ビホルダー (競走馬)
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ビホルダー(英:Beholder[1])は、アメリカ合衆国生産の競走馬、繁殖牝馬。現役時代は2013年・2016年のブリーダーズカップ・ディスタフなどGIを11勝し、エクリプス賞を4度受賞している。ヘニーヒューズの代表産駒であり、ソングバードとともに2010年代のアメリカ競馬を代表する名牝である。
| ビホルダー | |||||||||||||||||||||||||||
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| 欧字表記 | Beholder[1] | ||||||||||||||||||||||||||
| 品種 | サラブレッド | ||||||||||||||||||||||||||
| 性別 | 牝 | ||||||||||||||||||||||||||
| 毛色 | 鹿毛 | ||||||||||||||||||||||||||
| 生誕 | 2010年5月9日(16歳) | ||||||||||||||||||||||||||
| 父 | ヘニーヒューズ | ||||||||||||||||||||||||||
| 母 | Leslie's Lady | ||||||||||||||||||||||||||
| 母の父 | Tricky Creek | ||||||||||||||||||||||||||
| 生国 |
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| 生産者 | Clarkland Farm[2] | ||||||||||||||||||||||||||
| 馬主 | Spendthrift Farm LLC[2] | ||||||||||||||||||||||||||
| 調教師 | Richard E. Mandella(アメリカ合衆国)[2] | ||||||||||||||||||||||||||
| 競走成績 | |||||||||||||||||||||||||||
| 生涯成績 | 26戦18勝 | ||||||||||||||||||||||||||
| 獲得賞金 | $6,156,600[3] | ||||||||||||||||||||||||||
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競走馬時代
2歳時(2012年)
6月28日ハリウッドパーク競馬場の未勝利でデビューし4着。2戦目で初勝利を挙げると、GI初出走となったデルマーデビュータントステークスではエグゼクティブプリヴィレッジ(Executiveprivilege)にハナ差及ばず2着となるが、アローワンス競走の11馬身差圧勝を挟んで迎えたブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズでエグゼクティブプリヴィレッジに雪辱を果たし、初のGI制覇を果たす。この勝利により、エクリプス賞最優秀2歳牝馬に選出された[4]。
3歳時(2013年)
年明け2戦目からGIを2連勝して迎えたケンタッキーオークスでは、伏兵プリンセスオブシルマーにゴール前で差し切られ、半馬身差の2着となる[5]。
前哨戦のゼニヤッタステークス1着を経て挑んだブリーダーズカップ・ディスタフでは同期のプリンセスオブシルマー、前年の覇者ロイヤルデルタとの三強対決を制して優勝し、プリンセスオブシルマーに並ぶ同年のGI4勝目を挙げた。エクリプス賞最優秀3歳牝馬の選考では207票を獲得して42票のプリンセスオブシルマーに大差をつけて1位となり、2年連続のエクリプス賞受賞を果たした[6]。
4歳時(2014年)
シーズン初戦となったサンタルチアステークスを5馬身1/4差で圧勝ののち、6月のオグデンフィップスステークスでは4着に敗れる。 ゼニヤッタステークスで連覇を果たした後、ブリーダーズカップ・ディスタフに向けて調整されていたが、熱発により回避し、シーズンを終えている[7]。
5歳時(2015年)
シーズン初戦となったサンタルチアステークス、続くアドレーションステークスを連勝して挑んだクレメント・L・ハーシュステークスでは後続馬に7馬身差つけG1競走7勝目を挙げる 。 パシフィッククラシックステークスで牡馬相手に8馬身1/4差の圧勝劇を演じる。続くゼニヤッタステークスも3馬身1/4差の完勝で3連覇を達成する。ブリーダーズカップ・ディスタフは外傷のため2年連続の回避を余儀なくされたが[7]、年間5戦無敗の成績でエクリプス賞最優秀古馬牝馬の座に輝いた[8]。なお、2歳時から5歳時まで4年連続でG1勝利を果たした馬は米国史上初であった[9]。
