正義を愛する者 月光仮面
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| 正義を愛する者 月光仮面 | |
|---|---|
|
函館市にある月光仮面像。1972年のアニメ版デザインを元にしている。 | |
| ジャンル | テレビアニメ |
| 原作 | 川内康範 |
| 企画 | 西野聖市 |
| 脚本 | 吉田喜昭ほか |
| 監督 | 岡迫亘弘(チーフディレクター) |
| 演出 | 岡迫亘弘 |
| 声の出演 | |
| オープニング |
ボニー・ジャックス、ひばり児童合唱団 「月光仮面」 |
| エンディング |
ボニー・ジャックス 「月光仮面の歌」 |
| 製作 | |
| プロデューサー |
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| 制作 | ナック、萬年社 |
| 放送 | |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 1972年1月10日 - 同年10月2日 |
| 放送時間 | 月曜19:00 - 19:30 |
| 放送枠 | 日本テレビ制作月曜夜7時台枠のアニメ |
| 放送分 | 30分 |
| 回数 | 39 |
『正義を愛する者 月光仮面』(せいぎをあいするもの げっこうかめん)は1972年(昭和47年)1月10日から10月2日まで月曜19時00分から19時30分にかけて、日本テレビ系列にて全39話で放送された日本のテレビアニメ。製作はナック。また広告代理店は萬年社で、萬年社はアニメ版の終了後、『愛の戦士レインボーマン』(1972年 - 1973年)『ダイヤモンド・アイ』(1973年 - 1974年)といった、川内康範原作の特撮作品の広告代理店も務めている。
1958年に放送されたテレビドラマ『月光仮面』のリメイク作品。書籍『TVアニメ25年史』では第1部「サタンの爪シリーズ」および第2部「マンモスコングシリーズ」は実写版をベースにしているが、第3部「ドラゴンの牙シリーズ」はアニメオリジナルと説明されている[1][注釈 1]。
本作品のアニメ化の背景には、1950年代の漫画のアニメ化によるリバイバルブームがあり、同時期に『赤胴鈴之助』もアニメ化されていた。本作品の経緯について、日本テレビプロデューサーの高橋修之は当時の記事の中で、リバイバルは昔の人気があることからスポンサーも付きやすいことを挙げており、実写でリメイクすると旧作と比較されるためアニメーションにしたと述べている[2]。一方、シリーズ構成の伊東恒久は、本作品について川内は旧作のイメージを望んでいたが、日本テレビ側やスポンサーサイドの板挟みになってしまい、終了が決まった際は落ち込んでしまったと述懐している[3]。
主題歌の歌詞は実写版の「月光仮面は誰でしょう」と同じだが、曲はシンコペーションを多用したバックビートのリズム・後半の華麗な転調などが特徴的なポップス調のものに変えられている。主題歌を作曲した三沢郷は、歌詞が実写版と同じであることに気付かないまま作曲したという[4]。アクションシーンになると背景がサイケデリックな絵柄になるなどの趣向が取り入れられている[1]。チーフディレクターの岡迫亘弘は、映像がサイケ調に変わることについて川内康範から叱られることを覚悟していたが、川内からは面白いと言ってもらったと述懐している[5]。
キャラクター
アニメ版の月光仮面は、ターバンがヘルメットに変更された。また、武器も鞭とベルトに装備された「ブルースター」と呼ばれる星型手裏剣や「向月(むかいづき)」と呼ばれる三日月ブーメラン[注釈 2]を主に使い、拳銃はほとんど使わない。
月光仮面が乗用するオートバイは、実写版は単なる白塗りだったが、このアニメ版ではフルカウルのオンロードレーサー風、排気管3対のモデルに変更され、劇中では呼称されていないが、「ムーンライト号」という名称がついている。
頭部デザインはオートバイに乗るのに適したものにするための変更であった[6]。監督の岡迫亘弘によれば、原作者の川内康範はこのデザインを気に入っていたという[6]。
登場人物
- 月光仮面 - ?
