マートゥータ

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イングランドハートフォードシャーにて発見された2世紀のマーテル・マートゥータ像
トスカーナ州キアンチャーノ・テルメ近郊のネクロポリ・デラ・ペダタイタリア語版で発見された紀元前5世紀のマーテル・マートゥータ像

マートゥータ[1]またはマーテル・マートゥータ[1]ラテン語: Matuta, Mater Matuta)はローマ神話に登場する女神[1]。日本語では長母音を省略してマテル・マトゥタ[2]マテル・マツタとも表記する[3]

ルクレーティウスは彼女をの女神としたが、一般には出産育児を司る女神として崇拝された[1]。6月11日には女神の祭礼であるマートラーリア (Matralia) が既婚婦人(マートローナ)たちによって祝われた[1]。彼女の神殿はフォルム・ボウァーリウム(Forum Bovarium, 牛市場)にあった[4]。神殿は女奴隷禁制で、禁を破り立ち入った女奴隷は酷く鞭打たれたといわれる(または、祭礼時に神殿内で女奴隷を鞭打つ慣例があった)[注釈 1][1]

後にギリシア神話の海の女神イーノー(レウコテアー)と同一視された[1]オウィディウスによれば、彼女は海の女神となってからイタリアに来て、スティムラ (Stimula〈=Semele〉) の聖森でバッケーたちに会い、ディオニューソスの仇であるとして彼女たちに襲われた[4]。マートゥータの叫び声を丁度通りかかったヘルクレースが聞いて助けに駆け付け、彼女をエウアンデルの母カルメンタに預けた[4]。カルメンタは彼女とその子であるポルトゥーヌス[注釈 2]ローマで崇拝されるだろうと教えたという[4]

注釈

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