月夜の港
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| フランス語: La Nuit; un port de mer au clair de lune 英語: Seaport by Moonlight | |
| 作者 | クロード・ジョゼフ・ヴェルネ |
|---|---|
| 製作年 | 1771年 |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 98 cm × 164 cm (39 in × 65 in) |
| 所蔵 | ルーヴル美術館、パリ |
| スペイン語: Puerto mediterráneo 英語: A Mediterranean Port | |
| 作者 | クロード・ジョゼフ・ヴェルネ |
|---|---|
| 製作年 | 1771年ごろ |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 97.3 cm × 163.8 cm (38.3 in × 64.5 in) |
| 所蔵 | ソウマヤ美術館、メキシコシティ |
『月夜の港』(つきよのみなと、英: Seaport by Moonlight)、または『夜:月夜の港』(よる:つきよのみなと、仏: La Nuit; un port de mer au clair de lune, 英: Night: Seaport by Moonlight)は、18世紀フランスの画家クロード・ジョゼフ・ヴェルネが1771年にキャンバス上に油彩で制作した風景画である。本来、デュ・バリー夫人の館のために描かれた。フランス革命中にアルトワ伯爵 (後のシャルル10世) から接収され[1]、現在、パリのルーヴル美術館に所蔵されている[1][2][3]。なお、『月夜の港』とまったく同じ構図で、大きさもほぼ同じの『地中海の港』(ちちゅうかいのみなと、西: Puerto mediterráneo, 英: A Mediterranean Port)と題される作品が1771年ごろにデュ・バリー夫人の館のために描かれており、現在、メキシコシティのソウマヤ美術館に所蔵されている[4]。
ヴェルネは、都市景観画の巨匠ジョヴァンニ・パオロ・パンニーニとアンドレア・ロカテッリの弟子としてローマで研鑽を積んだが、ニコラ・プッサンやクロード・ロランの古典的風景画や17世紀北方ヨーロッパの海景画にも影響を受けた[2]。
『月夜の港』は、ヴェルネがルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人に委嘱された4点の連作のうちの1点である[1]。この連作は、1773年にルーヴル宮殿で開催されたサロン・ド・パリに出品された。それぞれの作品が一日のうちの時間を表し、『月夜の港』は夜を表している[2]。描かれているのは、空想上の月夜の港である[5]。

前景右側には、火の周囲に集まっている人々がいる。暗がりで釣りをしている人々もいる。後景では月が主役で、その青白い光は海水面のさざ波と雲に反映している。画面では、右側の燃える炎のオレンジ色の光と左側の冷たい夜の光が対照されている[6]
自然を写生したスケッチを用い、ヴェルネは、とりわけ独特の視点と特別な光の効果を探求した[2]。人気があった『月夜の港』は、エングレービングで大いに複製された[7]。なお、この構図を反転したような『月夜のパレルモ港』がサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に所蔵されている[8]。『月夜のパレルモ港』と『月夜の港』および『地中海の港』は、それぞれ左右両端に火のそばで暖をとっている人々が描かれている点も同じである。