大石晃子

日本の政治家 From Wikipedia, the free encyclopedia

大石 晃子(おおいし あきこ、1977年昭和52年〉5月27日 - )は、日本政治家。元大阪府職員衆議院議員(2期)、れいわ新選組共同代表(初代)、同政策審議会長(初代)[2]を歴任した。

生年月日 (1977-05-27) 1977年5月27日(49歳)
概要 生年月日, 出生地 ...
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活動期間 2020年4月1日 -
ジャンル ニュース政治
登録者数 7.14万人
概要 れいわ新選組 大石あきこチャンネル, YouTube ...
れいわ新選組 大石あきこチャンネル
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チャンネル
活動期間 2020年4月1日 -
ジャンル ニュース政治
登録者数 7.14万人
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2026年7月1日時点。
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政治活動では名前表記を「あきこ」と平仮名にしている。

経歴

大阪府大阪市出身。大阪市立塩草小学校大阪府立北野高等学校大阪大学工学部卒業[3]同大学院工学研究科環境工学専攻修士課程修了[3]修士論文は「地域の循環形成を促進する循環型産業開発事業の計画に関する調査研究」[4]。2002年、大阪府庁入庁[3]

2008年1月27日に行われた大阪府知事選挙橋下徹自民党府連の推薦を受けて立候補して初当選すると、3月13日に橋下は「30歳以下の若手職員約330人」を対象に、初めての朝礼を行った。挨拶の中で橋下は、当初、始業前の朝礼を提案したものの、府幹部から「始業前の朝礼は超過勤務になる」と指摘されたことを明かし、「ならば勤務時間中のたばこ休憩や私語は全部減額させてもらう」と職員に向かって述べた。これに対し大石は立ち上がり、「(私達が)どれだけサービス残業やってると思ってるんですか。あなたはきれいなことを言っているが、職員の団結をバラバラにするようなことを言っている」と批判、抗議した。このことは大手新聞で報じられ[5]、映像がテレビなどで流されて話題となった。その後、記者からの「(大石本人の)サービス残業は月どれぐらいか」の問いに対し、「私はしてません」と答えた。約10年後、自身の公式ブログにそう回答した理由を、大石自身はサービス残業の経験はありつつも府庁での蔓延や風潮に逆らい残業を付けるよう努めていたためと記している[6]。自治労連系の大阪府職員労働組合に所属し、そこでの活動も活発であった。労働組合の執行部選挙にも何度か立候補したが他の候補に惨敗ばかりであった[7]

2018年10月末に大阪府庁を退職した。退職の理由として、平成30年台風第21号大阪府咲洲庁舎が被害を受けた2日後に、府知事の松井一郎日本維新の会の党務を優先して沖縄県知事選挙の応援のため大阪を離れたことを挙げた[8]

2019年4月、大阪府議会議員選挙淀川区選挙区から無所属(社会民主党新社会党推薦)で立候補するも落選[9]した。

2020年2月21日、れいわ新選組山本太郎代表は次期衆院選に向け、大阪5区に大石を擁立すると発表した[10]。2021年10月31日執行の第49回衆議院議員総選挙に、大阪5区かられいわ新選組公認で立候補した。小選挙区では公明党國重徹日本共産党宮本岳志に次ぐ3位に終わるも、重複立候補していた比例近畿ブロックで28議席中最下位の28位でれいわ新選組が1議席を獲得し、名簿順位1位の5人の中で最高の惜敗率だった大石が議席を確保して初当選した[11][12]。衆議院予算委員会に所属[13]する。

2022年12月18日、れいわ新選組の代表選挙櫛渕万里との共同陣営として立候補したが、山本に敗れ落選。翌19日、山本は大石と櫛渕を党共同代表に指名した[14]

2023年11月30日、駐日パレスチナ常駐総代表部大使(正式な外交関係がある国の特命全権大使に相当)ワリード・アリ・シアムの表敬訪問を受けた[15]

2024年10月27日執行の第50回衆議院議員総選挙に、大阪5区かられいわ新選組公認で立候補。小選挙区では日本維新の会の梅村聡、公明党の國重徹に次ぐ3位に終わるも、比例復活で再選[16]

2026年2月8日投開票の第51回衆議院議員総選挙に、大阪5区かられいわ新選組公認で立候補。山本太郎が健康上の問題で議員辞職したために、大石が党の顔として選挙戦に臨み、党首討論にも大石が出席した。国会質問で内閣総理大臣(当時)の岸田文雄を「鬼」「犬」と呼び、採決の差異には牛歩戦術プラカードを掲示するなど問題行動を指摘されることが多かったが、この党首討論でもスタジオを騒然とさせる行動が目立った。街頭演説で自民や維新を激しく批判し、中でも同区から立候補する自民党候補の杉田水脈のことは「自民党の毒の凝縮物」だとして激しく非難した[17]。投開票の結果、6人中4位で供託金没収点(有効得票の10%)に届かず落選[18]。衆院選後の党役員人事では櫛渕共同代表や高井崇志幹事長が退任する中、大石は共同代表に留任した。前幹事長の高井はこの人事について、山本の意向があったとし、大石が衆院選の敗北について引責しないことについて記者から問われた際は、高井は「確かに他の惨敗した党は執行部総退陣だが、正直いえば、全員辞めるのは…」と述べ、少数政党として現実的ではないとの考えも示した[19]

