北川進

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生誕 (1951-07-04) 1951年7月4日(74歳)
日本の旗 京都府京都市
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 化学
北川 進
きたがわ すすむ
北川 進(Susumu Kitagawa)
文部科学省より公表された肖像
生誕 (1951-07-04) 1951年7月4日(74歳)
日本の旗 京都府京都市
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 化学
研究機関 近畿大学
東京都立大学
京都大学
出身校 京都大学工学部卒業
京都大学大学院
工学研究科修士課程修了
京都大学大学院
工学研究科博士課程修了
博士課程指導教員 米澤貞次郎
主な業績 金属有機構造体の研究
影響を受けた人物 福井謙一
森島績
主な受賞歴 日本化学会学術賞
日本錯体化学会賞
日本化学会賞
フンボルト賞
トムソン・ロイター引用栄誉賞
RSCド・ジェンヌ賞
江崎玲於奈賞
マルコ・ポーロ・イタリア科学賞
日本学士院賞
フレッド・バソロ・メダル
藤原賞
未来のための化学・ソルベイ賞
フランス化学会グランプリ
エマニュエル・メルク
レクチャーシップ賞
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者 

受賞年: 2025年
受賞部門: ノーベル化学賞
受賞理由:金属有機構造体(MOF)の開発』

北川 進(きたがわ すすむ、1951年昭和26年〉7月4日 - )は、日本化学者無機化学・配位空間の化学)。学位工学博士京都大学・1979年)。京都大学副学長(研究推進担当)・高等研究院特別教授国立大学法人京都大学理事日本学士院会員

近畿大学理工学部助教授東京都立大学理学部教授、京都大学大学院工学研究科教授、京都大学物質-細胞統合システム拠点拠点長、京都大学高等研究院副院長などを歴任した。

無機化学や配位空間の化学を専攻する無機化学者である[1]。金属有機構造体の研究で知られており、多孔性材料の細孔中に気体を大量に取り込めることを史上初めて証明した[2]。これらの業績により日本学士院賞ノーベル化学賞などを受賞した。また、配位空間の化学を確立した。近畿大学東京都立大学で教鞭を執り[3]京都大学で研究に従事した[3]

来歴

生い立ち

京都市下京区[4]出身で四条河原町育ち[5]。京都大学に進学し[3]米澤貞次郎に師事した[6]。毎週土曜日は米澤と福井謙一が合同で開催する研究会に参加した[6]大学院修士課程在籍中、森島績から博士課程への進学を勧められる[7]。学位論文は「若干の有機金属錯体における金属配位子間結合の性質ならびにその酸化還元反応の作用機構に関する研究―Studies on the Nature of Metal-Ligand Binding and the Oxidation-Reduction Properties of Some Organometallic Complexes」[8]。龍谷大学名誉教授(環境法政策)の北川秀樹は実弟。

化学者として

近畿大学では理工学部助手[3]講師[3]助教授を務め[3]、東京都立大学では理学部教授として教鞭を執った[3]

母校である京都大学に戻ると大学院工学研究科の教授を経て[3]物質-細胞統合システム拠点の教授として研究に従事した[3]。学内では物質-細胞統合システム拠点の拠点長や高等研究院の副院長など要職を歴任した[3]。2017年(平成29年)からは高等研究院で特別教授を務めている[3]。また、2024年(令和6年)には京都大学の副学長(研究推進担当)に就任するとともに[3]大学の設置者である法人にて理事を兼任している[3]

有機物と金属を組み合わせた多孔性材料である配位高分子を研究している。2025年に「金属有機構造体の開発」により、リチャード・ロブソンオマー・ヤギーとともにノーベル化学賞を受賞した[9]

業績

マイクロ孔を有する金属錯体である多孔性配位高分子の合成、その機能の発現に関する研究を進めている。この多孔性金属錯体(PCP)は、温暖化ガスである二酸化炭素を効率よく吸着する性質があることから近年注目を集めている[10]

1997年に金属有機構造体(MOF)を論文発表した後、米国であった会議で研究成果を全否定された。「空調のない暑い部屋でダメだと言われ、たたかれて、涙か汗か分からない、そんな経験をした」と振り返る。それでも確信が揺らぐことはなく、共同研究者らとデータを積み上げ、ノーベル賞受賞などに至る[11]

略歴

賞歴

2025年10月9日、オンライン会議にて内閣総理大臣石破茂(右)と

栄典

アカデミー会員

著書

脚注

外部リンク

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