6歳時(2016年)

シーズン初戦のアドレーションステークスを連覇し、続くヴァニティーマイルステークスでGI10勝目を挙げる。5年連続のGI競走勝利はジョンヘンリーと並ぶ北米タイ記録であり、2歳時からの達成は史上初であった[10]。しかし、次戦のクレメント・L・ハーシュステークスでは前走で下したステラーウインドの2着に敗れ、2014年のゼニヤッタステークスから続いていた連勝が8でストップする。パシフィッククラシックステークスでは当時の現役最強馬カリフォルニアクロームに挑んだが、5馬身差の2着となる。4連覇を狙って出走したゼニヤッタステークスもステラーウインドに敗れて2着に終わり、前人未到の快挙達成はならなかった。ラストランのブリーダーズカップ・ディスタフでは11戦無敗の3歳馬ソングバードが断然の1番人気で、本馬はステラーウインドに次ぐ3番人気であった。レースでは逃げるソングバードに対して好位を追走し、直線ではほぼ2頭のマッチレースとなる。激しい叩き合いの末、最後は本馬がハナ差競り勝ち、3年ぶりのブリーダーズカップ勝利で有終の美を飾った[11][注 1]。歴史的名牝同士による一騎打ちは、北米競馬史の残る名勝負と称された[12]。この勝利により、2年連続のエクリプス賞最優秀古馬牝馬を受賞し、通算のエクリプス賞受賞は4回目となった[13]。
本馬の功績を讃え、ヴァニティーマイルステークスが2017年より「ビホルダーマイルステークス」に名称変更された[14]。
2022年、アメリカ競馬名誉の殿堂博物館に殿堂馬として選定された。
繁殖牝馬時代

2017年からケンタッキー州のスペンドスリフトファームで繁殖牝馬となった。初年度はアンクルモーが種付けされ、2018年1月23日に初仔となる鹿毛の牡馬を出産した[15]。
2023年9月9日に産駒タマラがデルマーデビュータントステークスを勝利してG1初制覇を果たしている[16]。
競走成績
以下の内容は、EQUIBASEの情報[3]に基づく。
| 出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2012.6.28 | ハリウッドパーク | 未勝利 | AW5.5f | 4着 | G.ゴメス | Executiveprivilege | ||
| 7.22 | デルマー | 未勝利 | AW5.5f | 1着 | G.ゴメス | 3馬身1/4 | (Fanticola) | |
| 9.1 | デルマー | デルマーデビュータントステークス | G1 | AW7f | 2着 | G.ゴメス | ハナ | Executiveprivilege |
| 10.4 | サンタアニタ | アローワンス | ダ6f | 1着 | G.ゴメス | 11馬身 | (Mechaya) | |
| 11.2 | サンタアニタ | ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ | G1 | ダ8.5f | 1着 | G.ゴメス | 1馬身 | (Executiveprivilege) |
| 2013.1.21 | サンタアニタ | サンタイネスステークス | G2 | ダ6.5f | 2着 | G.ゴメス | 3/4馬身 | Renee's Titan |
| 3.2 | サンタアニタ | ラスヴァージネスステークス | G1 | ダ8f | 1着 | G.ゴメス | 3馬身3/4 | (Fiftyshadesofhay) |
| 4.6 | サンタアニタ | サンタアニタオークス | G1 | ダ8.5f | 1着 | G.ゴメス | 2馬身3/4 | (Iotapa) |
| 5.3 | チャーチルダウンズ | ケンタッキーオークス | G1 | ダ9f | 2着 | G.ゴメス | 1/2馬身 | Princess of Sylmar |
| 9.1 | デルマー | トーリーパインズステークス | AW8f | 1着 | G.スティーヴンス | 2馬身3/4 | (Wittgenstein) | |
| 9.28 | サンタアニタ | ゼニヤッタステークス | G1 | ダ8.5f | 1着 | G.スティーヴンス | 1馬身1/4 | (Authenticity) |
| 11.1 | サンタアニタ | ブリーダーズカップ・ディスタフ | G1 | ダ9f | 1着 | G.スティーヴンス | 4馬身1/4 | (Close Hatches) |
