [56] | ||
| スーパーラグビー | 2017 | 18 | 8月5日 | 25-17 | ライオンズ | [57] | ||
| スーパーラグビー | 2018 | 15 | 8月4日 | 37-18 | ライオンズ | [58] | ||
| スーパーラグビー | 2019 | 15 | 7月6日 | 19-3 | ハグアレス | [59] | ||
| スーパーラグビー | 2020 | 15 | 新型コロナウイルス感染症の世界的流行への対策(海外渡航禁止)などにより、大会不成立。 2021年まで、以下の「国内大会」を代替開催した。 | [13][14] | ||||
| スーパーラグビー・アオテアロア | 2020 | 5 | 6月13日- 8月16日 |
勝ち点で競う。決勝戦なし。 | [60] | |||
| スーパーラグビーAU | 2020 | 5 | 7月3日- 9月19日 |
勝ち点で競う。決勝戦なし。 | [61] | |||
| スーパーラグビー・アンロックト | 2020 | 7 | 10月10日- 11月21日 |
勝ち点で競う。決勝戦なし。 | [62] | |||
| スーパーラグビーAU | 2021 | 10 | 5月8日 | 19-16 | ブランビーズ | [63] | ||
| スーパーラグビー・アオテアロア | 2021 | 5 | 5月8日 | 24-13 | チーフス | [64] | ||
| スーパーラグビー・トランスタスマン(AUとアオテアロアの交流大会) | 2021 | 10 | 6月19日 | 23-15 | ブルーズ | [15][16] | ||
| スーパーラグビー・パシフィック | 2022 | 12 | 6月18日 | 21-7 | ブルーズ | [65][66] | ||
| スーパーラグビー・パシフィック | 2023 | 12 | 6月24日 | 25-20 | チーフス | [67][68] | ||
| スーパーラグビー・パシフィック | 2024 | 12 | 6月22日 | 41-10 | チーフス | [69] | ||
| スーパーラグビー・パシフィック | 2025 | 11 | 6月21日 | 16-12 | チーフス | [70][71] | ||
| スーパーラグビー・パシフィック | 2026 | 11 | 6月20日 | |||||
| 大会名 | シーズン | 参加チーム数 | 決勝戦 開催日 |
決勝戦 開催地 |
優勝チーム | スコア | 準優勝チーム | 備考 |
歴史
プロラグビー ラグビーリーグ(13人制ラグビー)の人気に対抗するため、オーストラリアニューサウスウェールズラグビー協会主催の招待大会を始まりに、1986年から1990年まで開催された6チーム参戦のサウスパシフィック・チャンピオンシップに起源を持つ[1]。
当時の参加チームは、オーストラリア(ニューサウスウェールズ、クイーンズランド)、ニュージーランド(オークランド、カンタベリー、ウェリントン)、フィジーの6チーム[1]。
1991年は、ニューサウスウェールズラグビー協会の財政事情により開催されなかった[72]。ワールドカップ1991でのオーストラリア優勝を経て、1992年に「スーパー6」として再開した[72]。
1993年、スーパー6に代わり、南アフリカとパシフィック・トライネイションズの優勝国が新たに参戦する国際トーナメント「スーパー10」が開催される。参加チームはオーストラリア(ニューサウスウェールズ、クイーンズランド)、ニュージーランド(前年のニュージーランド州代表選手権上位4チーム)、南アフリカ(前年のカリーカップ上位3チーム)、パシフィック・トライネイションズ(前年のフィジー、トンガ、西サモアによるラグビー国際試合の優勝国)の計10チーム。スーパー10は、1993年から1995年までの3シーズン開催された[73]。
1996年、SANZAR設立
1995年、それまでアマチュアスポーツを堅持していたラグビーユニオンが、13人制ラグビーリーグと同じプロ化へと転換した[2][3]。
1996年、オーストラリアとニュージーランドで人気が高いラグビーリーグへの対抗、ワールドカップ1995で優勝した南アフリカのチーム強化を目的として、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの3協会による合弁事業としてSANZARが設立される。SANZARの名称は「South African, New Zealand and Australian Rugby」の頭文字に由来している[4]。
SANZARは、1996年から2005年まで12チーム参戦の国際リーグ戦「スーパー12」を開催。放映権売却による大型スポンサー契約を獲得し、期間限定のプロラグビーチームを結成。ラグビーの世界的な強豪3か国による国際リーグ戦が開始された。当初はオーストラリアから3チーム、ニュージーランドから5チーム、南アフリカから4チームの計12チームが参戦し国際リーグ戦を展開したが、2006年シーズンに新たに2チームが新規参入し14チームによる「スーパー14」へと名称変更された。さらに2011年シーズンからレベルズ(オーストラリア・メルボルン)が新規参入し15チーム編成の「スーパーラグビー」となった。
2011年~2015年シーズン
南アフリカ共和国、ニュージーランド、オーストラリアの各国ごとにカンファレンスを構成し、レギュラーシーズンとして、各チーム16試合を行う。各カンファレンスは5チームからなる。
その内訳は、同一カンファレンス内ではホーム&アウェーで各チームが8試合、異なるカンファレンスとは4試合ずつ(異なるカンファレンスでは1チームずつ対戦しない相手がいる)の計8試合である。
