滝のある岩地の風景
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| ロシア語: Скалистый пейзаж с водопадом 英語: Rocky Landscape with a Waterfall | |
| 作者 | ヨース・デ・モンペル |
|---|---|
| 製作年 | 1610年代初め |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 56 cm × 82.5 cm (22 in × 32.5 in) |
| 所蔵 | エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルク |
『滝のある岩地の風景』(たきのあるいわちのふうけい、露: Скалистый пейзаж с водопадом、英: Rocky Landscape with a Waterfall)は、17世紀フランドル・バロック期の画家ヨース・デ・モンペルがヤン・ブリューゲル (父) の協力を得て制作した絵画である。1610年代初期に描かれた[1]。現在、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に所蔵されている[1][2]。
絵画は、デ・モンペルに典型的な空想上の外国の風景を表している。景観の色彩と輪郭は後景にいけばいくほど薄れ、後景には川が横切る谷が見える。犬を何匹か連れた狩人と3人の馬上の人物が山道を上がっている。雲の合間から、青みがかった山頂がうっすらと望まれる。右側の滝のそばには、牛たちの世話をしている2人の牧人が座っている。この情景は左側では高い木々のある斜面に、右側では滝の水が前景の方に流れ落ちている岩山に枠どられている。ヤン・ブリューゲル (父) とヨース・デ・モンペルは時に共同で絵画を制作し[3]、いつも後者が風景を描き、前者がしばしば人物像を描いた。本作でも、ブリューゲルがデ・モンペルのために人物像を描いている[1]。
来歴
本作は、ロシアの女帝エカチェリーナ2世のコレクションにあった作品である。彼女は芸術、文学、教育の庇護者であった。現在、冬宮殿 (かつてのエカチェリーナの邸宅) 全体を占めているエルミタージュ美術館は、彼女の個人コレクションとして始まった。芸術を愛好していた彼女は、1770年に自身の増大する彫刻、書物、絵画のコレクションを収蔵するためにエルミタージュ美術館の建設を命じたが、その中には本作が含まれていた[4][1]。1790年までに、エルミタージュ美術館は3万8,000冊の書物、1万点の宝石、1万点の素描を収蔵していた[5]。本作はエカチェリーナ2世のコレクションにあったので、1797年以前にエルミタージュ美術館に入ったとみてよいであろう[1]。