萌え株
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狭義の「萌え株」とは、アニメ・ゲーム・漫画・趣味関連の銘柄のみに限られる(これについては、下記に記載する「もえっくす30」の銘柄を参照)。 さらに狭義なものになると、萌えアニメ、萌えゲーム、萌え漫画など男性成人オタク向け美少女キャラを扱う上場企業の株式のみを言う場合もある、このことからもえっくす銘柄ですら企業自ら当社は萌え株であるということは例が少ない。
しかし広義の「萌え株」となると、一般的な音楽・映画・パソコン・マスコミ…などの幅広いジャンルに及ぶ。さらにはソフマップなどのマルチメディア販売店や、ライブドアなどの有名IT企業にまでその範囲が広がってしまう場合さえある。つまり広義の「萌え株」とは、その銘柄に「メディア性」と「娯楽性」があるのが条件とされている。
また「萌え株」というネーミングだが、必ずしも「萌え」要素がそのメーカーや商品にある訳ではない。メーカーによっては、硬派な商品を中心に製作している会社も多い。「萌え株」=エンターテイメント関連株とみなされている。
エンターテイメント株の特徴としては、テレビ番組や映画放映、コンテンツ発売前に常例的に制作発表などが行われている。それらの情報を元にDVD、おもちゃ、ゲーム、コミックなどの製品発売前から売上予測が立てられて非常に早いうち(コンテンツによっては1年以上前)から株価が動きやすいのがこの業界の特徴である。
歴史
- ガンホー株
- 2005年4月1日、浜銀総合研究所が「2003年の書籍、映像、ゲームにおける『萌え』関連の市場規模は888億円」と発表。このレポートをマスコミが紹介、これによって萌え関連株を物色する動きが始まった(レポート閲覧)。
- 折しも3月10日にヘラクレス市場に公募価格120万円で株式公開されたガンホー・オンライン・エンターテインメント株が1000万円を超える値上がりを見せ、市場参加者の注目を集めていた。ガンホー株は公開株数わずか1000株、公募株数300株での上場という、需要に対し極端に供給の少ない需給要因からの暴騰であり、当初は萌え株として意識されていたわけではなかった。しかし、その驚異的な値上がりぶりは多くの市場参加者に強烈な印象を与えていた。そこへ浜銀総合研究所のレポートが発表されることで、市場はガンホーを萌え市場での成功企業と認識、値上がりはさらに加速することになる。
- ガンホー株は、4月1日の終値1280万円から4月12日の最高値2310万円まで、レポート発表後のわずか10日余りの期間に、1000万円近い暴騰を見せた。
- 追従した銘柄
- この動きが萌え市場で活動する他の上場企業を探す動きにつながり、次々に萌え株が上昇することになる。ブロッコリー株は4月1日142円から始まり、4月18日985円の高値まで、2週間で7倍の値上がりを見せた。まんだらけ株は4月12日から19日まで6日連続のストップ高で、4月1日の終値57.5万円から、4月21日につけた最高値195万円まで実に4倍近く上昇した。
- コーエーネット株は4月1日43万円から、4月20日の最高値280万円まで7倍近い暴騰を見せた。マーベラスエンターテイメント株は4月1日18.8万円からストップ高6度の荒い値動きの末、4月21日の最高値37.5万円まで2倍上昇した。そこまでの上昇は見せずとも、萌え株と認識された企業の株は、軒並みそれまでの値動きとは全く違った上昇を見せることになった。
- その他
- 4月18日には株式新聞が1面トップで「萌え燃える」の大見出しを掲げ、「おねがい☆ツインズ」のDVDパッケージの写真を掲載。およそ業界紙の1面には似つかわしくない紙面が駅売店に並び、萌え株というジャンルは株式市場に完全に定着することになった。
- さらに、2005年秋(8月末~11月末)には、第二次「萌え株ブーム」が起こった。 この時には、ガンホーが300万円から700万円超まで株価を急騰させるなど、他の銘柄の多くも急騰をみせ話題となった。