- シゲルたちがピンチになると現れる正義の味方。
- 祝十郎 - 池水通洋
- 祝探偵事務所を構える若き名探偵。なお、本編では登場しなかったが、漫画版では手を三日月の形に組み「変身、月光」と言いながら月の光にそれをかざす変身シーンらしきものがある作品が存在する[7]。
- 五郎八 - はせさん治
- 祝の助手。おっちょこちょいなところがあり、物事が手遅れになったときの「遅かりしー!」が口癖。大好物は「珍来軒」のラーメン。
- シゲル - 丸山裕子
- 祝の助手の少年。五郎八よりも機転が利き活躍することも多いが、孤児であることにコンプレックスを見せる子どもらしいところも。
- 不二子 - 沢田和子
- 母を亡くした少女。実はバラダイ王国の王位継承者シャバナン殿下の娘であり、王国の秘宝に至る鍵の一つを所有していたためサタンの爪に狙われることに。王国の秘宝事件が解決した後は、バラダイ王家とは無関係の日本人として祝探偵事務所の下にあるラーメン店「珍来軒」の養女となる。
- 松田警部 - 柴田秀勝
- 警視庁の敏腕警部で、祝探偵事務所と協力して怪事件に挑む。祝からは「松田先輩」と呼ばれている。第8話では名前のみで未登場。加代子という娘がいる。
- サタンの爪 - 北川国彦
- 第1部の敵。バラダイ王国の秘宝を狙う怪人物。登場する度に姿も声も違うため、その正体は不明。様々な特殊技能を持つ手下を従えているが、部下が月光仮面に敗北すると即座に処刑する残酷さを持つ。
- ドグマ博士 - 千葉耕市
- 第2部の敵。世界征服をたくらむマッドサイエンティスト。巨大な大猿「マンモスコング」の死骸をサイボーグ化して復活させようとしており、脱走犯たちを怪物に改造した「サイバー人間」を手先とする。
- 山脇博士 - 梶哲也
- 第2部で祝たちに協力する科学者。ドグマ博士に対抗して巨大ロボット「ジャスティス」を開発した。
- ドラゴンの牙 - 納谷悟朗
- 第3部の敵。柳木博士の開発したHO結晶体を奪い、世界征服をたくらむ怪人物。
- ゴドム - 八奈見乗児
- ドラゴンの牙の部下の呪術師。人形などに悪人の魂を吹き込むことで怪人とする。
- 柳木博士 - 村越伊知郎
- 長年の研究の末に水質汚染を浄化するHO結晶体という物質を開発するも、それが大気中で使われた場合恐ろしい殺人兵器となることが判明し、ドラゴンの牙に狙われることに。
- 綾子 - 菊池紘子
- 柳木博士の娘。第3部のヒロイン的存在で、ドラゴンの牙にさらわれるなどの受難が多い。
その他出演者として、『TVアニメ25年史』では、杉山佳寿子、寺島幹夫、水島晋、永井一郎、瀬能礼子、谷津勲が明記されている[1]。また、当時の『読売新聞』のテレビ欄には、井上真樹夫(第4話)、富田耕生(第7話)、峰恵研(第8話)、富山敬・千葉順二(第9話)、村瀬正彦・野沢雅子(第11話)、平井道子(第16話・第20話)、山田康雄(第17話)、千々松幸子(第20話)が明記されている[8]。
スタッフ
主題歌
挿入歌
- 「マンモスコングの歌」
- 作詞 - 川内康範 / 作曲 - 北原じゅん/ 歌 - マンモス男性合唱団
- 「リトルコングの歌」
- 作詞 - 川内康範 / 作曲 - 北原じゅん/ 歌 - リトル児童合唱団
放送リスト
放送日程参照:『読売新聞』1972年1月10日 - 10月2日付朝刊テレビ欄。
| 話数 | 放送日 | サブタイトル | 登場怪人 |
|---|---|---|---|
| 第1部 サタンの爪シリーズ | |||
| 1 | 1972年 1月10日 | 恐怖のこうもり男 | こうもり男 |
| 2 | 1月17日 | 紅サソリからの挑戦 | 紅サソリ(サンドリア)、ジョセフ |
| 3 | 1月24日 | 呪われた遊園地 | 天風斎銀竜 |
| 4 | 1月31日 | 大魔術師・銀竜 | 天風斎銀竜、明美(銀竜の妻) |
| 5 | 2月7日 | 死神仮面 | 鉄仮面カーン |
| 6 | 2月14日 | 南十字星の決闘 | パラダの吸血鬼ラーマ |
| 7 | 2月21日 | 怪奇・人間蒸発 | ドクトルヒンケン、シュベスタ、ヘルマスク |
| 8 | 2月28日 | 白髪の復讐鬼 | 白髪鬼(三沢ルリ子) |
| 9 | 3月6日 | 地獄の忍者かまいたち | かまいたち(斎藤次郎) |
| 10 | 3月13日 | 吸血鬼・タマンドア | 吸血鬼タマンドア |
| 11 | 3月20日 | 悪魔の楽園 | 地獄の聖者ガーマ |
