ライオン・エア

インドネシアの航空会社 From Wikipedia, the free encyclopedia

ライオン・エア(Lion Air)は、インドネシアジャカルタを本拠地とする格安航空会社超格安航空会社[1])である。

ボーイング 737-900ER
エアバス A330-900

近年拡大を続けるインドネシアの航空市場において急成長を遂げており、国内線のシェアはトップである。

概要

2026年2月現在、34の空港に114路線の国内線を運航しているほか、クアラルンプールペナン中国サウジアラビアとの間で国際線を運航している[2]

2003年には、島々の小規模な空港を結ぶ地域航空会社として、ウイングス・エア英語版を設立した。

2007年7月6日から他の全てのインドネシアの航空会社とともに「安全性に問題がある」として欧州委員会によりEU域内への乗り入れ禁止の措置が決定したが、2017年1月に解除された[3]

2012年、マレーシアに出資してマリンド・エア(現:バティック・エア・マレーシア)を設立した。設立にあたって、マリンドエアにボーイング737-900ERをリース契約で貸し出した[4]。同社は3月22日に就航し、ライオン・エアからボーイング737-900ERをリース導入し運航している[5]

2013年、インドネシアにフルサービスキャリアバティック・エアを設立、運航を開始した。格安航空会社がフルサービスキャリアを設立するのは世界初である。同社は2012年に同社用にボーイング787-8型機を5機発注中で計画では10機まで運用し、同型機を使用して国際線を運航する計画であったが[6]、2014年1月になってボーイング787の発注は取消され、同機を使用した長距離国際線就航計画を見直している模様である[7]

また、2013年にタイに「タイ・ライオン・エア」を設立、同年12月にバンコクドンムアン空港拠点に就航した[8]

2014年1月8日、航空会社を評価するサイト[9]において、全世界の航空会社を比較調査した結果、安全性においてメルパチ・ヌサンタラ航空と同じ2つ星の低い評価を受け、448会社中ワースト10にランキングされた[10]

イギリススカイトラックス社による航空会社の格付けで「ザ・ワールド・スリー・スター・エアラインズ(The World's 3-Star Airlines)」の認定を得ている[11]

運航機材

ライオン・エアが運行している機材は以下の航空機で構成される:

さらに見る 機種, 座席数 ...
機種座席数機材数備考
ボーイング737-800189席21機
ボーイング737-900ER215席47機ローンチ・カスタマー
ボーイング737-9215席2機
エアバスA330-300440席4機ハッジ渡航者用
エアバスA330-900436席4機ハッジ渡航者用
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2023年7月現在[12][13][14]

ライオンエア・グループの機材

ライオン・エアグループはボーイング737-900ER型機の製造開始初号機(PK-LFG)から200機を超える大型発注をしていて、ボーイング社における同型機の大口顧客となっている。同型機は2011年4月21日に43機目を受領した-900ER(機体番号:PK-LHQ)以降はスカイインテリアを採用。-900ER型機の初期生産されたPK-LFF、LFGの2機は胴体塗装がボーイング社がテスト飛行などで使用したボーイング社のデモンストレーション塗装のまま運用されている。

ライオン・エアグループに対するボーイング737NGシリーズの引き渡し50機目(PK-LHY)、60機目(PK-LJO)、70機目(PK-LJZ)、80機目(PK-LKP)、90機目(PK-LKV)、100機目(PK-LOF)も(80機目と90機目は-800型、以外は-900ER型)それぞれは尾翼や胴体などにボーイング社によってメモリアル塗装などを塗装された特別塗装機となっている。

また同社が発注したボーイング社製旅客機の顧客番号(カスタマーコード)はGPで、737-9GPERなどと表記される。

ライオンエア・グループ発注中の機材:

  • ボーイング737-900ER型機 178機
  • ボーイング737MAX 201機[15]
  • A320 60機
  • A320neo 109機
  • A321neo 65機[16]

就航先

2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの定期便が運休、減便、経路変更となっている。

さらに見る 地域, 国 ...
地域就航地
東南アジアインドネシアジャカルタ/CGKアンボン島バリクパパンバンダールランプン英語版バンダ・アチェ英語版バンジャルマシンバタム島ブンクル英語版バリ島ビアク島英語版ゴロンタロ英語版ジャンビ英語版ジャヤプラカイ諸島英語版ケンダリ英語版クパン英語版コモドマカッサルロンボク島マカッサルマナドマノクワリ英語版メダンメラウケパダンパレンバンパル英語版パンカルピナン英語版プカンバルポンティアナックサマリンダ英語版ソロン英語版スラバヤスラカルタタラカン英語版タンジュンパンダン英語版テルナテ英語版ティミカ英語版ジョグジャカルタ
マレーシアクアラルンプールペナン島
東アジア中国杭州福州広州深圳三亜西安
中東サウジアラビアジッダ
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2023年7月現在[17]

事故、インシデント

ボーイング737-900ERやボーイング737MAXなどの最新機材を導入しているが、数多くのインシデントが発生している。

  • 2004年11月30日 - ソロで583便(MD-82)が暴風雨の中着陸に失敗してオーバーラン、乗員乗客163人中乗員1人乗客24人死亡。
  • 2009年2月23日 - リアウ諸島州バタム島で車輪が出ず、胴体着陸したが負傷者なし。
  • 2013年8月6日 - 892便(ボーイング737-800、PK-LKH)がゴロンタロの空港に着陸した際、滑走路から外れて、をはねた。負傷者はなし。
  • 2013年4月13日 - インドネシアのバンドンからデンパサールに向かっていた904便(B737-800(登録番号:PK-LKS/製造番号:38728/ラインナンバー:4350))がデンパサール国際空港の滑走路09手前の海に着水し大破。乗員7名・乗客101名の計108名のうち46名が負傷した[18]。当該機は同年2月に初飛行し、受領したばかりの新造機であった。

関連項目

ライオン・エアのボーイング 737とウィングス・エアのATR 72

脚注

外部リンク

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