登山道そのものは開かれていないが、森林管理署の作業用歩道が2本あるため、これを利用して登ることができる。ただし山の最高地点は踏まず、三角点の設けられた箇所を山頂としている。
国道230号を、中山峠から喜茂別町方向に約9キロメートル下り、喜茂別一号川に沿った林道中岳線に入る。この林道は約2.4キロメートル進んだあたりで大きくカーブして京極町方面へと向かっており、そのカーブから分岐してほぼ水平に走る道の終点、黒川の上流部に登山口があった。
しかし2021年(令和3年)の時点で上記の黒川(裏ノ沢)コースは荒廃しており、登山よりもタケノコ採り目的で利用されている。代わって登山者の間で主流となっているのは、カーブの分岐をたどらず行き過ぎて、さらに約1.4キロメートル進んだ先に登山口がある短縮コースである。
どちらの登山口を利用するにせよ、道はやがて合流し、喜茂別岳の南尾根に乗ったあたりで見晴らし台に着く。そこから1062メートル標高点の西側を巻き、ジグザグを切りながら急斜面を登って、最高地点の南側をトラバースすることで山頂に至る。
中山峠から、NTTが管理する電波塔への車道に入る。はじめは砂利道だが、途中からは舗装が施されている。電波塔が近くなると、右手に中山湿原への分岐路がある。
電波塔から先も単調な道のりで、急斜面に設けられた階段を上り、小湿地を行き過ぎて山頂に至る。
2021年(令和3年)現在、このコースにはササが覆いかぶさり、事実上の廃道となっている。
ただ、積雪期のスキー登山であれば利用に問題ない。喜茂別岳だけを目標とするのみならず、北方の無意根山まで足を延ばすこともできるし、さらにそこから余市岳を目指す、札幌近郊の山々で最大級の縦走行も可能である。