同志社国際中学校・高等学校
京都府京田辺市にある中高一貫校
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概観
生徒の3分の2[1]が帰国子女である。海外子女教育振興財団によってA1群の、帰国子女の受け入れを主たる目的として設置された学校とされている。
帰国子女の中には親元を離れて敷地内に併設された寮に入る生徒もいる。帰国子女・一般生徒ともに、卒業生の約9割が同志社大学、同志社女子大学に進学する。
海外の学校と日本の学校での教育が違うため聖書・国語・社会・数学・理科・英語の6教科に関して習熟度別クラスがある。
プロテスタントに基づくキリスト教主義学校であり、毎朝その日の担当教師による礼拝と、週に一度の聖書の授業がある。
教育方針
相手のことを考える。共に生きる。違いを認め合う。隣人愛。 自由と責任。 人間として大切なことを知る。社会で大切な力。
沿革
所在地・アクセス
象徴
校歌
- Doshisha College Song(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ作詞・カール・ヴィルヘルム作曲)[2]
- 1908年に同志社の教員であったギューリック(S.L.Gulick)が音楽好きの学生に頼まれ校歌を作ることにした。当時京都YMCA会館を建設するために京都に滞在していた友人であるウィリアム・メレル・ヴォーリズに作詞を依頼。ヴォーリズはドイツの軍歌(あるいは愛国歌)の「ラインの守り」を基にし、歌詞をつけた[3]。また当時の多くの宣教師の出身校であるイェール大学の校歌にも同じメロディが使われている。
徽章

正三角形を3つ寄せたもので、国あるいは土を意味するアッシリア文字「ムツウ」を図案化したもの。知・徳・体の三位一体あるいは調和を目指す同志社の同志社の教育理念を表すものと解釈されている。考案者は湯浅半月。
スクールカラー
ロイヤル・パープル(古代紫と江戸紫の中間色)と白の2色。同志社の創立者新島襄の母校、アムハースト大学のスクールカラーと同色。
教育
- 産官学連携
- 高等学校の生徒は同志社大学京田辺校地同志社ローム記念館において行われている同志社ローム記念館プロジェクトに参加できる。同志社ローム記念館プロジェクトは産官学地域連携を通し、文化の創造・発信と次世代社会を担う人材を育成することを目的とした課外プロジェクト。同志社大学京田辺校地にある同志社ローム記念館にプロジェクトルームを与えられ活動する。プロジェクトは学生主体で運営され、同志社大学や協賛企業から金銭面、物品面の支援もある。コアプロジェクトと呼ばれるプロジェクトが置かれ、同志社ローム記念館プロジェクト全体の運営を取り仕切る。
- 同志社大学が2004年度の現代的教育ニーズ取組支援プログラムに「プロジェクト主義教育による人材育成 『プロデュース・テクノロジー』の創成」として採択された。
入試
学校生活
寮
帰国生徒の受け入れを行っており、生徒の保護者がまだ海外にいる段階での入学になってしまう場合も多くある。そのために学寮が用意されている。男子寮と女子寮は食堂だけ同じで、そこで面するように別々に設置されている。
- 青々寮(男子寮)
- 悠々寮(男子寮)
- 洗心寮(女子寮)
- 清心寮(女子寮)
過去に存在した寮
- ホームステイ田中(男子寮)- ホームステイ田中は入学時期に両親は日本国内に居住しているが遠隔地のために通学不可能な生徒が入れられた。その頃は学寮と選択することはできなかった。
学校行事
研修旅行
学園祭
部活動
運動部
- アメリカンフットボール
- チアリーディング
- テニス
- 陸上競技
- 野球
- ラグビー
- 卓球
- サッカー
- 女子バレーボール
- 剣道
- バスケットボール
文化部
- 吹奏楽
- ダンス
- 美術
- 演劇
- クッキング
- ボランティア・サービス
- 写真
- 放送
- 文芸
- MCI
- ESS
- キリエコーラス
- サイエンス
- 模擬国連
同好会
- ゴルフ
- 書道
出身著名人
対外関係
地方自治体との協定
留学
- 中学校[8]
The NUEVA School
アーモスト大学
スミス大学
