プロストラチン
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| 物質名 | |
|---|---|
(1aR,1bS,4aR,7aS,7bR,8R,9aS)-4a,7b-Dihydroxy-3-(hydroxymethyl)-1,1,6,8-tetramethyl-5-oxo-1,1a,1b,4,4a,5,7a,7b,8,9-decahydro-9aH-cyclopropa[3,4]benzo[1,2-e]azulen-9a-yl acetate | |
別名 12-Deoxyphorbol-13-acetate | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChEMBL | |
| ChemSpider | |
PubChem CID |
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日化辞番号 |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C22H30O6 | |
| モル質量 | 390.47 g/mol |
| 融点 | 216–219 °C (421–426 °F; 489–492 K) |
| 溶けない | |
プロストラチン (prostratin, 12-deoxyphorbol 13-acetate) はサモアのママラ(Homalanthus nutans、トウダイグサ科)の木に含まれているプロテインキナーゼC活性化剤である。プロストラチンは1976年に、オーストラリアのピメレア属(ジンチョウゲ科)植物 Pimelea prostrata から新規ホルボール類縁体として初めて単離された[1]。後に、民族植物学者のポール・アラン・コックス[2]とアメリカ国立癌研究所 (NCI) の研究チームが行った、サモア人ヒーラーの伝統的な知識に関する研究で、プロストラチンの抗ウイルス活性が発見された[3]。サモア人ヒーラーは肝炎の治療にママラの木を用いていた。ホルボールエステル類縁体はCD4+T細胞(ヘルパーT細胞)に潜伏しているヒト免疫不全ウイルス (HIV) を活性化させ、健康な細胞へのウイルスの感染を阻害する。プロストラチンは発がんプロモーション活性を示さないことから[3]、HIV感染に対する治療に有用である可能性が示された[4]。
