岡本多緒

日本の女優、モデル (1985-) From Wikipedia, the free encyclopedia

岡本 多緒(おかもと たお、旧芸名:TAO(たお)、1985年昭和60年〉5月22日[3] - )[4]は、日本女優ファッションモデル。日本国外では“Tao Okamoto”として知られる。

別名義 TAO
生年月日 (1985-05-22) 1985年5月22日(41歳)
身長 177 cm(2007年時点)
概要 おかもと たお 岡本 多緒, 別名義 ...
おかもと たお
岡本 多緒
岡本 多緒
2026年度カンヌ国際映画祭にて
別名義 TAO
生年月日 (1985-05-22) 1985年5月22日(41歳)
出身地 日本の旗 日本 千葉県市川市[1]
身長 177 cm(2007年時点)
職業 女優
ジャンル 映画
活動期間 2000年 -
配偶者 テンジン・ワイルド(2015年 - )
事務所 ディケイド
Donna Models
主な作品
映画
ウルヴァリン:SAMURAI
マンハント
ラプラスの魔女
急に具合が悪くなる
テレビドラマ
ウエストワールド
受賞
カンヌ国際映画祭
女優賞
2026年急に具合が悪くなる[2]
その他の賞
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世界的に高い評価を獲得し、数多のファッションショーへの出場経験や、アジア人初となるラルフ・ローレンなどの広告にも登場[5]2013年の映画ウルヴァリン:SAMURAI』のヒロイン役で女優としてハリウッドデビューを果たす。2026年に製作された濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』に出演。同年のカンヌ国際映画祭において共同主演のヴィルジニー・エフィラ英語版とともにコンペティション部門で最優秀女優賞を受賞し、日本人として初の同部門受賞者となった[2][6]

来歴

千葉県市川市に生まれた[1]。家族構成は父、母、姉、妹、祖母[7]。名前はタオイズム(道教)からとったもので、母は妊娠時には男子が生まれてくると思っていた為、「丹生」とつけるはずだったが、女子が生まれた為、女子らしい漢字として「多緒」に変えた[8]。元々高い身長がコンプレックスで中学生のときは朝礼で膝を曲げて並んでいたほどだった[9]

東京都三鷹市にある明星学園中学校・高等学校を卒業している[10]

モデル

長身を生かそうと14歳でモデルデビュー。2004年9月に日本のモデルエージェンシー、エナジーに所属[7]。それまで日本でモデル活動をしていたが、高校時代のイギリス留学で養った語学力を生かし、2006年に単身で渡仏。現在、日本ではDonna Modelsに所属している。

長らく黒髪の長髪であったが、2009年2月のニューヨーク・コレクションの時期に、のちに「TAOヘアー」(後述)といわれるようになるマッシュルームカットにした。デザイナーのフィリップ・リムに見出され、ショーのトップバッターに抜擢され、フィナーレでは一緒に舞台挨拶をした。リムはTAOヘアーを大変気に入り、出演モデル全員をTAOヘアーにするという演出を行った。

続くロンドンミラノパリでも好評で計58のブランドのショーに出演、これは世界で第5位の出演数である[9]。髪型を変えたことで多くのエージェントやメゾンの目に留まり、2009‐2010年秋冬コレクションでブレイクを果たした[11][12]

2009年4月、スタイルドットコムが選ぶ09/10年秋冬コレクションで活躍した新人モデル10人の内の1人に選ばれる[13]。同年6月、第52回FEC賞 FECモデル・オブ・ザ・イヤーを受賞[14]

同年9月、『ティーン・ヴォーグ』が彼女を「新星」と呼び、2009年12月・2010年1月号で「ガール・オブ・ザ・モーメント」とフィーチャーした[5]。『Vogue Nippon』は2009年11月号で表紙、誌面のファッションストーリー全てにTAOを起用し、新星のスーパーモデルとして大々的に取り上げた。1人のモデルをこういった形で取り上げるのは同誌史上初のことである[15]。 2010年1月にModels.comが発表した「2009年最も印象に残ったモデル」の10人の中の1人に選ばれる[16]。2010年には毎日放送のドキュメンタリー番組『情熱大陸』に出演[17]。同年7月、情報番組『知っとこ!』の企画「2010年下半期トレンド・ザ・ベストテン」の10位に入った[18]

彼女はこれまでにラルフ・ローレンエンポリオ・アルマーニドルチェ&ガッバーナKENZO、ケネス・コールなどのキャンペーンに出演している。また、『アリュール』『ハーパース・バザー』、『intervew』『V』『i-D』『アナザー』『W』や中国・日本・ロシアフランスアメリカ版『VOGUE』など多数の国際的な雑誌に登場している[5]。2012年度のシュウ・ウエムラの2代目ビューティーアンバサダーに抜擢された(前任者は山田優[19]。2015年にロンドンで行われたラグビーW杯表彰式で優勝トロフィーを運ぶ大役も務めた[20]

