刈り入れ人のいる夏の風景

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製作年1610年ごろ
寸法166.4 cm × 165.5 cm (65.5 in × 65.2 in)
『刈り入れ人のいる夏の風景』
オランダ語: Een zomerlandschap met de oogst
英語: Summer Landscape with Harvesters
作者ヨース・デ・モンペルヤン・ブリューゲル (父)
製作年1610年ごろ
種類キャンバス上に油彩
寸法166.4 cm × 165.5 cm (65.5 in × 65.2 in)
所蔵トレド美術館トリード

『刈り入れ人のいる夏の風景』(かりいれびとのいるなつのふうけい、: Een zomerlandschap met de oogst: Summer Landscape with Harvesters)は、17世紀フランドルバロック期の画家ヨース・デ・モンペルヤン・ブリューゲル (父)キャンバス上に油彩で描いた絵画である。17世紀初最初の四半世紀のおそらく1610年ごろに描かれた。現在、米国オハイオ州トレドトレド美術館に所蔵されている[1][2]。トレド美術館に「匿名者からの貸与」として展示された後、同美術館は大衆からの反応に影響され、作品を購入することを決めた[3]。購入されたのは2003年のことである[1][3]

ヨース・デ・モンペル、ヤン・ブリューゲル (父)『スケーターのいる風景』 (1615-1625年ごろ)、プラド美術館マドリード

この絵画は、デ・モンペルとヤン・ブリューゲル (父) が共同で制作した多くの作品の1つであると見なされている。2人は時折、協力したが、いつもデ・モンペルが風景を描き、たいていブリューゲルが動く人物像を描いた[1]

絵画は、1615年にデ・モンペルによって制作が始められた四季の連作のうちの1点であったのかもしれない[4]。『スケーターのいる風景』 (プラド美術館マドリード) も、この連作をなしていた可能性がある[1][4]。本作は、自然、そしてくつろぎ、働いている土着の人々を描いたものである。畑で懸命に働いている人々もいれば、食事をしている人々、恋愛に夢中の人々もいる。左側の収穫物の陰で人々は休息し、飲食をしている。道では、自身の荷車の前から鑑賞者の方に向かって歩いてくる男を犬が迎えている。女が運んでいる籠を地面に降ろし、帰宅途中に休憩している[1]

画面には70人以上の人物が描かれており、彼らの行動は熟慮された、まとまりのある物語を形成している。穀物を刈り入れている農民もいれば、それを丸めて束にしている農民もいる。束は荷車で町に運ばれているが、遠方の帆船に示されているように町から海外の市場に輸送されていくのである[1]

画面は、畑が奥に向かって後退し、海洋と湾まで続く大きな景観を表している。「互いに強調しあう対角線と、3つの明瞭な帯状の色彩 (黄、緑、青色) からなる幾何学的構図」を用いることにより、デ・モンペルは、「鑑賞者の視線を画面遠景まで自然に導く」ことが可能となった[1]

来歴

本作は、2003年にマーストリヒトで毎年開かれるオールド・マスター絵画市においてトレド美術館に購入された。以前はスペインの個人コレクションにあったが、17世紀初めにフランドルからマドリードにもたらされ、おそらくマドリード王城英語版の王妃の塔 (Torre de la Reina) を装飾していた絵画コレクションに含まれていた[3][5]

脚注

参考文献

外部リンク

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