林家三平 (2代目)

日本の落語家、俳優 From Wikipedia, the free encyclopedia

二代目 林家 三平(はやしや さんぺい、1970年昭和45年〉12月11日 - )は、日本落語家俳優。本名は海老名 泰助(えびな たいすけ)。出囃子は『祭りばやし』。『二代 林家 三平』と表記されることもある。

本名海老名えびな 泰助たいすけ
生年月日 (1970-12-11) 1970年12月11日(55歳)
概要 本名, 生年月日 ...
二代目 林家はやしや 三平さんぺい
Hayashiya Sanpei the 2nd
二代目 林家(はやしや) 三平(さんぺい)Hayashiya Sanpei the 2nd
初代林家三平林家こん平一門定紋「花菱」
本名 海老名えびな 泰助たいすけ
生年月日 (1970-12-11) 1970年12月11日(55歳)
出身地 日本の旗 日本東京都台東区根岸
師匠 林家こん平
弟子 林家たたみ
林家うどん
こばやしけん太
名跡 1. 林家いっ平
(1989年 - 2009年)
2. 二代目林家三平
(2009年 - )
出囃子 祭ばやし
猿鳥
配偶者 国分佐智子
家族 祖父:七代目林家正蔵
父:初代林家三平
母:海老名香葉子
長姉:海老名美どり
次姉:泰葉
兄:九代目林家正蔵
甥:林家たま平
甥:林家ぽん平
所属 落語協会
公式サイト 林家三平 OFFICIAL WEBSITE
主な作品
『林家三平のおきらく旅』
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落語協会真打[1]ねぎし事務所所属。ねぎし三平堂堂長。前名の林家いっ平としても知られる。

家族

祖父の七代目林家正蔵
父の初代林家三平

初代林家三平海老名香葉子の次男。祖父に7代目正蔵(竹三郎)。兄に9代目正蔵(泰孝)、長姉に美どり、次姉に泰葉峰竜太は義兄、義姉(兄の妻)は海老名有希子

甥に林家たま平(泰良)、林家ぽん平(泰宏)、下嶋兄がいる。姪はたま平とぽん平の姉である海老名あづき(正蔵の長女)。母方の伯父は釣竿職人の中根喜三郎

来歴・人物

東京都立竹台高等学校を経て中央大学経済学部国際経済学科を中途退学[2]。大学在学中、初代三平の惣領弟子で父の死後一門を統率していた初代林家こん平林家いっ平として入門。1993年 、二つ目昇進。

芸風としては爆笑王である父とは異なり、本格派を指向している。7代目三遊亭円楽3代目桂春蝶2代目林家木久蔵月亭八光との5人の通称『坊ちゃん5』として落語会を開催する等の活動を行っている。後見人として、次姉の元夫である春風亭小朝がいる。

兄の正蔵甥のたま平と同じくテレビ出演が多く、レポーター業を中心に活躍。2003年の8月27日から29日までフジテレビめざましテレビ』の軽部真一(フジテレビアナウンサー)の夏休み代理として、芸能キャスターとして抜擢された[3]

1999年シンガポールで東京の落語家では初となる英語落語を披露。

2002年9月、真打昇進。第19回浅草芸能大賞新人賞受賞。

2005年大銀座落語祭より中国語落語に挑戦し、2005年秋には中国青島での高座に上がった。演題は2005年は「時蕎麦」、2006年は「動物園」、2007年は「お菊の皿」。

2009年 、父の名跡林家三平を二代目として襲名。

2011年TBSの時代劇『水戸黄門』での共演がきっかけで交際していた女優の国分佐智子と結婚し[4]、同年3月22日に婚姻届を提出。

2016年5月29日、日本テレビの長寿演芸番組『笑点』の大喜利コーナーの新メンバーに就任(2515回)[5]。2006年の春風亭昇太加入以来、10年ぶりの新メンバーとなった。これにより今まで共演が少なかった兄弟子の林家たい平と共演する事になった。また、大喜利メンバー加入後は『笑点特大号』の若手大喜利で司会を務めることもあった。また、甥のたま平(泰良)も若手大喜利に不定期出演しており、たびたびたま平とも共演していた。

2019年、初の弟子が入門し、前座名を「林家たたみ」と命名する(2021年5月より楽屋入り)。

2021年12月26日をもって、5年7ヶ月の間レギュラーを務めた「笑点」を降板[6]

