ラムバー
From Wikipedia, the free encyclopedia
『パドマ・プラーナ』によると、ヴリトラ殺害を図ったインドラはランバーに命じ、バラモンでもあったヴリトラを誘惑し、本来バラモンには禁じられているスラー酒を飲むように仕向けた。飲酒後にヴリトラは失神し、その隙にインドラはヴリトラを殺した[6]。
またラムバーは、インドラに命ぜられて大聖ヴィシュヴァーミトラを誘惑した。彼女はカッコウに変身したインドラに見守られながらヴィシュヴァーミトラに近づいたが、インドラの策略だと見抜いたヴィシュヴァーミトラによって、1年のあいだ大理石に変えられてしまった[2]。
ラムバーは羅刹王ラーヴァナに犯されたこともあった。『ラーマーヤナ』によるとラーヴァナはランバーを一目見て美しさに心引かれて自分のものにしようとした。ラムバーは自らをラーヴァナの兄弟であるクベーラの息子の妻だと語って拒んだが、ラーヴァナは「アプサラスには夫などいない」と聞き入れなかった。この事実を知ったナラクーバラはラーヴァナに「女性から同意を得ずに犯したなら頭が裂ける」という呪いをかけた[7][注釈 2][注釈 3]。この点について『マハーバーラタ』も同様の物語について簡潔に触れている[4]。このためラーヴァナはラーマ王子の妃シーターをさらっても強引に汚すことができなかった。


