炎のカルテ
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A・J・クローニンの小説『城砦』(The Citadel、1937年発表)を翻案して制作したテレビドラマ。東京と長崎県の炭鉱の島・秋島を舞台に、東京の医科大学を卒業して大学病院の医師になった麻生毅が、社会の醜態や矛盾に直面し、絶望を重ねながらも妻との真実の愛を覚え、医師そして人間としての良心を取り戻す。
麻生毅は大学を卒業し医師になって6年。そんな時、恩師に勧められ、大学病院に籍を置いたままで船医に転身、外国の貨物船に乗り込んで一年間航海生活を送った。しかし帰国して、毅はたった一人の母が胆石の手術で亡くなったことを知る。その翌日、毅は恋人の看護婦・千花から、母が亡くなった原因は執刀医の助教授・船田の手術ミスによるものだったということを聞く。しかも母は千人に一人と言われる特異体質であったことを知り、毅はなおも責任を追及しようとするが、やがて千花の裏切りに遭いショックを受ける…。野心家の外科医に毅は立ち向かい、激しく対立する人間模様を繰り広げる[1]。
竹脇無我演じる麻生毅は第3話で長崎県・秋島の病院へ赴任するが、同県の池島を「秋島」と設定し、池島でロケを行った[2]。また、前年1975年に脳内出血で倒れ、再起不能も噂された千秋実が本作の後半からカムバック出演を果たした。