部首変換
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部首変換は、“ある偏とある旁”、“ある冠とその下部”などのように、二つ、もしくはそれ以上の文字要素を指定をすることにより、目的の漢字を得る変換システムである。また、よく似た字形の文字を同種の文字と見なして曖昧検索の幅を広げたり、異字も同字として扱う場合もあり、これは個々のシステム、アプリケーションによって異なる。
変換辞書に登録されていないために直接入力の行えない漢字や、入力できる漢字であってもユーザーがその漢字の読みや文字コードを忘れていたり知らないといった場合の補助として、交ぜ書き変換と共に活用されるほか、大規模文字セットなどの多漢字環境でしばしば用いられる。なお、今昔文字鏡では文字の構成自体を文字要素の合成によっており、部首変換における検索のアルゴリズムはこの構成を転用し、合成の仕様に基づいたものとなっている。
最初に発案した者が誰であるのかは別として、文字コード体系が確立に到りきっていなかった中国語圏では、その多漢字という言語事情から文字構成のしかたや変換システムの模索が続いていた歴史が存在する。現在ではピンインやボポモフォによる入力が一般的となっているが、そこに到る過程の中では多くの部首変換による方法も研究され、試行錯誤がなされていた。
現在では大規模文字セットにおいては必須の文字変換・文字検索の手段であり、BTRON仕様のオペレーティングシステムである超漢字では標準装備されているアプリケーションソフトウェアである。