フジツガイ科
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| フジツガイ科 | ||||||||||||||||||
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インドフジツガイ Perry’s triton | ||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||
| Cymatiidae Iredale, 1913[3] | ||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||
| tritons family[4] 中名 嵌線螺科 (qiān xiàn luó kē)[5] |
フジツガイ科(Cymatiidae)は新生腹足類のヤツシロガイ上科に属する巻貝の科である。太平洋などの暖海に生息するカコボラやシノマキは貝殻に毛が生え、螺肋のほかに縦肋が張り出す。冷水性のアヤボラFusitriton oregonensisでは縦肋は弱い。肉食性[6]。
系統発生
フジツガイ科が属するヤツシロガイ上科の Strongら (2019)による系統分岐図のうちフジツガイ科関連の一部を下に示す。各属で例示した種の和名は主にアボットら (1985)と奥谷ら (2004)を参照した。なお生息域は、インド洋-西太平洋をIWP, 西大西洋をWA, オーストラリアを豪州、ニュージーランドをNZのように略記した。
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| Strongら(2019)によるヤツシロガイ上科関連の分岐図の一部[22] |
かつて奥谷ら (2004)などでフジツガイ科に含められていたイボボラ類、ホラガイ類は近年別の科として分離された。これらはヤツシロガイ上科としての共通点がある一方で、軟体部の構造や貝殻の形態にフジツガイ科との相違点がある[23]。
種類
主に下表のような属と種が知られている。例示した各属の貝の和名はアボットら (1985, p. 123-130)奥谷ら (2004, p. 112-115)によった。
| 貝殻の外観 | 各属の種の一例・分布の例 |
|---|---|
| 分岐図上部の分岐群[22] | 主にインド-西太平洋の以下6属。 |
| Cabestana Röding, 1798 | |
| Turritriton Dall, 1904 図はヒメミツカドボラ Turritriton labiosus[24]。 | |
| Reticutriton Habe & Kosuge, 1966 図はダテスズカケボラ Reticutriton pfeifferianus。 | |
| Monoplex Perry, 1810[25] | |
| Septa Perry, 1810 図はショウジョウラ。インド洋・太平洋などに分布。 | |
| Ranularia Schmacher, 1817 図はオオゾウガイ。インド-西太平洋。 | |
| 系統分岐未詳 | 以下の3属は系統分岐未確認。 |
| Cymatium Cabestana Röding, 1798 | |
| Lotoria Emerson & Old, 1963 | |
| Linatella Gray, 1857 | |
| 分岐図下部の上の分岐群[22] | 以下の2属 |
| Personella Conrad, 1865 | |
| Gyrineum Link, 1807 図はシマアラレボラ。インド-西太平洋 | |
| 分岐図下部の下の分岐群[22] | 以下の7属で主に南半球南部に生息。 |
| Distorsomina Beu, 1998 サザレイボボラ1種のみ。西太平洋。 | |
| Austrotriton Cosmann, 1903 図はAustrotriton bassiで豪州南部産。 | |
| 図なし | Proxicharonia Powell, 1938 ニュージーランド北島産。 |
| Fusitriton Cossmann, 1903 図はアヤボラ[17] Fusitriton oregonensis。 | |
| Argobuccinum Herrmannsen, 1846 シマダンゴボラ。各大陸南端産。 | |
| Austrosassia Finlay, 1931 図はパーキンソンボラ。 | |
| Sassia Bellardi, 1873 図はニセイボボラ。西太平洋。 |
形態
- 軟体
軟体部外面にヒョウのような斑点模様がある。ヤツシロガイ上科の特徴として、肉食性のため吻・鼻(吻鞘)・足の前端が発達していて顎板をもつ。歯舌は紐舌型[31]で中歯は中央が尖った梯形、側歯は中歯と似て広く鋸歯がある。縁歯は鈎針状に尖った2歯[32][17]。眼は触角のつけ根にある。腎臓は左右に一対あり、多数の襞が連なった葉状の腎組織をもつ。嗅検器は繊毛帯をもつ両櫛状[33]。鰓は外套腔とほぼ同じ長さで、鰓葉は単葉で尖らない。本科の特徴として外套腔の縁が厚くて広い。メスの輸卵管が閉じている点でオニノツノガイ上科よりも新しい構造をもつ一方で、オスの輸精管は閉じずに溝状であり、新腹足類よりは古い形態である[23]。
- 貝殻
貝殻外面に毛が生えた種が多い(たとえばカコボラ・シノマキ)。暖海性の種は螺肋と縦肋があってゴツゴツとした外観。外唇が肥厚して180º毎あるいは240º毎の周期的な縦張肋が出て、外唇の内面に襞や結節が形成される種が多い。冷水性の種では螺肋は明らかだが縦肋が弱い。水管溝が明瞭で、種によっては長く伸びる点はアッキガイ科Muricidaeやイトマキボラ科と似ている。殻口上部に排泄溝を持たない点でオキニシ科と区別できる。蓋は歪んだ楕円形で下端または側方に核がある[17]。