| 12 | 3月27日 | 闇に踊る魔人(サタン) | 3人の怪力男[注釈 6] |
| 13 | 4月3日 | サタンの爪の最後 | |
| 第2部 マンモスコングシリーズ | |||
| 14 | 4月10日 | 吠えろ! マンモスコング | |
| 15 | 4月17日 | サイバー第1号ヒトデ人間 | ヒトデ人間(本田[注釈 7]) |
| 16 | 4月24日 | 妖怪カメレオン人間 | カメレオン人間(島明子) |
| 17 | 5月1日 | 恐怖の蟻人間 | 蟻人間(新条アキラ) |
| 18 | 5月8日 | 植物人間アゼランター | 植物人間アゼランター[注釈 8] |
| 19 | 5月15日 | 哀しみのムカデ男 | ムカデ男(西譲二) |
| 20 | 5月22日 | くらげ人間・メドウサ | くらげ女(深井戸竜子) |
| 21 | 5月29日 | 魔人・アイアンサイバー | 鉄人間アイアンサイバー |
| 22 | 6月5日 | 悪魔の使者・サイバーコング | ヘビ女 |
| 23 | 6月12日 | 月光仮面・危機一髪 | 鳥人間ステロドン |
| 24 | 6月19日 | 正義の英雄・ジャスティス登場 | 蛾人間 |
| 25 | 6月26日 | マンモスコング甦る! | ハンミョウサイバー |
| 26 | 7月3日 | さようならマンモスコング | |
| 第3部 ドラゴンの牙シリーズ | |||
| 27 | 7月10日 | ドラゴンの牙の挑戦 | 黒木助手 |
| 28 | 7月17日 | 呪いの土人形 | ウルの魔像 |
| 29 | 7月24日 | 恐怖の岩石人間 | 岩石人間 |
| 30 | 7月31日 | 月光抹殺作戦 | ガラロフ、グスカ |
| 31 | 8月7日 | ニセの友情作戦 | グスカ、アラン少年の人形 |
| 32 | 8月14日 | 魔のファントム忍者 | ファントム忍者 |
| 33 | 8月21日 | HO結晶体奪わる | お化け屋敷の妖怪 |
| 34 | 8月28日 | 死への招待状 | 殺人マネキン |
| 35 | 9月4日 | 地獄への協奏曲 | |
| 36 | 9月11日 | 怪奇・鬼首島 | |
| 37 | 9月18日 | 東京壊滅計画 | ヒンドラー、ベース |
| 38 | 9月25日 | 12時間の恐怖 | |
| 39 | 10月2日 | 正義は永遠に | 巨龍(ドラゴンの牙とゴドムの合体) |
放送局
- 日本テレビ(制作局):月曜 19:00 - 19:30
- 札幌テレビ:月曜 19:00 - 19:30[12]
- 青森放送:月曜 19:00 - 19:30[13]
- 秋田放送:月曜 19:00 - 19:30[13]
- 山形放送:月曜 19:00 - 19:30[13]
- テレビ岩手:月曜 19:00 - 19:30[13]
- 宮城テレビ:金曜 18:00 - 18:30[14]
- 福島中央テレビ:月曜 19:30 - 20:00[15]
- 新潟総合テレビ:土曜 18:00 - 18:30[16]
- 信越放送:木曜 18:00 - 18:30[17]
- 山梨放送:月曜 19:00 - 19:30[18]
- テレビ静岡:土曜 18:00 - 18:30[19]
- 名古屋テレビ:日曜 18:00 - 18:30[20]
- 北日本放送:月曜 19:00 - 19:30[21]
- 北陸放送:火曜 18:00 - 18:30[22]
- 福井放送:月曜 19:00 - 19:30[21]
- 読売テレビ:月曜 19:00 - 19:30
- 日本海テレビ:月曜 19:00 - 19:30[23]
- 西日本放送:月曜 19:00 - 19:30[24]
- 広島テレビ:火曜 18:00 - 18:30[24]
- 山口放送:月曜 19:00 - 19:30[25]
- 四国放送:月曜 19:00 - 19:30[26]
- 南海放送:月曜 19:00 - 19:30[25]
- 高知放送:月曜 19:00 - 19:30[25]
- 福岡放送:月曜 19:00 - 19:30[27]
- テレビ長崎:月曜 19:00 - 19:30[27]
- テレビ大分:土曜 19:00 - 19:30[28]
- テレビ宮崎:火曜 18:00 - 18:30[29]
- 鹿児島テレビ:金曜 19:00 - 19:30[30]
- 沖縄テレビ:金曜 19:00 - 19:30[31]