| 2014.4.20 | サンタアニタ | サンタルチアステークス | ダ8.5f | 1着 | G.スティーヴンス | 5馬身1/4 | (Legacy) | |
| 6.7 | ベルモントパーク | オグデンフィップスステークス | G1 | ダ8.5f | 4着 | G.スティーヴンス | Close Hatches | |
| 9.27 | サンタアニタ | ゼニヤッタステークス | G1 | ダ8.5f | 1着 | M.スミス | 3/4馬身 | (Tiz Midnight) |
| 2015.4.10 | サンタアニタ | サンタルチアステークス | ダ8.5f | 1着 | G.スティーヴンス | 3馬身3/4 | (Uzziel) | |
| 6.13 | サンタアニタ | アドレーションステークス | G3 | ダ8.5f | 1着 | G.スティーヴンス | 1馬身1/4 | (Warren's Veneda) |
| 8.1 | デルマー | クレメント・L・ハーシュステークス | G1 | ダ8.5f | 1着 | G.スティーヴンス | 7馬身 | (Yahilwa) |
| 8.22 | デルマー | パシフィッククラシックステークス | G1 | ダ10f | 1着 | G.スティーヴンス | 8馬身1/4 | (Catch a Flight) |
| 9.26 | サンタアニタ | ゼニヤッタステークス | G1 | ダ8.5f | 1着 | G.スティーヴンス | 3馬身1/4 | (My Sweet Addiction) |
| 2016.5.8 | サンタアニタ | アドレーションステークス | G3 | ダ8.5f | 1着 | G.スティーヴンス | 2馬身1/2 | (Sheer Pleasure) |
| 6.4 | サンタアニタ | ヴァニティーマイルステークス | G1 | ダ8f | 1着 | G.スティーヴンス | 1馬身1/2 | (Stellar Wind) |
| 7.30 | サンタアニタ | クレメント・L・ハーシュステークス | G1 | ダ8.5f | 2着 | G.スティーヴンス | 1馬身1/2 | Stellar Wind |
| 8.20 | デルマー | パシフィッククラシックステークス | G1 | ダ10f | 2着 | G.スティーヴンス | 5馬身 | California Chrome |
| 10.1 | サンタアニタ | ゼニヤッタステークス | G1 | ダ8.5f | 2着 | G.スティーヴンス | クビ | Stellar Wind |
| 11.4 | サンタアニタ | ブリーダーズカップ・ディスタフ | G1 | ダ9f | 1着 | G.スティーヴンス | ハナ | (Songbird) |
血統表
| ビホルダーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
| 父系 | ストームキャット系 |
[§ 2] | ||
父 *ヘニーヒューズ Henny Hughes 2003 栗毛 |
父の父 *ヘネシーHennessy 1993 栗毛 |
Storm Cat | Storm Bird | |
| Terlingua | ||||
| Island Kitty | Hawaii | |||
| T.C. Kitten | ||||
父の母 Meadow Flyer1989 鹿毛 |
Meadowlake | Hold Your Peace | ||
| Suspicious Native | ||||
| Shortley | Hagley | |||
| Short Winded | ||||
母 Leslie's Lady 1996 鹿毛 |
Tricky Creek 1986 鹿毛 |
Clever Trick | Icecapade | |
| Kankakee Miss | ||||
| Battle Creek Girl | His Majesty | |||
| Far Beyond | ||||
母の母 Crystal Lady 1990 鹿毛 |
Stop the Music | Hail to Reason | ||
| Bebopper | ||||
| One Last Bird | One for All | |||
| Last Bird | ||||
| 5代内の近親交配 | Northern Dancer5×5=6.25% | [§ 3] | ||
| 出典 |
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