各週5~7試合が開催され(期間中、各チームは5週(5試合)休み)、計120試合が行われる。各チーム8試合が本拠地開催となる。各カンファレンスの勝ち点(ポイント)とボーナスポイントを合わせた総勝ち点数1位と、残り12チームのうちの総勝ち点上位3チームがファイナルシリーズに進出し、プレーオフトーナメントを行う。総勝ち点数の1位と2位がシードとなり、3位から6位のチームが準決勝進出決定プレーオフを行う。3位決定戦は行われない。
2016年~2017年シーズン




2014年11月20日、2016年シーズン以降からのスーパーラグビーへの南アフリカチームのキングスと日本チームのサンウルブズとアルゼンチンチームのハグアレス[5]の参加が決定し、18チームとなった[6]。2016年からSANZARにアルゼンチンラグビー協会が参加しSANZAAR(South Africa, New Zealand, Australia and Argentina Rugbyを意味する)に改称した[4]。
18チームに増加したことを受けて、カンファレンス構成を変更した。南アフリカグループ、オーストラリア・NZグループの2つに大別し、さらに南アフリカグループ内では、アフリカ カンファレンス1(4チーム)、アフリカ カンファレンス2(4チーム)の2カンファレンス、オーストラリア・NZグループ内では、ニュージーランド カンファレンス(5チーム)、オーストラリア カンファレンス(5チーム)に分けた。レギュラーシーズンとして、各チーム15試合を行う。
南アフリカグループのチームは、所属カンファレンス内で全チームとホーム&アウェー戦を実施(6試合)し、グループ内の別カンファレンスチームとは1回ずつ対戦(4試合)、オーストラリア・NZグループのうちの5チームと各1試合対戦(5試合)する。
オーストラリア・NZグループのチームは、所属カンファレンス内では全チームと対戦(うち2チームとはホーム&アウェー)(6試合)、グループ内の別カンファレンスのチームとは5試合、南アフリカグループのチームとは4試合対戦する。
各カンファレンス1位の4チームとワイルドカード4チーム(南アフリカグループは各カンファレンス1位を除く6チームで勝ち点が一番多い1チーム、オーストラリア・NZグループは各カンファレンス1位を除く8チームで勝ち点の多い上位3チーム)の計8チームがファイナルシリーズに進出し、プレーオフトーナメントを行う。
2018年〜2019年シーズン
2018年シーズンからスーパーラグビーのチームを南アフリカから2チーム、オーストラリアから1チーム減らし、18チームから15チームになる。ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3つのカンファレンス、各5チームに再編され、アルゼンチンのハグアレスは南アフリカカンファレンスに、日本のサンウルブズはオーストラリアカンファレンスに所属することになる。
各チーム同じカンファレンスのチームとホーム&アウェーで8回対戦し、残りの8試合は別のカンファレンスのチームと対戦する。ファイナルシリーズには、各カンファレンス1位の3チームと5つのワイルドカードチームの計8チームが出場[74]。
2020年シーズン
日本から参加したサンウルブズが、2019 ラグビーワールドカップでのラグビー日本代表の強化目的を終えたことや、2021年シーズン以後の参加契約の締結を結ばなかったことなどから、2020年シーズンを最後に活動終了を決定[75][76][77]。
2020年2月から新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響が顕著となり、5か国参加型の国際大会としては2020年3月に途中で打ち切り、大会不成立となった。日本のサンウルブズは、2020年3月14日の試合が最後となった[77][78]。
その後、それぞれの国内リーグ規模へと縮小する形となり[79]、2020年6月13日からニュージーランド5チームによる「スーパーラグビー・アオテアロア(Super Rugby Aotearoa)」[80][81]、7月3日からオーストラリア5チームによる「スーパーラグビーAU(Super Rugby AU)」[82]、10月10日から南アフリカ共和国7チームによる「スーパーラグビー・アンロックト(Super Rugby Unlocked)」[83]が開催された。
この年を最後に、南アフリカ共和国とアルゼンチンの出場クラブも撤退した[7][8]。
アルゼンチンから出場していたハグレアス(Jaguares)は解散。南アフリカ共和国のクラブチームは、2021年からヨーロッパのプロ14(2021年から「ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ」に改称)に合流した[84]。
2021年シーズン
2021年は前年に続き、ニュージーランド5チームによる「スーパーラグビー・アオテアロア」[85]と、オーストラリア5チームによる「スーパーラグビーAU」[86]で、国内リーグ形式に規模縮小となった。
さらに「AU」と「アオテアロア」の交流戦として、この年度限りの「スーパーラグビー・トランスタスマン(Super Rugby Trans-Tasman)」を開催した(相手リーグとの総当たり戦を1回行った後、上位2チームによる決勝戦を実施)[87][88]。トランスタスマンとは、オーストラリアとニュージーランドの両国を結ぶ地理・経済用語。
2022年シーズンから「スーパーラグビー・パシフィック」に