2023年、二番弟子が入門し、前座名を「林家うどん」と命名する(2024年6月より楽屋入り)。

襲名

2009年3月21日鈴本演芸場で2代目を襲名。以後、全国各地で襲名披露興行を催行。

これに先だって同年3月8日に両国国技館で三平襲名記念公演「日本全国感謝の会」を開催。

エピソード

  • 子供時代(素人時代)、毎年5月に、神奈川県横浜市で開催の「横浜みなと祭国際仮装行列」をテレビ中継放送するテレビ神奈川(tvk)の番組に、ゲストとして母親と姉2人や兄が出演した時期の数年、一緒に出演していた事もある(後年、母親と子供時代(素人時代)にゲスト出演した時期も数年あった)。
  • 伊集院光とはマネージャーが同じだったことがあり、親しくしている。
  • こん平一門に正式に入門するまでは豆三平などの名前で高座に上がった。兄の正蔵は小三平という名前で、甥のたま平(兄・正蔵の長男)もこぶたという名前でそれぞれ入門前から高座に上がっている。
  • 大学在学中の1992年に、初代の声をサンプリングし、ハウスミュージックに乗せたCD「Jungle House 3 Gas」をプロデュースした。(ジャングル・ハウス・スリー・ガス。初代が高座でくすぐりとしていたネタで、「林・家・三・屁」の直訳)。
  • 女優の坂井真紀は中学生時代の同級生にあたる。一時期、坂井に恋心を抱いたときもあったという[7]
  • 5代目三遊亭圓楽は一門以外にはほとんど稽古を付けなかったが、三平(当時・いっ平)に対しては一度だけネタの「お血脈」の稽古をつけた。数時間を越える稽古であらすじだけでなく、5代目圓楽による芸談や、お血脈のあらすじの元となっている仏教血脈話を教わることになった(5代目圓楽は寺の息子で、仏教に詳しいため)。くすぐりなどは小朝に稽古を付けてもらった。5代目圓楽に付けてもらった稽古をテープに録音しており、三平自身の宝物になっている。
  • 趣味はサーフィンなどを挙げている。
  • 特殊な持ちネタとして、「出征祝」[注釈 1]を持つ。祖父七代目正蔵太平洋戦争中に「禁演落語」に代わる「国策落語」の一つとして創作したネタであり、2016年3月1日に三平によって約70年ぶりに口演された[8][9]松村克弥が監督を務めた2015年の映画「サクラ花 桜花最期の特攻」に三平が出演した縁で、2017年には父が軍隊生活を送っていた銚子で映画との併演の形で[10]、2019年には長崎原爆資料館にて松村とのトークショーと合わせる形で[11]、それぞれ口演している。
  • 昭和45年生まれの4人・林家きく姫三代目古今亭圓菊三遊亭金八と共に「笑いの45口径」という落語会をやっていた。

笑点メンバーとして

  • 新司会・新メンバー発表の2ヶ月前の3月に日本テレビに呼ばれ、自身が新メンバーに内定したことを伝えられる。これらの事は家族にも口出ししてはいけない程の機密事項だったため(破った場合は、内定取り消しだったとのこと)、初出演となる5月29日の生放送当日はNHKの番組のロケと偽って家を出ており、登場時の挨拶で(今回のメンバー就任は)家族はおろか妻の佐智子にも黙っていた事を話している。発表後は家族から今まで黙っていた事を怒られるのではと恐れていたが、実際は当日帰宅後にメンバー入りを家族から大いに祝福されたという[12]
  • 答えを噛む・ウケずに客席が沈黙状態になる(スベる)事が多く[注釈 2]、両隣の木久扇や円楽から「三平はつまらない」と非難される事が多かった。
  • たびたび、隣の木久扇にネタを振ったり[注釈 3]、母・香葉子の圧力など自身の家族である海老名家のネタを言う事があった。
  • 昇太が結婚する以前は、愛妻・家族愛ネタを多用して(嫉妬の意も込めて)座布団を没収される事が多かったが、昇太が結婚してからは多用はしなくなり、愛妻回答も理解されていた。
  • 2020年8月23日の『24時間テレビ43』にて生放送で行われたチャリティー大喜利は、扁桃腺の腫れにより休演[注釈 4]。また、同番組で行われたKing & Princeのダンス企画にも昇太・たい平・山田隆夫とともに参加する予定で練習も行っていたが、こちらも参加を辞退することとなった。
  • 2021年12月19日放送分のエンディングにて、「自分のスキルを磨き直す」ことを理由に、同年内で『笑点』を降板することを発表[13]。そして、翌週12月26日放送分が最後の出演となり、同日をもって降板した。
    • 番組の連動データ放送実装後、面白いと思ったメンバーに座布団をあげ、面白くないと思ったら取り上げる視聴者投票で毎回のように座布団0枚を記録したこと、座布団10枚獲得が一度もなかったことから、一部メディアからは「事実上の解任」という見解が為された[14][15]
    • 兄弟子の林家たい平からは「(コロナ禍におけるリモート収録による)無観客でも(三平の回答は)つまらない」「(アドバイスを送ったところで)言われてできるってもんでもない」、東西大喜利で共演していた笑福亭鶴光からも「人と協調することに慣れてない」などと評価は低く[16]6代目円楽からは「アドバイスを送っても三平は人の話を聞かないから信用できなくなった」などと酷評されてしまうなど、笑点メンバーとの息が合わなかった事も降板の原因の一つとなっている[17]
    • 三平は降板理由について、後日出演した「徹子の部屋」では「未熟な自分はもっと人生経験を積んで勉強する必要があると感じたから」[18]、別のラジオ番組では「息子のため」と語った[19]
  • 上記の通り、5年7カ月の出演の中で座布団10枚は一度も達成できず(本人も大喜利でネタにしていた)、最後の出演となった2021年12月26日放送分でも最終的には座布団9枚だったが、司会の昇太は花道を飾るべく、最後に三平以外のメンバーの座布団を全部取り上げて、「今回一番座布団が多かったのは三平」という粋な演出で番組を締め括った[20]

弟子

二ツ目

前座

色物

主な持ちネタ

など[27]

その他、英語・中国語での落語、国策落語(前出の「出征祝」)のほか、初代三平の小噺やギャグを受け継いでいる。また、2025年に初代三平が生誕100年を迎えるにあたり、父の持ちネタであった『好きです(ヨシコさん)』を同年6月の「初代林家三平生誕百年記念興行」から持ちネタにしており、父同様にアコーディオン演者(田ノ岡三郎または遠峰あこ)を高座にあげて演じている[28]

主な出演

テレビ番組

テレビドラマ

テレビCM

ラジオ番組

ラジオドラマ

劇場アニメ

映画

Vシネマ

  • 血塗れの報復(2013年) - ヒットマン(山神組但馬会)
  • 暴力水滸伝(2014年)全2作 - 三ノ輪泰(高校歴史の家庭教師)
  • YOKOHAMA BLACK3,4(2017年) - 朴(闇医者)

DVD

英語落語のDVDと、公共機関広報のDVDとが出ている。

演じた俳優

脚注

外部リンク

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