月夜のパレルモ港
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| ロシア語: Вход в Палермский порт при лунном свете 英語: Port of Palermo by Moonlight | |
| 作者 | クロード・ジョゼフ・ヴェルネ |
|---|---|
| 製作年 | 1769年 |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 99.5 cm × 138 cm (39.2 in × 54 in) |
| 所蔵 | エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク |
『月夜のパレルモ港』(つきよのパレルモこう、露: Вход в Палермский порт при лунном свете、英: Port of Palermo by Moonlight)は、18世紀のフランスの画家クロード・ジョゼフ・ヴェルネが1769年にキャンバス上に油彩で制作した風景画である。画面下部左側に「J. Vernet f 1769」という画家の署名と制作年が記されている。作品は1803年以来[1]、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に所蔵されている[1][2][3]。
女帝エカチェリーナ2世の治世が始まった1760年代は、ロシアの美術収集家の間でヴェルネの人気が急速に高まっていった。現在、ロシアの美術館にはヴェルネの作品が約150点所蔵されているが、その大半は18世紀後半から19世紀前半にロシアに入ったものである[1]。
ロシアにおけるヴェルネの成功は、彼自身の才能だけでなく、イタリアの自然や名所に対する関心が高まったことや、小品の風景画を好む傾向が生まれてきたこととも関連している。当時のロシアの人々は、ヴェルネの作品の中にイタリアの都市や村落の景色、日常生活の場面が細かく描かれた風俗場面、さらに光と影の素晴らしい戯れを見出した[1]。
本作は、月夜のシチリア島のパレルモ港の入り口を表しており、ヴェルネの才能が最も生き生きと発揮された作品の1つである。前景左側の火の周りでは、数人の人々が暖を取っている。一方、右側では、港を背景に数隻の船がシルエットとなっている。左側の人々の背後に、ヴェルネはパレルモ港の要塞の塔を描いている。右側の空は大方曇っており、ほぼ中央には月が見える[3]。