銀河鉄道 (バス会社)
東京都東村山市に本社を置くバス事業者
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概要
歴史
創業者・社長の山本宏昭は、幼少の頃からバスファンで、1986年には大型二種免許を取得し、新車陸送などのアルバイトをしていた。大学卒業後は東村山市内の実家で、家業である酒屋の手伝いをしていたが、1988年に中古バスを購入した頃から、バス会社設立の夢を持ち始めた[12]。2000年代になってバス事業が規制緩和され、新規事業者の参入が容易になったため、その夢が実現することとなった。
1999年11月15日に会社設立、翌2000年3月6日付で特定旅客自動車運送事業、同年3月24日付で一般貨物自動車運送事業の許可を受け、同年4月1日に営業開始した[1]。当初は、山本の知人が経営する斎場で、特定輸送として利用者輸送、貨物運送事業は霊柩限定で行っていた[13]。
2001年4月26日、「東京都東村山市コミュニティバス事業に係わる運行プラン策定事業者」に選定[1]され、同社の提案が運行計画で採用された。これを受け、同年5月10日付で一般貸切旅客自動車運送事業の許可を受けた[1]。
2003年1月23日、西武バス小平営業所との共同運行により、東村山市コミュニティバス「グリーンバス」の運行受託を開始した[1]。なお運行開始当初は、銀河鉄道は貸切免許での受託であった。
2006年の道路運送法改正により、貸切免許によるコミュニティバスの運行ができなくなったことから、2008年3月6日付で一般乗合旅客自動車運送事業の許可を受けた[1]。また同年4月から一般路線バスにも参入し、4月7日より小平学校線[13](のち運行休止[1])、4月16日より東村山青葉恩多町線を、それぞれ運行開始した[1]。
2010年4月1日より「小金井循環線」を運行開始[1]。2012年8月27日からは、国分寺駅まで延伸し「小平国分寺線」として運行している[1]。
2011年5月から8月にかけては、同年発生した東日本大震災の被災地へ、約2,000人の学生ボランティアを無料送迎した[1][3]。
2014年5月31日付で、東村山市とのコミュニティバス運行受託契約を終了[1]し、「グリーンバス」は西武バスの単独運行となる。これは東村山市が「グリーンバス」の利便性向上のため、住民から要望の高かった交通系ICカードの導入を検討したものの、当社が交通系ICカードに対応できなかったことによる。
2016年4月1日付で、東村山市久米川町3丁目22-1の本社営業所を「太陽系地球営業所」へ改称した[14]。
前述のとおり東京都シルバーパスが利用できないため、2017年から当社独自の高齢者割引定期券「お達者定期」を発売開始した[15][3]。免許返納した高齢者には「お達者定期」を1年分無料進呈する[15]。
2020年のコロナ禍では、東村山駅から新宿駅・東京駅へ片道約2時間の無料通勤バスを毎日運行[16]。これにより社長の山本が2020年度シチズン・オブ・ザ・イヤーを受賞した[17]。
2025年3月1日始発より、路線バスの運賃改定を実施し、「東村山青葉恩田町線」「小平国分寺線」とも運賃を値上げした[18]。
本社・営業所
運賃・乗車券類
運賃は均一運賃制、全線大人220円・小人110円均一(2025年3月1日より)[4]。各種障害者手帳提示により、運賃が110円(2025年3月1日より)に割引される[4]。2025年2月28日までの運賃は、大人180円・小人90円、障害者90円であった[4]。運賃支払いは現金・回数券のみで、PASMO・Suicaなどの交通系ICカードは利用できない[4]。
定期乗車券(通勤・通学各種)、高齢者割引定期「お達者定期」(3か月定期のみで、発売額は障害者定期と同じ)、回数乗車券(大人・小人・障害者)を発売している[19]。購入は「太陽系地球営業所」窓口のほか、回数券は車内、定期券は現金書留またはFAX申込郵便振替払い[19]。
現行路線
東村山青葉恩多町線
- 1系統:東村山駅東口 → スポーツセンター北 → 柳泉園グランドパーク → 東村山駅東口(循環)
- 2系統:スポーツセンター北 → 柳泉園グランドパーク → 東村山駅東口(早朝のみ・出庫便)
- 3系統:東村山駅東口 → 野際通り西(夜のみ・入庫便)
東村山駅と、3つのスポーツ施設、恩多工業地帯、東久留米西団地を結ぶ循環路線[4]。東村山駅から東側の青葉町・恩多町のバス空白地帯を結び、東久留米市境の清掃工場「柳泉園」、下里四丁目(久留米西団地)、東村山市運動公園を経て東村山駅へ戻る。ダイヤはおおむね、平日・土曜は15分間隔、日曜・祝日は30分間隔。
「小平学校線」(後述)運行開始9日後の2008年4月16日に運行開始。2012年12月3日から12月28日までの平日に深夜バスを8本試験運行(他事業者のような運賃倍額扱いはなし)した。
小平国分寺線
- 11系統:小平駅南口 - 警察学校東 - 中央大学附属中学・高等学校 - サレジオ通り - 国分寺駅北口
- 12系統:小平駅南口 → 警察学校東 → 中央大学附属中学・高等学校 → サレジオ通り
