ツバメウオ属

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ツバメウオ属 (学名:Platax) は、インド太平洋に分布するマンジュウダイ科の属の一つ[2]サンゴ礁に生息する5種が知られる[3]

体長は40 - 65cm[2]。最大種はツバメウオで、体長は70cmに達する[4]。成魚の体は側扁した円形で、背鰭と臀鰭が発達するため、全体の輪郭は三角形に近い。幼魚は鰭が非常に長い。

生態

インド太平洋に広く分布する。西は紅海から東はオーストラリアまで、北は琉球諸島から南はオーストラリアの東海岸まで見られる[5]。日本でも琉球など低緯度地域で成魚が多く見られ、幼魚は海流に乗り本州にも到達する。

少数の個体が大西洋海域で発見されており、ナンヨウツバメウオがフロリダで外来種として観察されている。原因はアクアリウム業界にあると非難されている[6]

サンゴ礁や難破船の周囲に多い[5]。幼魚は沿岸部の湾内部や漁港で見られる。蠕虫カニクラゲなどの無脊椎動物を捕食する。

分類

本属はジョルジュ・キュヴィエが1816年に発表した分類体系で提唱された。キュヴィエは Platax 属にミカヅキツバメウオ、Platax ocellatus が属するとした。P. ocellatus は現在、Chaetodon ocellatusとしてチョウチョウウオ属に分類されている。同じ研究で、ツバメウオはチョウチョウウオ属に分類された[7]

いくつかの種が本属に分類され、その後変更された。上述のC. ocellatusもその1つである。ヴァランシエンヌとの共同研究で、キュヴィエは1831年にスカラレ・エンゼルPlatax scalaris として分類した[8]。実際エンゼルフィッシュは本属とは遠縁である[8]。マンジュウダイ科の Zabidius novemaculeatus は、1900年代初頭にオーストラリアで発見されたとき、Mccullochによって Platax novemaculeatus として記載された[9][10]

属名「Platax」は「平らな」を意味するギリシア語platys に由来し、本属魚類の側扁した体による。英名は「batfish」だが[2]アカグツ科セミホウボウ科スダレダイ科カワハギ科ヒメツバメウオ科もこのように呼ばれる。

下位分類

本属には5種が属する[2]

数種の化石種が知られている。

  • Platax altissimus Agassiz, 1842
  • Platax macropterygious Agassiz, 1842
  • Platax papilio Agassiz, 1842
  • Platax woodwardii Agassiz, 1842

人間との関係

脚注

関連項目

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