須川温泉

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所在地 岩手県一関市厳美町祭畤山国有林46林班ト
秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林
座標 北緯38度58分45秒 東経140度46分11秒 / 北緯38.979275度 東経140.769792度 / 38.979275; 140.769792座標: 北緯38度58分45秒 東経140度46分11秒 / 北緯38.979275度 東経140.769792度 / 38.979275; 140.769792
交通 JR一ノ関駅より路線バス利用、またはJR湯沢駅よりバスと乗合タクシーの乗継
泉質 含鉄(Ⅱ)・硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
須川温泉
露天風呂「大日湯」
温泉情報
所在地 岩手県一関市厳美町祭畤山国有林46林班ト
秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林
座標 北緯38度58分45秒 東経140度46分11秒 / 北緯38.979275度 東経140.769792度 / 38.979275; 140.769792座標: 北緯38度58分45秒 東経140度46分11秒 / 北緯38.979275度 東経140.769792度 / 38.979275; 140.769792
交通 JR一ノ関駅より路線バス利用、またはJR湯沢駅よりバスと乗合タクシーの乗継
泉質 含鉄(Ⅱ)・硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
泉温(摂氏 49.9℃
湧出量 6000L/分
pH 1.9
液性の分類 酸性
浸透圧の分類 低張性[1]
宿泊施設数 2
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須川温泉(すかわおんせん)は、栗駒山北側の秋田県岩手県の県境にある温泉地。栗駒国定公園に位置する。

旅館は秋田県側、岩手県側それぞれに1軒ずつあり、秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林に「栗駒山荘」[2]、岩手県一関市厳美町祭畤山国有林46林班トに「須川高原温泉」がある[3]

現在、源泉の所在地は岩手県一関市厳美町祭畤山国有林46林班トとされている[2]が、後述のように秋田藩側に流れていた時期もあった。

毎分6000L湧出量を誇り、湧出した源泉は湯尻沢から磐井川に流れ込んでいる。

古くから胃腸に効く湯といわれている[4]

  • 源泉名:須川温泉
  • 泉温:48~52度[5]
  • Ph値:2.2強酸性
  • 泉質: 酸性・含鉄(Ⅱ)・硫黄 - ナトリウム - 硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
(旧泉質名:酸性・含鉄(Ⅱ)・食塩-芒硝硫化水素泉)
  • 温泉は白濁している。加水加温なしの源泉掛け流しである。

温泉地

岩手県側には民営の「須川高原温泉」があり、秋田県側には東成瀬村が所有し第三セクターが運営[6][7]する「栗駒山荘」がある。温泉施設はこの2軒のみ。宿以外では、岩手県側に須川ビジターセンターや須川野営場があり、秋田県側に土産物店が1軒。

温泉は栗駒山(須川岳)の登山口に位置し、自然観察路となっている産沼コースの登山道沿いには賽ノ磧や名残ヶ原湿原といった景勝地がある[8][9]。秋田県側には栗駒野鳥の森やイワカガミ湿原、泥炭地のシラタマノキ湿原がある[8]

江戸時代から明治期にかけては硫黄鉱山があった[4]

須川高原温泉

須川高原温泉

岩手県側に位置する。大浴場「須川の湯」、高温浴(45度程)が特徴の中浴場「霊泉」との大露天風呂「大日湯」がある。

宿泊施設から100mほど離れたところに天然蒸気ふかし湯「おいらん風呂」があり、売店で専用のゴザを購入して利用する[9]。硫黄臭を嫌うおいらんが利用したことが名前の由来[9]

もともと厳美村の有力者数名により経営されていたが、1957年(昭和32年)に株式会社[10]。1959年(昭和34年)には民営国民宿舎に指定され、1962年(昭和37年)に岩手県南バス(現・岩手県交通)の資本が進出すると、それまでの自炊部に加えて旅館部が新設された[10]。1964年(昭和39年)に自動車道が開通するまでは、平均2週間の長期滞在客が約7割、栗駒山への登山客が約3割であった[10]

1987年ごろの時点では、須川荘や雲海荘、雲海荘別館、自炊部仙境館など多数の棟があり、温泉プールや約40坪の混浴大浴場「滝の湯」もあったほか、東北大学の医師が常駐する療養相談室があった[4]

2021年8月に改修が行われ全客室36室の内装が一新された[11]

栗駒山荘

露天風呂から見る夕日

標高1100m付近の高原にある[3]。展望露天風呂から栗駒山の裾野に広がる須川高原の自然を見渡すと鳥海山が見える[12]

現在の建物は1998年(平成10年)にできた[13]

歴史

873年(貞観15年)の文献に「酢川」の記載があり、江戸時代中期からは湯治場として利用されるようになった[4]

昭和33年11月1日厚生省告示第327号により真湯温泉とともに国民保養温泉地に指定された。

古くは温泉は全て秋田県側に流れていた。しかし、江戸時代初期に秋田藩引湯を拒否してからは、全て岩手県側の湯尻沢から磐井川に流れ込んでいる。 そのため、栗駒山荘を開くにあたり、新たに引湯設備を設置して現在に至っている。

2008年6月14日に発生した岩手宮城内陸地震の影響で岩手県側からのアクセスができない状態が続いたが、2010年5月30日正午を持って通行止めが解除された[14]

アクセス

冬期通行止め

国道342号が、11月上旬~4月下旬まで冬期通行止のため冬期休業(※積雪の場合通行期間変更あり)

県道282号は、11月初旬~6月初旬頃まで冬期通行止(春は特に雪崩土砂崩れが頻発するため閉鎖期間が長い)

国道398号(宮城県栗原市花山温湯~秋田県湯沢市皆瀬大湯の区間)11月下旬~4月下旬頃まで冬期通行止だが、県道282号を通行しなければならないため、実質、11月初旬~6月初旬頃までアクセス出来ない。毎年、ゴールデンウィーク直前にオープンする須川温泉を目指す多くの人たちが、事前に道路交通情報を確認せず、温泉が開業オープンしているから行けるだろうと高を括り、カーナビで誘導されるまま国道398号と県道282号の交差点まで来てしまうと、80km~96kmの距離を迂回する事態になっている。

ちなみに、国道398号から迂回するには、面倒でも一旦は下山しなければならない。秋田県側ルート(湯沢市皆瀬~東成瀬村)を経由した場合、80km、約1時間30分。宮城県側ルート(栗原市花山湖栗駒ダム~岩手県一関市)を経由した場合、96km、約2時間15分。

※冬期通行止期間以外でも、毎年、土砂崩れや道路崩壊などによる交通規制、時間帯通行止や完全通行止になるので、「栗駒山荘」や「須川高原温泉」の公式ホームページを参考にするか、通行する県の道路交通情報「あきたのみち情報」「岩手県道路情報提供サービス」「宮城県道路管理 GIS」などの確認が必要である。

周辺

脚注

関連項目

外部リンク

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