難破船のある嵐
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| フランス語: Tempête et Naufrage d’un Vaisseau 英語: A Storm with a Shipwreck | |
| 作者 | クロード・ジョゼフ・ヴェルネ |
|---|---|
| 製作年 | 1754年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 87 cm × 137 cm (34 in × 54 in) |
| 所蔵 | ウォレス・コレクション、ロンドン |
『難破船のある嵐』(なんぱせんのあるあらし、仏: Tempête et Naufrage d’un Vaisseau, 英: A Storm with a Shipwreck)は、18世紀フランスの画家クロード・ジョゼフ・ヴェルネが1754年にキャンバス上に油彩で制作した海景画である[1][2][3]。ポンパドゥール夫人の弟マリニー侯爵アベル=フランソワ・ポワソン・ド・ヴァンディエールにより委嘱された[4]。1869年に第4代ハートフォード侯爵リチャード・シーモア=コンウェイにより購入され、現在、ロンドンのウォレス・コレクションに所蔵されている[4]。

この絵画は、ヴェルネがローマからフランスに戻り、マルセイユにいた時期に描かれた。1755年のサロン・ド・パリに出品されている。難破船は海景画に劇的な感情的内容を描き込むことができたため、ヴェルネの好んだ主題であった[4]。
激しい嵐の最中に岩がちの海岸で難破した船を表している本作は、自然の力の前に人間が無力であることを示している。哲学者ドゥニ・ディドロを含む同時代の何人かの批評家たちによれば、ヴェルネの見事な人物描写、身振りと表情を描く技巧により、彼の難破船主題の絵画は、当時称賛された歴史画の領域に達していた[4]。
マリニー侯爵は、本作の対作品『洗濯する女と漁師のいるイタリア風景』 (1757年、個人蔵) も依頼した。ヴェルネは、しばしば嵐の風景を平穏な風景と組み合わせていたのである。本作は、マリニー侯爵の邸宅において、フランス絵画の傑作として展示されていた[4]。なお、ヴェルネの工房によって制作された複製がウィルトシャーのスタウアヘッド・コレクションに所蔵されている[5]。