政策・主張

憲法

  • 憲法改正について、2021年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[20]
  • 憲法9条の改正について、2021年の毎日新聞社のアンケートで「改正には反対だ」と回答[20]。9条への自衛隊の明記について、同年のNHKのアンケートで「反対」と回答[21]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2021年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[20]

外交・安全保障

  • 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「反対」と回答[22]
  • 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「反対」と回答[22]
  • 徴用工訴訟などの歴史問題をめぐる日韓の関係悪化についてどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで「より柔軟な態度で臨む」と回答[20]

ジェンダー

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[22]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[22]
  • LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「賛成」と回答[22]
  • クオータ制の導入について、2021年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答し[20]、同年NHKのアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[21]

経済・雇用・教育等

  • 消費税の廃止を主張している[23]
  • ガソリン税ゼロを主張している[24]
  • 国費投入による、社会保険料負担の軽減を主張している[23]
  • 治水・災害対策、断熱性が高い公的住宅の整備、グリーンな再生可能エネルギーへのシフトなど公共事業を増やす、としている[23]
  • 原発の廃止を主張している[23]
  • カジノ誘致に反対[23]
  • 水道民営化に反対[23]
  • “安定雇用1000万人”を掲げ、“希望する人に安定した雇用を保障”する、としている[23]
  • 介護・保育従事者全員の月給10万円アップを主張している[23]
  • 児童手当を2倍にし、1人あたり3万円の子ども手当にする、と掲げている[23]
  • 学校の統廃合はやめ、教員の大幅増員で、20人以下の少人数学級実現を掲げている[23]
  • 高校、大学の無償化について所得制限をなくすことに、2021年のアンケートで「賛成」と回答[20]

その他

人物

国会での活動

  • 2022年6月1日、衆議院予算委員会で、鬼の面や紐に繋がれた犬の写真を提示して[29]岸田文雄首相を「資本家の犬、財務省の犬」「飼い主を間違えたら駄目だ」と批判した。予算委員長の根本匠から言葉遣いに気をつけるように注意を受けたが[30]、のちに自身のTwitterで同じ文言を再度発信した[31]
  • 2023年2月28日、衆議院本会議での2023年度当初予算案の採決時、れいわ新選組の櫛渕万里とともに牛歩戦術を展開した。細田博之議長が速やかな投票を何度も求め「1分以内に投票しないと棄権と見なす」と通告をすると、大石は壇上に立ち「この愚か者めが」などと叫び、反対の意思を示した[32]。櫛渕は投票したが、大石は既に投票箱が閉鎖されており、投票できず棄権となった[33]
  • 2024年10月1日、衆議院本会議での首相指名選挙で登壇して投票する際、「能登の補正予算を」「裏金隠しの解散やめろ」と書かれた紙を掲げ、「被災者は投票なんかできません」「なんで補正予算を組まないんだ」「粛々でいいんですか?」「混乱させなきゃだめなんだ」などと主張し、数分にわたって壇上から降りなかった。額賀福志郎議長から降壇を呼びかけられたり、演台で物品を掲げる行為は禁止されている旨を告げられても応じなかった。最終的には額賀議長に「強制降壇」を命じられた複数の衛視により強制的に降壇させられた[34][35]。10月2日には、自民党や日本維新の会などの各党が、懲罰動議を衆院に提出した[36]

訴訟

  • 2021年12月17日の日刊ゲンダイDIGITAL及び夕刊紙『日刊ゲンダイ』の掲載記事中で、知事当時の橋下徹に触れて「気に入らない記者は袋叩きにする」「飴と鞭でマスコミをDVして服従させていた」と発言。2022年3月、橋下は、大石と発行元の株式会社日刊現代に対し、記事によって社会的評価を強く低下させられたとして、計300万円の損害賠償を求めて大阪地方裁判所に提訴した[37]。2024年1月31日、大阪地裁は「論評の域を出ない」として名誉毀損を認めず、橋下側の請求を棄却した。判決理由で小川嘉基裁判長は、意に沿わない記者を攻撃したり取材を拒否したりしたという指摘は「重要な部分が真実」と認定。「DVと評するのが適切といえるかはおくとしても、原告の人身攻撃に及ぶものではなく、違法性を欠く」とした[38]。判決後、橋下の事務所は取材に対し「コメントは出さない」と回答した[39]。9月26日、大阪高裁は1審判決を支持し、橋下の控訴を棄却した[40]
  • 2019年12月、ジャーナリスト伊藤詩織TBSテレビ記者の山口敬之から性的被害を受けたと訴えていた問題に関連し、山口が伊藤を反訴したことについて「1億円超のスラップ訴訟を伊藤さんに仕掛けた、人を暴力で屈服させようという思い上がったクソ野郎」などとtwitterに投稿。山口は大石の投稿で名誉を傷つけられたとして880万円の賠償を求め提訴した[41]。2023年7月18日、東京地裁はツイートはいずれも「重要な部分は真実と認められる」と判断しつつ、「全体として人身攻撃に及んでおり、意見・論評の域を超えている」として名誉棄損を認め、大石に22万円の賠償と投稿の削除を命じる判決を言い渡した[42]。2024年3月13日、東京高裁は「直ちに人身攻撃となり、意見や論評の域を逸脱したとは断じられない」として、一審判決を取り消し、山口の請求を棄却した[43]