女優

2013年に『ウルヴァリン:SAMURAI』(原題:The Wolverine)の矢志田真理子役でハリウッド女優デビュー。その後アメリカの国内テレビシリーズや、2016年公開の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(原題:Batman v Superman: Dawn of Justice)の出演も果たしている。国内では2014年1月WOWOWのドラマ『血の轍』の坂上陶子役にて女優活動を開始、2015年『クロスロード』にて日本映画初出演となる。その後、アメリカ国内テレビシリーズ『ハンニバル』、Amazonビデオ『高い城の男』、2017年、国内では映画『クロスロード』にて邦画初主演を飾り、ジョン・ウー監督、福山雅治、チャン・ハンユー主演『追捕MANHANT』にも出演している。2018年にはサウス・バイ・サウスウェスト映画祭に選出された『PERFECT』に出演、国内では三池崇史監督の『ラプラスの魔女』にも出演した。2019年には初主演映画『She's just a shadow』、トライベッカ映画祭や上海映画祭他にも選出されている『Lost Transmissions』に出演。2023年には吉野耕平監督の『沈黙の艦隊』に出演した。

2026年、濱口竜介監督の『急に具合が悪くなる英語版』でヴィルジニー・エフィラ英語版とダブル主演。同作は第79回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され[21]、エフィラとともに女優賞を受賞。日本人として初の同部門受賞者となった[2]。同作は、環境に配慮した映画制作を評価する「Ecoprod Cannes 2026」を受賞した[22]

人物

音楽が好きで小中学校は吹奏楽部、高校では合唱部に所属、大学では声楽を専攻していた。現在もミュージカル鑑賞が趣味でニューヨークではブロードウェイミュージカルをよく見に行っている。

義母が1950年代にチベットから亡命したチベット難民の一人。そういった経緯から、チベット系移民の家族の物語を描いた短編映画『My Sweet Pala』を製作した[23]

スウェーデンの環境活動家であるグレタ・トゥーンベリをとても尊敬している。また、気候変動ヴィーガニズム環境問題など社会課題について発信する自身の番組をポッドキャスト上に開設し、啓発にも熱心に取り組んでいる[24]

音楽家である菊地成孔の大ファンを公言しており、『SWITCHインタビュー』において対談が実現している[25]

2015年、雑誌『The Last Magazine』の共同編集長であるテンジン・ワイルドと結婚[26]

2023年には監督業にも挑戦し、脚本も執筆した初めての短編作品「サン・アンド・ムーン」が第36回東京国際映画祭のテイクワン賞にノミネートされナショナルプレミアを果たす。海外ではアメリカ3都市の映画祭にノミネートされ、うちメリーランド国際映画祭では最優秀外国映画賞受賞。

TAOヘアー

2009年2月から2010年7月末頃までしていた前髪を切りそろえた特徴的なマッシュルームカットである。「TAOカット」[18]「TAOショート」[12]とも呼ばれ、TAO自身は「ヘルメットヘアー」と形容するこのヘアスタイルを提案したのはヘアスタイリストの松浦美穂である[12]。松浦曰く「70'sの雰囲気を持たせた、グラフィカルではあるけれど、人間的な匂いのするショートヘア」。2008年春にTAOはワンレングス風ボブにして松浦の元を訪れ、もっと自分に似合う様なスタイルを求めた。その半年後に松浦は前髪を作ることをTAOに提案し、「TAOヘアー」が生まれた[12]。情報番組『知っとこ!』の企画「2010年下半期トレンド・ザ・ベストテン」では、この髪型が女性達の間で流行しているということから、TAOがランキングの10位に選ばれた[18]

出演

ショー

ニューヨーク・ロンドン・ミラノ・パリ

東京

ワールドキャンペーン

CM

テレビ

テレビドラマ

映画

配信ドラマ

ラジオ

監督作品

  • サン・アンド・ムーン(2023年)
  • EXHIBIT(2024年)
  • MY SWEET PALA(2025年)

書籍

写真集

  • 別冊『記録』第1号 森山大道×沢渡朔 Akio Nagasawa Publishing

受賞歴

2009年
  • 第52回FEC モデル・オブ・ザ・イヤー[14]
2010年
  • 第6回VOGUE NIPPON Women of the Year[37]
2014年
  • 第1回VOGUE NIPPON Women of Our Time
2026年

脚注

外部リンク

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