2023年J2最終節
From Wikipedia, the free encyclopedia
この年のJ2リーグは、黒田剛を新監督に招聘し、大型補強を敢行したFC町田ゼルビアがシーズンをリードする形となり、2位以下に多くのクラブが絡む混戦模様となる。前半戦折り返し時点では1位町田、2位大分トリニータ、3位東京ヴェルディに続いて、4位長崎から甲府・磐田・清水・ロアッソ熊本・ベガルタ仙台・ザスパクサツ群馬・ファジアーノ岡山・山形・藤枝MYFCを挟んで14位ブラウブリッツ秋田までが勝ち点差8の中にひしめき合う混戦模様となっていった。[1] 更にそこから進んで第31節終了時点では、FWファビアン・ゴンザレスの契約を巡る国際サッカー連盟(FIFA)からの補強禁止処分を受けた状況で、2022 FIFAワールドカップ終了時まで日本代表のコーチとして活動した横内昭展が率いる磐田[2]、開幕から7戦勝ち無し(5分2敗)となった時点で監督ゼ・リカルドと契約解除し、前水戸監督の秋葉忠宏コーチを監督に昇格させ[3]、リーグ戦10得点10アシストのMF乾貴士を中心としてリーグ2位の78得点をたたき出す強力な攻撃陣を構築した清水[4]、昨季途中より城福浩が指揮を執り、リーグトップの31失点と守備の安定感によりシーズンを通し上位を保ち続ける東京V[5] の3クラブが町田を交えた優勝争いを展開する一方、5位大分から山形・長崎・群馬・甲府・岡山を挟んで11位ジェフユナイテッド千葉までも勝ち点差7の中に混在する状況となる[6]。
昇格争いのうち、町田は第39節に熊本に勝利した時点で2位以内を確定させJ1昇格を決めた。その翌節には清水が熊本に敗れ町田の優勝も確定した。もう1枠の昇格争いは、前述の清水と、千葉や栃木との1点差ゲームを制し続けた東京Vと、静岡ダービーに敗れるもそこから3試合負けなしで猛追する磐田という構図だった。一方プレーオフ争いでは、群馬が荒天で延期となった試合を含め第36節からの5試合で未勝利(3分2敗)と停滞したのが響き、岡山も第35節からの6試合でわずか1勝(3分2敗)と停滞、第41節第1日で甲府が勝利した時点で共に6位以内の可能性が消滅する[7][8]。また、大分も後半戦で勝ちきれない試合が続きプレーオフ進出圏内の6位から脱落、第41節で最下位ツエーゲン金沢と引き分けた結果、6位以内の可能性が消滅する[9]。一方、シーズン序盤は低迷した千葉は第31節から7連勝を飾るなど後半戦で勢いを増し、第41節で群馬に勝利しプレーオフ進出をいち早く確定させる[10]。この結果、清水・磐田・東京Vの3クラブが自動昇格を、篠田善之の下でAFCチャンピオンズリーグ2023/24との過密日程をターンオーバーで乗り切ってプレーオフを目指す甲府[11]、第3節から8連敗を喫する[12] などスタートダッシュに失敗し、第13節には21位にまで低迷する中、4月からピーター・クラモフスキーの後任としてコーチから昇格した渡邉晋の下で選手起用の見直しと戦術の明確化を図ってチームを立て直し[13]、3度の5連勝を挙げるなど驚異の巻き返しを見せる山形、ホーム最終戦の仙台との一戦で後半アディショナルタイムのゴールで辛うじてプレーオフ進出の可能性を残した長崎[14] の3クラブがプレーオフ進出を賭けて戦うこととなった[15]。以下は、第41節終了時点の順位表。
| 順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 昇格または降格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | FC町田ゼルビア (C, P) | 41 | 25 | 9 | 7 | 76 | 34 | +42 | 84 | J1昇格 |
| 2 | 清水エスパルス | 41 | 20 | 13 | 8 | 77 | 33 | +44 | 73 | |
| 3 | ジュビロ磐田 | 41 | 20 | 12 | 9 | 72 | 43 | +29 | 72 | J1昇格プレーオフ進出 |
| 4 | 東京ヴェルディ | 41 | 20 | 12 | 9 | 55 | 31 | +24 | 72 | |
| 5 | ジェフユナイテッド千葉 (Q) | 41 | 19 | 10 | 12 | 60 | 50 | +10 | 67 | |
| 6 | ヴァンフォーレ甲府 | 41 | 18 | 10 | 13 | 59 | 48 | +11 | 64 | |
| 7 | モンテディオ山形 | 41 | 20 | 4 | 17 | 62 | 53 | +9 | 64 | |
| 8 | V・ファーレン長崎 | 41 | 17 | 11 | 13 | 67 | 55 | +12 | 62 | |
| 9 | 大分トリニータ | 41 | 16 | 11 | 14 | 52 | 55 | −3 | 59 | PO進出の可能性消滅 |
順位の決定基準: 1) 勝点、2) 得失点差、3) 総得点、4)直接対決の勝点、5) 直接対決の得失点差、6) 直接対決の得点数、7) 反則ポイント、8)抽選
(C) 優勝; (P) 昇格; (Q) 出場権獲得.