その他

  • 全日本建設運輸連帯労働組合(通称:連帯ユニオン)所属議員らで構成される連帯ユニオン議員ネットから推薦を受けており、同労組の関西地区生コン支部執行委員長である武建一らの逮捕を、権力による不当な弾圧であると主張している[44]
  • 連帯ユニオン近畿地本傘下の、連帯ユニオン関西ゼネラル支部 十三市民病院分会に所属する分会員である[45][46]
  • デイリー新潮』には、「彼女が中核派の正規メンバーだったかどうかは別として、過去に活動を共にしていたことがあるのは事実。中核派の集会やデモにも積極的に参加していました」との関西の活動家の証言、「彼女(大石)は中核派で活動していた時期があり、恐れを知らない闘争本能は、そこで培われたものだと……」との政治部記者の証言が記載されている一方で、中核派関係者の証言として「現状で、我々から大石さんに接近したりあの党(れいわ)と連携したりなんてことはあり得ないでしょう」とも記載されている[47]。同じく2026年3月30日のデイリー新潮には、地方議員たちの声として「大石さんが中核派の集会で色々話すことが多かったと『デイリー新潮』に書いていましたが、事実でしょうか」に対して、強い口調で「(中核派の集会に参加していたか否かについて)事実じゃありません。デマです。」と反論したと記載されている[48]
  • 高校時代は柔道部に所属(初段)。
  • 夫との間に1女。
  • 趣味はママさんバレー[49]

選挙歴

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当落選挙執行日年齢選挙区政党得票数得票率惜敗率
(2位惜敗率)
定数得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
2019年大阪府議会議員選挙 2019年4月7日 41 大阪市淀川区選挙区 無所属 1万3702票 19.48%   2 3/3  
比当 第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 44 大阪府第5区 れいわ新選組 3万4202票 17.07% 32.11% 1 3/4 1/1
比当 第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 47 大阪府第5区 れいわ新選組 2万6789票 12.27% 30.76% 1 3/5 1/2
第51回衆議院議員総選挙 2026年2月8日 48 大阪府第5区 れいわ新選組 1万9867票 9.04% 21.25% 1 4/6 1/0
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不祥事等

政治資金規正法違反

2023年、政治資金団体「大石あきこと歩む会」が提出した政治資金収支報告書において、記載すべき収入約450万円の不記載を行っていたことが発覚した[注 1][52][53]。本件について、言論プラットフォームのアゴラは、2024年10月、「裏金追及で大活躍のれいわ大石あきこ議員が裏金で追及される」という記事を掲載し、他党の政治資金収支報告書の記載不備等の追及で「大活躍」している大石自身も記載漏れがあった事が発覚し、SNSを中心に「大炎上」していることを公表した[54]。また、同記事では不記載額が1280万円であったとする指摘や収支報告書の内容に「黒塗り」部分が含まれているとするSNS上の意見とともに「人の黒塗りはだめでも自分の黒塗りはよいのでしょうか」と指摘した[54]

著作

著作物などは原則「大石あきこ」名義である。

単著
  • 『「都構想」を止めて大阪を豊かにする5つの方法』(アイエス・エヌ、2020年)国立国会図書館書誌ID:030313524 ISBN 978-4-909363-07-7
  • 『維新ぎらい』講談社講談社現代新書〉、2022年6月15日。ISBN 9784065282984
共著
翻訳
  • 『99%のための経済学: コービンが率いた英国労働党の戦略』(ジョン・マクドネル 原作, 朴勝俊, 長谷川羽衣子, 大石ほか共訳, 八王子・堀之内出版, 2021年)ISBN 978-4-909237-56-9 原題 "Economics for the many"
  • 『グリーン・ニューディールを勝ち取れ』那須里山舎、2021年11月30日。ISBN 978-4909515056
    • 『グリーン・ニューディールを勝ち取れ : 気候危機、貧困、差別に立ち向かうサンライズ・ムーブメント』(せせらぎ出版、2025年)ISBN 978-4-88416-324-2
論壇雑誌等への寄稿(一部)
  • 大石あきこ (2022) ポピュリズムとの"みっともない"闘いが、いま必要だと思います。(特集 地方議会を市民の手に! : 岐路に立つ地方自治 ; 自治の現場から). 社会運動, 通算447号, pp.58-66. ISSN 0389-2670
  • 大石あきこ (2025) 「権力統制型」緊急事態条項という詭弁で憲法改正を唱える野党も茶番だ. 消費者法ニュース, 通算143号, pp.149-150. ISSN 1340-6515

ほか。Cinii Research国立国会図書館サーチも参照のこと。

脚注

外部リンク

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