敦煌 (小説) From Wikipedia, the free encyclopedia ポータル 文学 『敦煌』(とんこう)は、井上靖の歴史小説。『群像』1959年1月号から5月号まで5回にわたって連載され、講談社で初版(1959年11月10日)、現行版は新潮文庫で重版。 後世に莫高窟から発見された敦煌文献の由来を主題とする。井上の一連の「西域小説」の代表作とされ、1960年に、本作と『楼蘭』によって毎日芸術賞を受賞した。 北宋の時代、主人公趙行徳は、科挙の最終試験殿試を受けるため、首都開封にやってきた。しかし、行徳は試験の待ち時間に居眠りをし、受験に失敗する。 失望感のあまり寄る辺なく開封の町をさまようと、一人の女が「肉」として売られていた。不貞を働いた女だという。女が屠殺されるのを見かねた行徳は、女を殺さず「買い取る」ことにした。行徳のおかげで命びろいした女は一枚の布切れを渡す。そこには見たこともない文字が書かれていた。西夏の文字だという。行徳は西夏文字を学びたいと思い、西域へと旅発つのであった…。 映画 →詳細は「敦煌 (映画)」を参照 初版刊行時より、映画化の話があったが、ロケの問題もあり困難であった。長期の現地ロケを経て、1988年に佐藤純弥監督・大映製作・東宝配給で映画化された。 関連項目 敦煌文献 敦煌学 莫高窟 西夏 西夏文字 シルクロード 仏教のシルクロード伝播 表話編歴井上靖長編小説 流転 - 戦国無頼 - あすなろ物語 - 風林火山 - 淀どの日記 - 氷壁 - 天平の甍 - 敦煌 - ある落日 - 蒼き狼 - しろばんば - 風濤 - 夏草冬濤 - おろしや国酔夢譚 - 化石 - 額田女王 - 北の海 - わが母の記 - 本覚坊遺文 - 孔子 短編小説 猟銃 - 闘牛 - 楼蘭 - 小磐梯 - 凍れる樹 関連項目 井上靖記念館 - 井上靖文学館 - アジア博物館・井上靖記念館 - 井上ふみ 関連カテゴリ 井上靖 - 小説 - 原作映画 - 原作ドラマ Related Articles