宮間田遺跡
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所在する北杜市武川町三吹は県北東部に位置する。八ヶ岳南麓、釜無川右岸の河岸段丘上に立地する。標高は513メートル付近。
旧武川村域一帯では縄文時代からの遺跡が多く分布し、1983年(昭和58年)時点で17箇所が確認されている。近在には古代の遺跡も多く、『和名類聚抄』に記される巨摩郡真衣郷(まきのごう)に比定される。古代に甲斐国は甲斐の黒駒と呼ばれる名馬の産地として知られ、『延喜式』に記される甲斐の三御牧(穂坂牧・真衣野牧・柏前牧)の一つである真衣野牧(まきののまき)が設置されていたと考えられている[1]。
真衣野牧は9世紀前半代には設置されていたと考えられており[2]、宮間遺跡も牧に関係する集落であった可能性が考えられている[2]。平安時代中期に東国では平将門の乱や平忠常の乱が発生し、これに伴い牧も衰微する。
真衣野牧の駒牽(こまひき)に関する記事は11世紀を終期としているが、中世には『吾妻鏡』建久5年(1194年)3月13日条に「甲斐国武河御牧」の存在が記されており、真衣野牧の後身である可能性が指摘されており[3]、宮間田遺跡では13世紀前半代の山茶碗が出土している。