理転
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理科系から文科系に転じる文転と比較すると、講義や実験実習に伴う拘束時間の多さなどから困難なことが多い。しかし何らかの理由でどうしても理系へ転じる、理系の能力が必要となる場合などに行われる。特に日本の場合、医師や歯科医師、薬剤師などになるためには専門の養成課程を持つ大学(これらは基本的に理系に属する)に入学して卒業しなければならないため、必須となる。
太平洋戦争中、文科系学生への徴兵猶予が停止され、学徒出陣が行われた際には、旧制高校で文系クラスに所属していながら、独学で数学などの理科系科目を学習し、医学部など理科系学部へ進学する者が多数現れた。その後、1945年9月20日、敗戦に伴って文部省は一回限りの特例として理科から文科への復帰を認めた。このとき文科に復帰した学生たちは「ポツダム文科」と呼ばれている[1]。
なお、就職においては、2020年代の実績でも、理系出身者の27.4%が文系職種に就職している一方で、文系出身者でも10.1%が理系職種に就職している[2]。たとえばITエンジニア方面の就業は文系出身者も荒俣宏のように日本では1970年代から文理の出身に関係なくプログラム職種に就くものはおり、文系学部を卒業し、就職してからエンジニアになったという者が多数存在する[3]。