峠のある風景
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| ドイツ語: Gebirgslandschaft mit einer Passstrasse 英語: Landscape with a Mountain Pass | |
| 作者 | ヨース・デ・モンペル |
|---|---|
| 製作年 | 1620年ごろ |
| 種類 | 板上に油彩 |
| 寸法 | 45 cm × 66 cm (18 in × 26 in) |
| 所蔵 | リヒテンシュタイン美術館、ウィーン |
『峠のある風景』(とうげのあるふうけい、独: Gebirgslandschaft mit einer Passstrasse、英: Landscape with a Mountain Pass)は、17世紀フランドル・バロック期の画家ヨース・デ・モンペルが板上に油彩で制作した絵画で、1600-1625年の間に描かれた[1][2]。1674-1680年のあいだに画商からカルル・オイゼビウス・フォン・リヒテンシュタイン (Karl Eusebius von Liechtenstein) 公爵により購入された。現在、ウィーンのリヒテンシュタイン美術館に所蔵されている[2][3]。
デ・モンペルの空想的風景画において、山々は中心的な存在となっており[4]、この作品も例外ではない[2]。いくつかの馬上の人物群が旅をしている曲がりくねった道が鑑賞者の方に迫ってくる。画面には、不自然なほどの明暗の対比が見られる。色調は後景に向かうにつれ、一層明るく冷たいものとなっているが、後景では青みがかり、霧に覆われた山々が遠景に見える。デ・モンペルはイタリアへ旅行し、アルプス山脈のスケッチを描いたとされるが、彼の風景画はその影響を受けていると提唱されている[2]。
デ・モンペルの風景画は、「実見した記録というより記憶」のようなものである。大きな山々と断崖、「果てしない空間に続く予期しない眺め」、そして「絵のような光と大気の作用」が画家の主な関心事であった。彼は想像力を用いつつ自身の記憶にもとづいて制作し、その作品をピーテル・ブリューゲルやヨアヒム・パティニールの様式に適合させた[1]。