高速6号 (特務艇)
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設計
本艇は魚雷艇建造技術の試作艇・実験艇としての性格が強く、従来の救難艇型特務艇にはない様々な新機軸が盛り込まれている。前級高速4号型特務艇を参考としつつも、艇体はさらに大型化し、凌波性を高めるため船型にディープV型が取り入れられた[1]。艇体構造は魚雷艇10号型に続く耐蝕アルミ合金溶接構造とし[1]、縦肋骨方式を採用。船底と舷側に3条のスプレーブレーカーストリップを設けた[2]。
機関は1号型、4号型のパッカード製ガソリンエンジン2基と異なり、低速航行時の性能と操縦性向上のため中央機に三菱重工業24WZディーゼルエンジン1基、左右にDH-24MKディーゼルエンジン2基の3基構成とした[2]。本艇に搭載された24WZディーゼルエンジンは、その後11号型魚雷艇に採用されている。艇体は大型化したもののの、速力は4号型と同等の30ノットとなった[1]。
収容可能人員は9名。また4号型よりも操舵室がさらに前方へ移され、後部救急室が拡大されている[1]。
本級を含む海上自衛隊の救難艇型特務艇に共通する特徴として、任務の性格上、視認性を高めるために艇体が白、甲板が黄、上部構造物が赤に塗装されていた[1]。