相生山
愛知県名古屋市天白区に位置する山
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概要
「相生」という名称は謡曲や古今集に出る『住の江の松は相生』などからとられたものとみられており、この地に松林が多かったと考えられる。また相生山西側の地名に菅田という場所があり菅が茂っていたということが想像される[1]。
相生山は尾張丘陵の先端の天白川・扇川に挟まれた鳴子丘陵に位置する。鳴子丘陵は瀬戸層群矢田川累層と八事層・唐山層により構成されている[2]。そして八事層・唐山層はカオリン鉱物のメタハロイサイトという粘土層で、全国的にも珍しい古赤黄色土で構成されている[3]。そのため現在のように雑木林が茂る以前、かつての相生山は、風化により著しく赤褐色となった粘土層が西日により赤く映えていた[4]。
3つの台地と2つの谷筋から成り立つ起伏に富んだ地形に広大な雑木林が広がり、良好な自然景観を残してる[5]。谷と台地が入り組んでおり、高低差が約50mあるところもある。[6]オアシスの森には、整備された散策コース[7]が設置されている。南部は、古くからの姿を残し雑木林が多い。
沿革
生息動植物
山中の施設等
付近の河川や池
白竜ヶ池

1980年代初頭までは、白竜ヶ池という池が相生山の南部(大字野並相生)に存在した。現在は窪地のみ確認でき、水は枯れてしまっており雑木林になっている[12]。
爆弾穴
葉書塔

相生山の南東の「もみじ谷」や「徳林寺」のすぐ近くに、葉書が多数収められた記念塔がある。
- 1927年(昭和2年)8月 - 新愛知新聞社(現在の中日新聞社)が、愛知県下の「新十名所」を葉書により募集。相生山も応募し、投票数850万7608通で見事5位に選ばれた。
- 1928年(昭和3年)- その記念と観光地になるようにと高岡徹宗により1928年(昭和3年)に葉書塔が設立された[16]。
- 1987年(昭和62年)- 相生山の象徴ともなった葉書塔だったが、戦争など時とともに忘れ去られ風化していたのを、相生山保存会が町内会・郵政関係者など多くの団体や個人の協力を得て修復し、修復の際に全面に仏像が収められ、毎年徳林寺にて法要が行われている。
葉書塔の横の石碑には、葉書に記入された候補地は300箇所以上にのぼり、葉書の投票総数は2000万通以上とあるため、大変注目された新十名所を選出するイベントだったことがうかがい知れる。
弥富相生山線問題

2012年(平成24年)10月
- 1957年(昭和32年) - 相生山の中心付近を南北に山を分断し、東西に都市計画道路を渡す計画が起こった。
- 1993年(平成5年) - 都市計画事業認可を受け事業着手。
- 2004年(平成16年) - 近隣住民の反対の声や専門家のアドバイスなどにより、環境に配慮するという形で計画変更を若干したものの、工事は進められた。総工費は36億円。
- 2009年(平成21年) - 名古屋市長による対話集会を行う。この段階で工事は全体の8割にあたる700mまで進んでいた。
- 2010年(平成22年) - 工事が中断された。
- 2014年(平成26年) - 完成予定の年だったが、弥富相生山線の道路事業は廃止し、自然環境保護のため公園として整備することが決定。すでに造ってしまった高架部分に関してはアメリカのニューヨークの実例を参考に空中公園にするなどの案も出されている。しかし、道路工事の大部分が完了しているため、相生山の環境への影響や、今後の用途、巨額の税金投入してまでの工事を途中で中断し廃止にするなどのことに対して、議論は今もなお続く[17][18][19]。
- 2025年(令和7年) - 建設工事を2027年度以降に再開する方針を固めた。
- 笹原排水路に注ぐ小川。水の湧出する水源地は道路の未成区間にある。
(2023年(令和5年)12月) - 道路の未成区間の様子。川筋は湿地になっている。
(2023年(令和5年)12月)
その他
交通アクセス
鉄道
路線バス
- 名古屋市営バス
- 野並二丁目 停留所(徒歩5分)
- 北沢 停留所(徒歩1分)
- 笹原 停留所(徒歩1分)
- 地下鉄鳴子北 停留所(徒歩1分)
- 相川一丁目 停留所(徒歩1分)
- 相生山住宅 停留所(徒歩3分)
- 境根 停留所(徒歩5分)
- 山根町 停留所(徒歩5分)
- 天白町菅田 停留所(徒歩3分)
道路
ギャラリー
- 雑木林
(2016年(平成28年)1月) - 相生山緑地園路
(2021年(令和3年)3月) - 四等三角点「相生山」
(2021年(令和3年)4月) - 「相生ゆずり道」
(2021年(令和3年)3月) - 相生山神社
(2021年(令和3年)4月) - 相生山観音
(2021年(令和3年)4月) - 徳林寺本堂
(2021年(令和3年)4月) - 葉書塔
(2021年(令和3年)4月) - 「桜並木通」の桜並木
(2021年(令和3年)3月) - 千秋家墓所
(2021年(令和3年)3月) - 四等三角点「菅田」
(2021年(令和3年)5月) - 相生山緑地 オアシスの森入口
(2021年(令和3年)5月) - 相生山緑地 オアシスの森散策路
(2021年(令和3年)5月) - 相生山緑地 オアシスの森散策エリアからの眺望
(2021年(令和3年)5月) - 相生山のヒメボタル
(2014年(平成26年)5月)
