佐賀県第1区
日本の衆議院議員小選挙区の一つ
From Wikipedia, the free encyclopedia
区域
歴史
佐賀県は全般に厚い保守層への支持を背景に自由民主党が強いが、この1区は福岡市に直結して無党派層が多い。新進党・民主党と渡り歩きメディア出演の多さで全国的な知名度を持つ原口一博が自民党の候補者(坂井隆憲→福岡資麿→岩田和親)と激しい争いを続けて、第47回衆議院議員総選挙までは原口と自民党候補が交互に当選を果たす現象が続き、過去7回の選挙で原口は4勝3敗だった。
2017年の第48回衆議院議員総選挙では原口が公示日2日前に希望の党の公認を辞退し無所属で出馬を表明し、これを受けて日本共産党は佐賀1区の候補を取り下げた。事実上の岩田との一騎打ちとなったこの選挙で原口は圧勝し、初めて2期連続で小選挙区当選を果たした(岩田は比例当選)。
2021年の第49回衆議院議員総選挙では立憲民主党の公認を得た原口と自民党の岩田が出馬する一騎打ちになった。開票の結果、わずか133票差で原口が3期連続での小選挙区当選を果たした(岩田は比例当選)。佐賀県では2つの小選挙区がともに候補者数2人で、いずれも次点者が比例当選となり、県内小選挙区の候補者全員が当選した。
2024年の第50回衆議院議員総選挙では原口は4期連続小選挙区で当選。一方で、自民党の岩田は党の政治資金パーティー裏金事件や、それ以前の統一教会(現在の世界平和統一家庭連合)との関係などをはじめとする数々の不祥事の影響などにより、佐賀県を含め、全国的に支持率や得票率などが低下していたにもかかわらず、比例復活を果たすに至っている。
2026年の第51回衆議院議員総選挙では原口は立憲民主党と公明党の合流(中道改革連合)に反発、自身の政治団体「ゆうこく連合」を発展させた減税日本・ゆうこく連合の共同代表として臨んだ。中道と距離をおき、連合佐賀の推薦も受けられず苦戦を強いられ、支持層の被る参政党の候補者擁立も加わった結果、岩田に約1200票差で惜敗。同党が比例でも議席を獲得できなかったため、原口は議席を失うこととなった。
小選挙区選出議員
| 選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 第41回衆議院議員総選挙 | 1996年 | 原口一博 | 新進党 | 旧区域1 |
| 第42回衆議院議員総選挙 | 2000年 | 坂井隆憲 | 自由民主党 | |
| 第43回衆議院議員総選挙 | 2003年 | 原口一博 | 民主党 | 旧区域2 |
| 第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 | 福岡資麿 | 自由民主党 | |
| 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 | 原口一博 | 民主党 | |
| 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年 | 岩田和親 | 自由民主党 | |
| 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年 | 原口一博 | 民主党 | |
| 第48回衆議院議員総選挙 | 2017年 | 無所属 | ||
| 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年 | 立憲民主党 | ||
| 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年 | |||
| 第51回衆議院議員総選挙 | 2026年 | 岩田和親 | 自由民主党 |
選挙結果
時の内閣:第1次高市内閣 解散日:2026年1月23日 公示日:2026年1月27日
当日有権者数:32万8646人 最終投票率:57.74%(前回比:
3.26%) (全国投票率:56.26%(
2.41%))
時の内閣:第1次石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日
当日有権者数:33万285人 最終投票率:54.48%(前回比:
1.72%) (全国投票率:53.85%(
2.08%))
時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:33万3718人 最終投票率:56.20%(前回比:
1.44%) (全国投票率:55.93%(
2.25%))
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 原口一博 | 62 | 立憲民主党 | 前 | 92,452票 | 50.04% | ―― | ○ | |
| 比当 | 岩田和親 | 48 | 自由民主党 | 前 | 92,319票 | 49.96% | 99.86% | 公明党推薦 | ○ |
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:33万4711人 最終投票率:57.64%(前回比:
1.21%) (全国投票率:53.68%(
1.02%))
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:32万7125人 最終投票率:56.43% (全国投票率:52.66%(
6.66%))
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 (全国投票率:59.32%(
9.96%))
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 (全国投票率:69.28%(
1.77%))
- 福岡は第22回参議院議員通常選挙に立候補し、当選。
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(
7.65%))
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 福岡資麿 | 32 | 自由民主党 | 新 | 84,643票 | 50.35% | ―― | ○ | |
| 比当 | 原口一博 | 46 | 民主党 | 前 | 75,449票 | 44.88% | 89.14% | ○ | |
| 武藤明美 | 57 | 日本共産党 | 新 | 8,029票 | 4.78% | 9.49% |
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(
2.63%))
- 坂井は政治資金規正法違反により逮捕され不出馬(辞職勧告を受けたものの解散まで辞職せず)。
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(
2.84%))
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(
8.11%))