- また、安倍晋三首相が突然の辞任会見を開いた2007年9月12日の株式市場ではコミック出版社やアニメ制作会社などの銘柄が取引時間終盤に軒並み急騰した。これは、安倍首相の辞任に伴い、漫画好きと言われている麻生太郎自民党幹事長が次期首相に就任し、コンテンツ振興が進むのではという一部の思惑により買われたものであった。値幅制限のない銘柄(マーケットメイク銘柄)のブロッコリーは3時間で70%以上株価が上昇した。
ファンド
「山田真哉氏」の萌え株、買っちゃうぞ
株でいこう! お兄ちゃん、ネット・トレーディングしよっ
マイクロマガジン社から2005年7月15日に発売されたこの本でも、読者のメインターゲットであるオタク向けになじみが深い銘柄である、萌え株をメインに株式ネットトレーディングの入門が書かれており、他の株式入門本と比べて特筆すべきこととしては、萌え株をオタクが買う場合、限定非売品グッズの株主優待品や株主総会での質疑応答などが製作者に質問や要望ができること、オタクならではの製作者、声優などからの販売予測や情報網が活かせること、好きな作品を出す会社を買い支えることができることなどがメリットであると書かれている。
もえっくす30
エンターテインメント銘柄または「萌え株」と呼ばれる銘柄
アニメ関連
- 2360 ウィーヴ 2009年5月27日上場廃止
- 3585 トムス・エンタテインメント (セガサミーホールディングスの株式交換による完全子会社化により、2010年11月26日上場廃止)
- 3711 創通 バンダイナムコホールディングスのTOBによる完全子会社化により、2020年2月27日上場廃止
- 3725 バンダイネットワークス (バンダイナムコホールディングスのTOBによる完全子会社化により、2008年2月15日上場廃止)
- 3755 ゴンゾ 債務超過により2009年7月30日上場廃止
- 3791 IGポート (マッグガーデンとの経営統合により株式会社プロダクション・アイジーから商号変更、持株会社化)
- 4325 バンダイビジュアル (バンダイナムコホールディングスのTOBによる完全子会社化により、2008年2月15日上場廃止)
- 4816 東映アニメーション
- 7552 ハピネット
- 7844 マーベラスエンターテイメント2011年10月1日、株式会社AQインタラクティブ及び株式会社ライブウェアを吸収合併し、商号を株式会社マーベラスAQLに変更。2014年7月1日に商号を株式会社マーベラスに変更
- 7967 バンダイ (ナムコと共同持株会社バンダイナムコホールディングスを設立し経営統合、2005年9月22日上場廃止)7832 バンダイナムコホールディングス
ネットゲーム関連
- 2333 ジー・モード ガイアホールディングス(3727)の完全子会社化で2011年12月15日に上場廃止。
- 2697 コーエーネット コーエー完全子会社化で2008年7月28日に上場廃止
- 3715 ドワンゴ KADOKAWA・DWANGO(現・*9468 KADOKAWA)を設立の上同社の完全子会社化で2014年9月16日に上場廃止
- 3723 日本ファルコム
- 3758 アエリア
- 3760 ケイブ
- 3765 ガンホー・オンライン・エンターテイメント
ゲーム関連
- 4311 ディースリー (バンダイナムコホールディングスのTOBによる完全子会社化により、2009年7月16日上場廃止)
- 4822 ハドソン (コナミの株式交換による完全子会社化により、2011年3月29日上場廃止)
- 7854 バンプレスト (バンダイナムコホールディングスのTOBによる完全子会社化により、2006年2月23日上場廃止)
- 7954 EMCOMホールディングス (旧株式会社ジャレコ 但しゲーム事業は2009年1月ゲームヤロウ株式会社へ売却し撤退、2013年5月9日上場廃止)
- 9650 テクモ コーエーと合併*3635 コーエーテクモホールディングス
- 9654 コーエー テクモと合併*3635 コーエーテクモホールディングス
- 9752 ナムコ (バンダイと共同持株会社バンダイナムコホールディングスを設立し経営統合、2005年9月22日上場廃止)
- 7832 バンダイナムコホールディングス
- 9766 コナミ