フランドルの市場と漂白場
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| スペイン語: Mercado y lavadero en Flandes 英語: Market and Washing Place in Flanders | |
| 作者 | ヨース・デ・モンペルとヤン・ブリューゲル (父) |
|---|---|
| 製作年 | 1620年ごろ |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 166 cm × 194 cm (65 in × 76 in) |
| 所蔵 | プラド美術館、マドリード |
『フランドルの市場と漂白場』(フランドルのいちばとひょうはくば、西: Mercado y lavadero en Flandes、英: Market and Washing Place in Flanders)は、17世紀フランドル・バロック期の画家ヨース・デ・モンペルが1620年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。ヤン・ブリューゲル (父) の協力を得て描かれている[1][2][3][4]。18世紀初めからスペイン王室の所有作品としてサルスエラ宮殿に収蔵されていた[1]。現在は、マドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][4]。
この絵画は風景画であり風俗画でもある。フランドル地方に典型的な田舎生活の情景を表している。人々は、太陽光で布を乾かし、漂白するための場所である屋外の空き地に布を広げている[5]。
漂白場は、中世と近代初期に多数のフラマン人が移住した北イングランドにおいても一般的なものであった[6]。たとえば、マンチェスター近郊のホワイトフィールドの町の名前は、フラマン人の入植者たちに使用された中世の漂白場に由来すると考えらえている[7][8]。
デ・モンペルは、得意とした幻想的な眺望的風景の代わりにネーデルラントの実景により近いものを描いている。一方、ヤン・ブリューゲル (父) は、農民を描いて名を馳せた父親ピーテル・ブリューゲルの様式を採用して、村人たちを生き生きと描いた[4]。画面左側には、にぎわう市場が描かれている。この活気に満ちた市場と右側ののどかな漂白場の間には、そして市場と高い空の間には快いコントラストが示されている[1]。また、画面奥に広がる風景によって、作品に深い静けさがもたらされている[4]。