テヴェレ川でのスポーツ競技
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| フランス語: Un concours de sport sur le Tibre à Rome 英語: A Sporting Contest on the Tiber | |
| 作者 | クロード・ジョゼフ・ヴェルネ |
|---|---|
| 製作年 | 1750年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 99.1 cm × 135.9 cm (39.0 in × 53.5 in) |
| 所蔵 | ナショナル・ギャラリー、ロンドン |
『テヴェレ川でのスポーツ競技』(テヴェレがわでのスポーツきょうぎ、仏: Un concours de sport sur le Tibre à Rome, 英: A Sporting Contest on the Tiber)は、18世紀フランスの画家クロード・ジョゼフ・ヴェルネが1750年にキャンバス上に油彩で制作した風景画である[1][2][3][4]。1750年のサロン・ド・パリに出品するためにヴェルネがローマから送った4点の絵画のうちの1点である[4]。1853年に寄贈されて以来、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている[4]。
作品は、サンタンジェロ城の対岸のテヴェレ川から見た景色を表している。制服を着た音楽家たちが演奏している、川に突出した石の檀上部分はほかの画家たちも描いており、おそらく実存したものである。一方、天蓋の張られた右端のアーチ型の建物は、ヴェルネの空想の産物なのかもしれない。ネロの橋の残骸が川の中ほどに見える[4]。
サンタンジェロ城上の時計は午前8時を表示しているが、画面に表されている光が実際には午前の半ばごろであることを示唆している。描かれている競技が正確に何であるのかはわからない。しかし、川でのジョストは、重要な出生、結婚、君主の都市訪問と関連する人気のある娯楽であった。本作が示しているように、そうしたイベントは観客となる群衆を集めた[4]。
左側の舟の船尾にある旗には、3本の縦の赤い縞のある紋章がつけられており、当時の教皇ベネディクトゥス14世のランベルティーニ家の紋章である。4つの大きなランベルティーニ家の小旗も、サンタンジェロ城に取り付けられた柱から翻っている。右側の舟につけられた白い旗、そして左右の舟の間にある小さな舟につけられた青い旗には紋章は示されていない。それぞれの舟の漕ぎ手が被っている帽子により、彼らが職人であることがわかる[4]。
1797年に本作が売却された際の目録には、画家ヴェルネ、彼の妻、そして義父が描き込まれていると記されている[4]。しかし、青い服を身に着けた男性は、本作が制作された1750年当時のヴェルネの義父にしてはあまりに若く、おそらく1748-1752年に駐ヴァチカン・フランス大使を務めた人物で、1750年にヴェルネに2点の絵画を依頼したニヴェルネ公爵ルイ=ジュール・マンシーニ=マザリーニであろう[4]。
公爵の多数の家臣には、2人のスイス衛兵と4人のトランペット奏者が含まれていた。彼らは石の檀上部分と画面左側に描き込まれているのかもしれない。そうであるならば、ヴェルネに付き添っているのは、1731年に公爵と結婚したエレーヌ=フランソワーズ=アンジェリク・フェリポー・ド・ポンシャルトラン (Hélène-Françoise-Angélique Phélypeaux de Pontchartrain) なのかもしれない[4]。