フランス国鉄Z23500形電車
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| フランス国鉄Z23500形電車 TER 2N | |
|---|---|
|
Z23500形(2010年撮影) | |
| 基本情報 | |
| 所有者 | フランス国鉄 |
| 製造所 | アルストム、ANF |
| 製造年 | 1997年 - 2000年 |
| 製造数 | 80編成(2両編成80本) |
| 運用開始 | 1998年 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 2両編成 |
| 軸配置 | Bo'Bo' + 2'2' |
| 軌間 | 1,435 mm |
| 電気方式 |
直流1,500 V 交流25,000 V 50 Hz (架空電車線方式) |
| 最高速度 | 140 km/h |
| 編成定員 | 388人(着席194人+折り畳み座席16人分) |
| 編成重量 | 72.0 t |
| 編成長 | 52,500 mm |
| 車体幅 | 2,820 mm |
| 車体高 | 4,230 mm |
| 主電動機 | FXA 2858(三相誘導電動機) |
| 主電動機出力 | 425 kW |
| 編成出力 | 1,700 kW |
| 制御装置 | ONIX 1500 |
| 備考 | 主要数値は[1][2][3]に基づく。 |
フランス国鉄Z23500形電車(フランスこくてつZ23500がたでんしゃ)は、フランスの国有鉄道であるフランス国鉄(SNCF)に導入された鉄道車両。多客輸送に適した2階建て電車で、フランス各地の地域圏へ向けて導入が実施された。「TER 2N」、もしくは「TER 2N PG」という愛称も有する[注釈 1][1][3]。
フランスの各地域圏の列車として運行が行われている「TER」向けに、アルストムとANF(現:アルストム)によるコンソーシアムが開発・製造した2階建て電車。製造にあたっては導入を希望した地域圏からの協力を受けている[1][3]。
イル=ド=フランス地域圏に導入された2階建て電車であるZ20500形を基にしており、電動制御車と制御車からなる2両編成を組む。車内は2階の一部に1等座席の区域が存在する以外は全て2等座席となっており、2 + 2人掛けのクロスシートを基本とする。また、乗降扉を低い位置に設置する事で1階部分へは階段ではなくスロープで往来可能となっており、1階に車椅子やベビーカーが設置可能な折り畳み座席を備えた多目的スペースが存在する。また、車内には冷房に対応した空調が備わっており、運転室にも独立した空調設備が存在する。車両間にある貫通路は扉が無く、幌によって覆われ騒音を防止する設計となっている[1][3]。
- 車内(1等座席)
- 車内(2等座席、1階部分)
- 車内(2等座席、2階部分)
- 運転台
電気機器として、アルストムが開発したIGBT素子を用いる制御装置「ONIX 1500」が搭載されており、各台車に2基設置されている三相誘導電動機「FXA 2858」を制御する。流線形の前面には両端のショックアブソーバーや乗り上げ防止装置が搭載され、衝突時の乗務員や乗客の安全を確保する。また、最大4編成まで総括制御による連結運転が可能な構造となっている[1][3]。
- 連結運転を実施するZ23500形(2013年撮影)
製造は1997年から始まり、試運転を経て1998年2月にマルセイユ - ヴェンティミーリア間の列車で営業運転を開始し、以降2000年3月までに発注分の80編成(2両編成80本)が各地域圏に導入された。ただし、その後ノール=パ・ド・カレー地域圏向けの1編成(Z23574編成)が事故で廃車となったため、2025年現在は79編成が以下の都市圏で使用されている。また、2018年から2022年にかけて、これらの車両は大規模な更新工事が行われており、機器の交換や車体の修繕、一部折り畳み座席の撤去に加え、一部地域では監視カメラやwi-fi通信機能に対応した機器、車内の日除けカーテン、乗降客の人数測定装置の設置も行われている[1][2][3][4][5]。
- ノール=パ・ド・カレー地域圏 - 33編成
- プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏 - 30編成
- オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏(旧:ローヌ=アルプ地域圏) - 16編成