小平駅と、小平団地西、中央大学附属中学校・高等学校、東京学芸大学、国分寺駅を結ぶ路線[4]。小平駅から駅前の「あかしあ通り」を南下し、小金井市と小平市の市境付近にある中央大学附属中学校・高等学校と東京学芸大学、サレジオ小学校・中学校、文化女子大学(小平キャンパス)の各学校が集積するエリアを回り、国分寺駅北口を結ぶ。ダイヤはおおむね、平日・土曜日が20分間隔、日曜・祝日が30分間隔。
2010年4月1日、「小金井循環線」として運行開始。当初は学校エリアから小平駅へ戻る循環路線だったが、沿線住民からの要望に応えて小金井循環線の経路を一部延長し、2012年8月27日に「小平国分寺線」として運行開始。
国分寺駅北口再開発工事完了前は、終点「国分寺駅入口」停留所を、駅北口から少し離れた通称「早実通り」南側の「森薬局」前に設置していたが、国分寺駅北口ロータリー完成に伴い、2020年12月23日に駅北口ロータリー内に「国分寺駅北口」停留所を新設した[20]。
休止・撤退路線
小平学校線
- 小平学校線(2014年3月24日休止)
- 新小平駅 - 小川駅東口 - 明治学院 - 桜華女学院 - 明法中学校・高等学校
小平国分寺線
- 13系統(特別快速)(2022年12月16日休止)
- 小平駅南口 → 地域センター →(直進)→ 国分寺駅北口
- 利用者の密の緩和や西武線・中央線接続への利便性の向上を目的としたダイヤで、2022年3月1日から3月31日までの間に実証運行が実施された。その後2022年4月1日以降も継続しての運行となっていたが、2022年12月16日をもって休止された。平日の朝2往復のみで、土曜・日祝日は運行していなかった。
- 小平駅から地域センターまでの運行は通常の11系統と同じだが、その後は中央大学附属中学・高等学校や学芸大学には向かわずに国分寺街道を直進し、国分寺駅北口まで直通運転する。そのため小平駅南口から国分寺駅北口までを最短で16分で結ぶことができた。
- 12系統(急行)(休廃止日不明)
- 小平駅南口 →(途中無停車)→ 中央大学附属中学・高等学校 → 学芸大学 →サレジオ通り
- 2022年4月時点で運行されておらず、2025年1月時点で公式サイトの路線案内に掲載されていない。
コミュニティバス
- 東村山市コミュニティバス「グリーンバス」(2014年5月31日撤退)
- 2003年1月23日受託開始。東村山駅東口 - 多摩北部医療センターのルートのみ担当していた。グリーンバスのPASMO・Suica導入にともない、2014年5月31日をもって撤退。委託は西武バス小平営業所に統一された。
車両


路線車
- 東村山青葉恩多町線
- 小型車の日野・リエッセを使用する。整備や車両点検などの都合で中型車が入ることもある。
- 東村山市を拠点とする企業のラッピングが施された車両も運行しており、2017年6月1日より、東村山市の食品メーカー・ポールスタアのソースを使ったご当地グルメ「ポールスタア東村山黒焼きそば」ラッピングでの運行を開始(G-103号車)[22]。銀河鉄道の車両としては初のラッピングバスであった。2019年4月28日からは東村山市に本社があるエネックス株式会社の「エネックスでんき」ラッピングに変更された[23]。
- 小平国分寺線
- 収容力も考慮し、中型・大型車を使用する。小金井循環線時代を含めた2015年9月1日以前は、日野・レインボー、三菱ふそう・エアロミディMK、いすゞ・エルガミオ、日産ディーゼル・RMを使用していた。ただし、三菱ふそう・エアロミディMK、日産ディーゼル・RMは上記の大型車が整備や車両点検などの場合に代走で充当されることもあった。
- 2015年9月1日より車両の大型化を行い、現在は主に三菱ふそう・エアロスターが使用されている。また予備車として、日産ディーゼル・UA(富士重工製車体架装)も所属する。
- なお、かつて運行されていた富士重工製車体架装のいすゞ・キュービックは、廃車後に警視庁東村山警察署のバスジャック訓練に使用され、実際にバスを破壊して訓練を行った。訓練時の運転は、テレビドラマ『西部警察』に出演歴のある元スタントマンの乗務員が担当した。当社によれば、バスを破壊して行う訓練は稀である[24]。
貸切車
会社設立初期の看板車は、設立以前に山本が中古で購入した日野・グランシアターであった。その後、新たな看板車として東都観光バス・国際興業大阪に在籍していたいすゞ・KC-LV781R1(富士7HD架装車)を3台導入した[25]。
2012年、草軽交通から1981年製の日野・RC701P(モノコック構造の観光型車両)を譲受し、東京都の自動車排出ガス規制に適合するよう改修を施した上で運行開始した[26]。このRCは国立市の谷保天満宮旧車祭に無料シャトルバスとして参加している[27]ほか、連続テレビ小説『半分、青い。』では主人公が岐阜県から東京へ向かうときに乗車する長距離バス(劇用車)として使用された[28]。
2014年に初の貸切新車として三菱ふそう・エアロエースを2台導入、2016年には三菱ふそう・エアロクイーンを新車導入した。
メディア出演
- 『日経スペシャル カンブリア宮殿』「ニッポン人よ、大志を抱け! ~夢を仕事にした人スペシャル~」(2011年1月6日、テレビ東京)[30]

