入江禎
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神戸山口組移籍後
1944年(昭和19年)、愛媛県宇和島市に出生[4]。高校を中退後、賭場への出入りを繰り返す内、暴力団員となる。
1997年(平成9年)に初代宅見組組長・宅見勝が五代目山口組中野会により暗殺されると、同組織の首領の座を継承[5]。同時に上部団体にあたる五代目山口組の直参となった[6]。そして司忍率いる六代目体制の発足と同時に六代目山口組『総本部長』に就任[7]。以降の六代目山口組にあって、若頭の高山清司に次ぐ第三の有力者と目されてきた[5]。
高山清司の逮捕からわずか2週間後の2010年(平成22年)12月1日[8]、暴力団対策法違反容疑で大阪府警に逮捕された[9]。 宅見勝射殺の絡みで対立関係にあった中野会の若頭を射殺したとする殺人罪で服役していた組員がおり、これはその組員の家族に現金を渡したとする『賞揚等禁止命令違反容疑』からの逮捕であった[10]。
司忍が服役中、そして髙山清司も収監中という時期の逮捕であり、一時的ではあったにせよ、これにて山口組の『トップ3』が一時的に不在という異例の事態となった[11]。 翌2011年の3月に有罪が確定。懲役10ヶ月、執行猶予3年とされた[12]。
2013年(平成25年)、8年余り在任していた六代目山口組の総本部長職を辞任し、舎弟頭となった。
2015年(平成27年)8月27日、六代目山口組を離脱し、井上邦雄(六代目山口組若頭補佐・四代目山健組組長)や寺岡修(同組舎弟・俠友会会長)ら十数名と共に新組織・神戸山口組を結成。入江は副組長に就任する。また、同日付で、六代目山口組より絶縁処分を受けている。
2022年8月午前2時45分ごろ、名古屋市中村区の無職男26歳(六代目山口組三代目弘道会稲葉地一家組員(半グレ「アビスグループ」元幹部)[13])が、入江禎組長の豊中市の自宅に車をバックで突っ込み、木製の門戸を損壊した[14]。同日午前4時5分ごろ、入江禎組長の自宅に車が突っ込んだ状態で止まっているのを、パトカーで巡回中の警察官が発見[14]。約1時間後に、豊中南署員が豊中市内の路上を歩いている無職男26歳容疑者を見つけ、大阪府警捜査4課は逮捕した[14]。入江禎組長は在宅中だったが怪我はなかった[14]。
- 神戸山口組を離脱
2022年(令和4年)9月21日、二代目宅見組は神戸山口組を脱退し独立組織となる。
2022年(令和4年)10月5日付で神戸山口組より除籍となる。
2025年2月[15]大阪地方裁判所は入江禎組長の豊中市の自宅(土地と建物)を強制競売の手続き開始し差し押さえた[16]。1審京都地方裁判所は神戸山口組宅見組系組長(当時)による暴力団の威力を利用した資金獲得行為と認定し、暴力団対策法に基づく代表者責任として、入江禎組長(当時 神戸山口組副組長)らに連帯して約2億7千万円を賠償するよう命じた[16]。高等裁判所は1審判決を支持、入江禎組長側はこれを不服として上告受理を申し立てているが、判決確定後も賠償金の支払いがなければ強制退去となる可能性がある[17]。これに井上邦雄組長も連帯して神戸地方裁判所が2025年1月に競売に向けた手続き開始決定し自宅(土地と建物)を差し押さえられている[18]。
- 六代目山口組が抗争終了宣言
2025年4月7日午後1時、兵庫県警本部を六代目山口組の森尾卯太男本部長、津田力若頭補佐、安東美樹若頭補佐の3人が訪問し、以下の宣誓文を提出し、六代目山口組側は抗争終結を宣言した。「この度は全国の任侠団体の申し出により山口組は処分者の井上、入江、池田、岡本、宮下との抗争を終結する事にしました。尚、山健組処分者の織田とも今後一切揉める事はしません。一般の市民にはご迷惑お掛けしました。高山清司 執行部一同」[19]。
法規命令
脚注
出典
