ラグビーユニオンのボーナスポイント制度

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ラグビーユニオンのボーナスポイント制度(Rugby Union Bonus Points System)では、 ラグビーユニオンにおける総当たり戦か、それに近い形式で行われる大会で、勝敗による勝ち点制度で順位を決める際の得点ルールと、追加で与えられるボーナスポイント(BP)のルールについて解説する。ボーナスポイントは勝ち点に加算されるため、順位に影響を与える。

トライに関するボーナスポイント加算において、以下のとおり 2つに大別できる。

  • 勝敗に関係なく、4トライ以上獲得で、ボーナスポイント1が与えられる場合。--- 双方にトライ獲得への意欲を喚起させることができる。ワールドカップで採用されているほか、日本とフランスを除く 多くの国で採用。
  • 3トライ差以上で勝利した場合に、ボーナスポイント1が与えられる場合。--- 負けている側が、相手にBPを与えないようプレッシャーをかけることができる。日本(一部を除く)、フランス、スーパーラグビーザ・ラグビーチャンピオンシップなどで採用。

ワールドラグビー主催大会

ラグビーワールドカップ」、「WXV」、「ネーションズチャンピオンシップ」など、ワールドラグビー主催大会で採用されている方式。

他の主催による大会(イングランド「プレミアシップ・ラグビー [1]」「チャンプ・ラグビー [2]」、ヨーロッパ「ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ [3]」「ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ [4]」「EPCRチャレンジカップ [5]」、南アフリカ共和国「カリーカップ [6]」、ニュージーランド「NPC [7]」「ハートランド・チャンピオンシップ [8]」、アメリカ合衆国「メジャーリーグラグビー[9]」)でも広く採用されている。ただし、現在の日本国内大会では、後述のように 採用する大会は少数である。

負けた場合でも、最大で勝ち点「2点」(BP合計2点)を得ることができる[10]

  • 勝ち:4点
  • 引き分け:2点
  • 負け:0点
  • 勝敗に関係なく、4トライ以上獲得:BP1
  • 7点差以内の負け:BP1

シックス・ネイションズ

2017年シックス・ネイションズ・チャンピオンシップ英語版から、ワールドラグビー主催大会と同じボーナスポイント制度を採用すると共に、5戦全勝(グランドスラム)のチームが、確実に大会で優勝できるよう、3ポイントのボーナスが与えられるようになった[11][12]

  • 勝ち:4点
  • 引き分け:2点
  • 負け:0点
  • 勝敗に関係なく、4トライ以上獲得:BP1
  • 7点差以内の負け:BP1
  • 5戦全勝(グランドスラム):BP3

3トライ差以上で勝利BP

フランスのプロ大会

フランス「トップ14」、その下位大会「ラグビー・プロD2」を主催しているLNR(National Rugby League)が、2007-08シーズンから採用を始めた。負けたチームが、BPだけで勝ち点2になることを避けたシステム。2013-14シーズンまでは「7点差以内の負け」だったが、2014-15シーズンからは「5点差以内」に縮小された[13]

  • 勝ち:4点
  • 引き分け:2点
  • 負け:0点
  • 3トライ差以上で勝ち:BP1
  • 5点差以内の負け:BP1

SANZAAR主催大会

2017年から「スーパーラグビー [14]」「ザ・ラグビーチャンピオンシップ [15]」共通で採用している。両大会とも、SANZAARが主催している。後述のように、現在の日本でも一部を除き採用されている。

2015年までは両大会ともワールドラグビー方式(勝敗に関係なく、4トライ以上獲得でBP1)だったが[16]、2016年にスーパーラグビーが「3トライ差以上で勝ちでBP1」に変更[17]。翌2017年にザ・ラグビーチャンピオンシップでも変更された。

  • 勝ち:4点
  • 引き分け:2点
  • 負け:0点
  • 3トライ差以上で勝ち:BP1
  • 7点差以内の負け:BP1

日本

2025年現在、以下の3つに分かれる。また、過去の大会では、現在と異なる場合がある。

2025-26シーズン の 勝ち点・ボーナスポイント
ジャパンラグビーリーグワン
トップイーストリーグ
関東社会人リーグ
関東大学ラグビー対抗戦グループ
関東大学ラグビーリーグ戦グループ
関西大学ラグビーフットボールリーグ
トップウェスト
トップキュウシュウ
九州学生ラグビーフットボールリーグ
勝ち 4点
引き分け 2点
負け 0点
トライBP
1点
3トライ差以上で 勝った場合 勝敗にかかわらず
3トライ差以上を獲得した場合
勝敗にかかわらず
4トライ以上を獲得した場合
負けBP
1点
7点差以内で負けた場合
同じ方式の大会 スーパーラグビー
ザ・ラグビーチャンピオンシップ
SANZAAR方式
(2021-22シーズンまでの
トップイーストリーグ、関東社会人)
ワールドカップWXV
日本とフランス以外の各国プロリーグ
ワールドラグビー方式

リーグワン / トップイースト / 関東社会人 / 関東・関西学生

SANZAAR方式(3トライ差以上の勝ちで1BP)を採用。ジャパンラグビーリーグワンは2022年の開幕時から採用[18]。2022-23シーズンから、トップイーストリーグ関東社会人リーグが採用[19][20]。関東と関西の学生(関東大学対抗戦 [21]関東大学リーグ戦 [22]関西大学リーグ [23])でも採用している。

  • 勝ち:4点
  • 引き分け:2点
  • 負け:0点
  • 3トライ差以上で勝ち:BP1
  • 7点差以内の負け:BP1

トップウェスト / トップキュウシュウ

勝敗に関係なく、3トライ差以上獲得で1BP」となっている(事実上「3トライ差以上の勝ちで1BP」と同じ)[24][25]。2021-22シーズンまでは、トップイーストリーグと関東社会人でも、これを採用していた[26][27][28][29]

  • 勝ち:4点
  • 引き分け:2点
  • 負け:0点
  • 勝敗に関係なく、3トライ以上獲得:BP1
  • 7点差以内の負け:BP1

九州学生ラグビーリーグ

九州学生ラグビーフットボールリーグは、ワールドラグビー方式(勝敗に関係なく、4トライ以上獲得で1BP)を採用している [30]

  • 勝ち:4点
  • 引き分け:2点
  • 負け:0点
  • 勝敗に関係なく、4トライ以上獲得:BP1 [30]
  • 7点差以内の負け:BP1

過去大会

ジャパンラグビートップリーグは、2015-16シーズンまでワールドラグビー方式(勝敗に関係なく、4トライ以上獲得でBP1)だった。翌2016-17シーズンからSANZAAR方式(3トライ差以上で勝利の場合にBP1)に変更され[31]ジャパンラグビーリーグワンでも継承している。

トップイーストリーグ、関東社会人リーグでは、2021-22シーズンまで「勝敗に関係なく、3トライ以上獲得でBP1」だった[26][27][28][29]。2022-23シーズンから上述のように「3トライ差以上の勝ちでBP1」になった[32][33]

出典

関連項目

外部リンク

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