2022年シーズンから「スーパーラグビー・パシフィック(Super Rugby Pacific)」[89]と改称し、リニューアルした形で再開された。オーストラリア・ニュージーランドの各5クラブに、フィジーのチームで過去にオーストラリア選手権(National Rugby Championship)を制したことがある「フィジアン・ドゥルア」と、トンガ・サモアなどの太平洋諸島出身者・国籍所有者で構成する「モアナ・パシフィカ」の2クラブが加わり、計12チームで実施[89]。
2024年シーズンまでは、12チームによる変則総当たり方式。同じ国に所属するチーム(ただし、フィジアン・ドゥルアはオーストラリア、モアナ・パシフィカはニュージーランドの扱い)のうちの特定の3チームとは2回戦総当たり、他とは1回戦総当たりの14試合を行う。その成績により上位8チームがプレーオフトーナメントに進出する[17]。
2025年シーズンでは、オーストラリアのメルボルン・レベルズが財政難による活動休止で離脱。11チームで開催される[19]。レギュラーシーズン全14節のうち、ホームとアウェーが7試合ずつ。4チームとは2回、その他の6チームとは1回の対戦となる。上位6チームはファイナルシリーズのトーナメントに進む[18][19][20]。
2026年3月20日第6節「ブランビーズ対チーフス戦」に、ブランビーズの左PRジェイムス・スリッパー(36歳286日)がスーパーラグビー203回目の出場となり、ワイアット・クロケットが持つ202回を超え、スーパーラグビー史上最多出場記録を更新した[90][91]。
過去に参加していたチーム
| チーム名 | フランチャイズ・本拠地 | 加入年 | 最終年 | スーパーラグビー離脱後 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| チーターズ | 2006年 | 2017年 | プロ14に参加 → 2023年EPCRチャレンジカップに参加 | [92][93] | |
| サザン・キングス | 2013年 | 2017年 | プロ14に参加 → 2020年解散 | [92][93] | |
| ブルズ | 1996年 | 2020年 | ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップに参加 | [94][7] | |
| ストーマーズ | 1996年 | 2020年 | ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップに参加 | [94][7] | |
| ライオンズ | 1996年 | 2020年 | ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップに参加 | [94][7] | |
| シャークス | 1996年 | 2020年 | ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップに参加 | [94][7] | |
| ハグアレス | 2016年 | 2020年 | 解散 | [7][95] | |
| サンウルブズ | 2016年 | 2020年 | 解散 | [77][78] | |
| グリクアズ | 2020年 | 2020年 | 元々カリーカップに所属している | [96][7] | |
| ピューマズ | 2020年 | 2020年 | 元々カリーカップに所属している | [96][7] | |
| レベルズ | 2011年 | 2024年 | 財政難による活動休止 | [18][19] | |
| モアナ・パシフィカ | 2022年 | 2026年 | 財政難による解散(予定) | [21][22] |
配信・放送
日本では、2021年シーズンからは、WOWOWが放映権を獲得している[97][98][99][100]。
2020年シーズンまでは、J SPORTSが放映権を持ち[101][102][103][104][105][106][107][108][109][110]、日本のサンウルブズが参加していた時期(2016年 - 2020年)には、日本テレビ・BS日テレでも放送があった[111][112][113][114]。
2026シーズン
日本
- 配信:WOWOWオンデマンド - 全試合をLIVE配信(現地局の言語)[115]
各地域[116]
- Stan Sport - オーストラリア(全試合を配信)
- ナイン・ネットワーク - オーストラリア(毎週1試合を生放送)
- SKY Network Television - ニュージーランド
- SuperSport - アフリカ地区(サハラ以南と、隣接する島々)
- ESPN - 南アメリカ地区
- The Sports Network - カナダ
- スカイUK - イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド、アイルランド
- Canal+ - フランス、モナコ、ルクセンブルク、フランス語圏スイス、アンドラ
- FloSports - アメリカ合衆国、北マリアナ諸島、グアム、プエルトリコ、アメリカ領ヴァージン諸島
- テレフォニカ - スペイン
- Sky Pacific - フィジー
- フィジー放送公社 - フィジー
- デジセル - 太平洋諸島(サモア、トンガなど)
- Premier Sports - 東南アジア
- Sky Italia - イタリア、バチカン市国、サンマリノ、スイス・ティチーノ州
- NZR+(配信) - 上記以外のヨーロッパ、中東諸国、インド、スリランカ、ロシア、中国