- ↑ 『Japan's No. 3 gangster arrested in police war on underworld』 2010年12月1日 AFPフランス通信社 (英語) ― 『Police in the western Japanese prefecture of Osaka held Tadashi Irie, 65, on suspicion of compensating the relatives of a hitman who had been jailed for murdering a senior member of a rival yakuza group in a gangland vendetta.』 ― 『タダシ・イリエ (Tadashi Irie)』
- ↑ 『実話時報 2012年3月号』 “六代目山口組<大検証>「武」と「智」 六代目山口組「直系組長85人」 入江禎” (特別付録) 2012年2月14日 竹書房
- ↑ 『六代目山口組完全データBOOK 2008年版』 “六代目山口組本家・最高幹部・舎弟・幹部” (p.2) 2009年2月1日 メディアックス ISBN 978-4-86201-358-3
- 1 2 『Treasury Sanctions Members of Japanese Criminal Organization 12/19/2013』 2013年12月19日 アメリカ合衆国財務省
- 1 2 『Osaka Police Nab Another Yakuza Boss as Crackdown Continues』 2010年12月1日 ウォールストリートジャーナル (英語)
- ↑ 六代目山口組完全データBOOK 2008年版:『六代目山口組全直参88人完全データ』 (p.4) 2009年2月1日 メディアックス ISBN 978-4-86201-358-3
- ↑ 『山口組による裏社会の「完全支配」へ(2005年9月号)』 Archived 2012年3月26日, at the Wayback Machine. 2008年9月10日 中央ジャーナル
- ↑ 『Dawn raid on Japanese syndicate』 2010年12月1日 クーリエ・メイル (英語)
- ↑ 『山口組、トップ3不在で納会中止 幹部逮捕相次ぎ』 2010年12月11日 47NEWS,共同通信
- ↑ 『山口組組長に報奨金禁止命令 6府県公安委員会』 2011年4月27日 産経新聞
- ↑ 『殲滅作戦(警察庁長官が大号令)で高まる山口組 内部抗争の危険性 髙山清司若頭に続き、入江禎総本部長も逮捕。ついにトップ3人が不在の事態に! | 永田町ディープスロート』(1/3) 2010年12月19日 溝口敦 現代ビジネス
- ↑ 『山口組ナンバー3に有罪判決 服役中の組員側に褒賞金』 2011年3月10日 47NEWS,共同通信
- ↑ “「神戸山口組」ナンバー2の自宅に元半グレが“特攻”の「特筆すべき点」 かつて襲撃を受けた元ヤクザが明かす「された側の憂鬱」”. デイリー新潮 (2022年5月12日). 2025年4月21日閲覧。
- 1 2 3 4 “神戸山口組副組長宅に車突っ込む 容疑で26歳男を逮捕”. 産経新聞 (2022年5月8日). 2025年4月21日閲覧。
- ↑ “宅見組組長宅差し押さえ 賠償命令で強制競売手続き”. サンスポ (2025年4月21日). 2025年4月21日閲覧。
- 1 2 “<独自>宅見組長宅が差し押さえ、民事訴訟の賠償命令受け 拠点が動く可能性も│産経WEST”. 産経新聞 (2025年4月21日). 2025年4月21日閲覧。
- ↑ “暴力団「宅見組」組長宅が差し押さえ”. ABCニュース (2025年4月21日). 2025年4月21日閲覧。
- ↑ “神戸山口組の組長宅を裁判所が差し押さえ 競売の手続き開始│兵庫 NEWS WEB”. NHK (2025年4月17日). 2025年4月21日閲覧。
- ↑ “「神戸、池田、絆には構うな」 6代目山口組が「一方的な抗争終結」を宣言するまでのドキュメント”. デイリー新潮 (2025年4月15日). 2025年4月15日閲覧。
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