カリフォルニア大学デービス校
ハーバード大学
Ecole Active Bilingue Jeannine Manuel
- 高等学校[9]
カリフォルニア大学デービス校
ハーバード大学
ローレンスビル・スクール
フィリップス・アカデミー
スミス大学
アーモスト大学
Ecole Active Bilingue Jeannine Manuel
指定校(高等学校)
2007年度実績
系列校
学校法人同志社が設置する諸学校は、大学を頂点とした大学附属学校の形態を取らず、独立の学校群として位置づけられている。なお、同志社小学校、同志社国際学院初等部・国際部に限り、同志社大学の付属校である。
- 大学
- 中高一貫校
- 小学校
- 幼稚園
不祥事
アメリカンフットボール部顧問による体罰
2018年5月、アメリカンフットボール部の男性顧問教諭が複数の男子部員に対し、体を押すなどの体罰を行っていたことが明らかとなった。同校は調査の結果、当該行為を認定し、同教諭に対して厳重注意の懲戒処分を行った[10]。
同校によれば、2018年4月以降、保護者から体罰に関する指摘があり、顧問らへの聞き取り調査が実施された。学校側は「指導の一環として不適切な身体接触があった」と説明し、顧問教諭は「行き過ぎた点があった」と謝罪したとされる[11]。
ヘリ基地反対協議会所有船の転覆による沖縄研修旅行中の生徒死傷事故
2026年3月16日、沖縄へ研修旅行に行っていた高校2年生の生徒のうち「辺野古をボートに乗り海から見るコース」を選んだ18人が[12]、沖縄県名護市辺野古沖で在日米軍海兵隊普天間基地の辺野古移設工事への抗議活動にも使われている、ヘリ基地反対協議会が所有する2隻の小型船「平和丸」「不屈」にそれぞれ乗船、沖合で強風にあおられて転覆し、「平和丸」に乗船していた同高女子生徒1名、「不屈」の男性船長(当時71歳、日本基督教団所属)が溺死、このほか生徒14名を含む16名が負傷した[13]。
この事故に対し、海上保安庁第11管区海上保安本部は業務上過失往来危険、業務上過失致死傷、さらに海上運送法違反容疑で捜査を行っており[14]、国土交通省管轄の運輸安全委員会も今回の事案を重大事故に認定し、那覇事務所から国土交通省本省へ所管を変更して調査を行っている[15]。また、文部科学省による、研修旅行中の学習内容についての問い合わせには学校が回答を留保する状況となっている[16]。
5月22日、文部科学省(それ以前の文部省を含む)から、教育基本法第14条第2項(改正で第8条より移動)の政治的中立条項に反すると、教育基本法制定以来史上初めて認定された学校となり[17]、文部科学省は「同志社国際高等学校の研修旅行等について(これまでの把握事項と文部科学省の見解)」文書を公表した[18]。これを受けて学校法人同志社から「同志社国際高等学校の研修旅行等に関する文部科学省調査結果の公表及び本法人の対応について」とする文書が公表された[19]。また同高は「同志社国際高等学校の研修旅行等に関する対応について」とする文書を公表しており、こちらは前述の学校法人の出した文書と異なり『本校の研修旅行における辺野古への移設工事に関する学習については、「特定の見方・考え方に偏った取り扱い」であり、「政治的活動を禁じる教育基本法第 14 条第 2 項に反するものであったと考えられ、是正を図る必要がある」と評価されております。』と、偏向教育について触れている[20]。同日京都府は「同志社国際高等学校の研修旅行等について」とする文書を公表しており、2026年3月の研修旅行初日の開会礼拝のメッセージにおいて、牧師より「米軍基地建設に抗議する船の船長をずっと今やっています」、「基地建設に反対し、抗議して声を上げ、ここから入るなよっていうエリアがあります(略)ここから入ったら、法律違反、法令違反、逮捕する、捕まえる、そういう線引きされるんです。あえてそこを越えて入っていって抗議します。だから当然、陸では警察機動隊に拘束される。海では海上保安庁に拘束されます。」との発言があったとの新事実が認定されていた[21]。2026年5月22日、同校の所轄庁である京都府知事は「様々な法令に反していることは明確」として私学運営費補助金減額の可能性について言及した[22]。
