2023年世界柔道選手権大会

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2023年世界柔道選手権大会(第40回世界柔道選手権大会)は、2023年5月7日5月14日カタールドーハアリ・ビン・ハマド・アル=アティーヤ・アリーナで開催の柔道の世界選手権。無差別を除いた男女7階級の個人戦と男女混合の団体戦が実施される。カタールでの開催は初めてとなる[1][2][3][4]。なお、「Joud」という名のキャラクターが大会マスコットに選ばれた[5]

男子

階級
60kg以下級 スペインの旗 フランシスコ・ガリゴス ウズベキスタンの旗 ディルショドベク・バラトフ ジョージア (国)の旗 ゲオルギー・サルダラシビリ
大韓民国の旗 イ・ハリム
66kg以下級 日本の旗 阿部一二三 日本の旗 丸山城志郎 フランスの旗 ワリド・キヤー
モンゴルの旗 ヨンドンペレンレイ・バスフー
73kg以下級 スイスの旗 ニルス・シュトゥンプ イタリアの旗 マヌエル・ロンバルド 日本の旗 橋本壮市
ウズベキスタンの旗 ムロジョン・ユルドシェフ
81kg以下級 ジョージア (国)の旗 タト・グリガラシビリ ベルギーの旗 マティアス・カス 日本の旗 永瀬貴規
大韓民国の旗 李俊奐
90kg以下級 ジョージア (国)の旗 ルカ・マイスラゼ ジョージア (国)の旗 ラシャ・ベカウリ 日本の旗 村尾三四郎
スウェーデンの旗 マルクス・ニマン
100kg以下級 中立選手(AIN) アルマン・アダミアン チェコの旗 ルカシュ・クルパレク アゼルバイジャンの旗 ゼリム・コツォイエフ
イスラエルの旗 ピーター・パルチック
100kg超級 フランスの旗 テディ・リネール
中立選手(AIN) イナル・タソエフ
該当者なし ブラジルの旗 ラファエル・シルバ
ウズベキスタンの旗 アリシェル・ユスポフ

女子

階級
48kg以下級 日本の旗 角田夏実 フランスの旗 シリヌ・ブクリ 日本の旗 古賀若菜
イタリアの旗 アッスンタ・スクット
52kg以下級 日本の旗 阿部詩 ウズベキスタンの旗 ディヨラ・ケルディヨロワ フランスの旗 アマンディーヌ・ブシャール
イタリアの旗 オデッテ・ジュフリーダ
57kg以下級 カナダの旗 出口クリスタ 日本の旗 舟久保遥香 モンゴルの旗 ルハグバトゴー・エンフリーレン
カナダの旗 ジェシカ・クリムカイト
63kg以下級 フランスの旗 クラリス・アグベニュー スロベニアの旗 アンドレヤ・レシキ ハンガリーの旗 エズバシュ・ソフィ
オランダの旗 ジョアンネ・ファンリースハウト
70kg以下級 日本の旗 新添左季 ドイツの旗 ジョヴァンナ・スコッチマッロ クロアチアの旗 バルバラ・マティッチ
オーストリアの旗 ミヒャエラ・ポレレス
78kg以下級 イスラエルの旗 インバル・ラニル フランスの旗 オドレー・チュメオ イタリアの旗 アリーチェ・ベッランディ
オランダの旗 フーシェ・ステーンハイス
78kg超級 日本の旗 素根輝 フランスの旗 ジュリア・トロフア ブラジルの旗 ベアトリス・ソウザ
イスラエルの旗 ラズ・ヘルシュコ

男女混合団体戦

各国メダル数

国・地域
1日本の旗 日本62412
2フランスの旗 フランス2428
3ジョージア (国)の旗 ジョージア2125
-中立選手(AIN)2002
4イスラエルの旗 イスラエル1023
5カナダの旗 カナダ1012
6スペインの旗 スペイン1001
スイスの旗 スイス1001
8ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン0224
9イタリアの旗 イタリア0134
10ベルギーの旗 ベルギー0101
 チェコ0101
ドイツの旗 ドイツ0101
スロベニアの旗 スロベニア0101
14オランダの旗 オランダ0033
15ブラジルの旗 ブラジル0022
大韓民国の旗 韓国0022
モンゴルの旗 モンゴル0022
18 オーストリア0011
アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン0011
クロアチアの旗 クロアチア0011
 ハンガリー0011
 スウェーデン0011
  • IJFは今大会に中立選手(AIN)で出場してメダルを獲得した2名のロシア選手をメダル一覧表に含めなかった[6]

優勝者の世界ランキング

男子

60 kg級 スペインの旗 スペインフランシスコ・ガリゴス 4位
66 kg級 日本の旗 日本阿部一二三 5位
73 ㎏級 スイスの旗 スイスニルス・シュトゥンプ 9位
81 ㎏級 ジョージア (国)の旗 ジョージアタト・グリガラシビリ 1位
90 ㎏級 ジョージア (国)の旗 ジョージアルカ・マイスラゼ 3位
100 ㎏級 中立選手(AIN)アルマン・アダミアン 19位
100 ㎏超級 フランスの旗 フランステディ・リネール 18位
100 ㎏超級 中立選手(AIN)イナル・タソエフ 24位

女子

48 kg級 日本の旗 日本角田夏実2位
52 kg級 日本の旗 日本阿部詩6位
57 kg級 カナダの旗 カナダ出口クリスタ2位
63 kg級 フランスの旗 フランスクラリス・アグベニュー 17位
70 kg級 日本の旗 日本新添左季4位
78 kg級 イスラエルの旗 イスラエルインバル・ラニル7位
78 kg超級 日本の旗 日本素根輝9位

(出典[7]、JudoInside.com)

世界ランキング1位の成績

放映の途中打ち切りを巡って

今大会はフジテレビ系列で放映された。大会2日目は阿部一二三丸山城志郎の決勝戦が生中継されるも、放映終了時間の午前1時25分に番組が打ち切られたため、試合を最後まで放映することができなかった。SNS上ではフジテレビのこの対応に次のような批判が渦巻いた。「丸山対阿部なんて毎回延長してるんだから延長分も計算に入れとけよ 二度とフジテレビは柔道に関わるな」「世界柔道の決勝 日本人対決よりYouTuberの番組の方が大切らしい。フジテレビは」「中継突然終了は完全に抗議案件だわ」。その後に放映されたYouTuberグループコムドットの番組『コムドットって何?』まで批判のとばっちりを受けることになった[8][9]。なおフジテレビは、2013年の世界選手権でも大会初日の高藤直寿及び大会2日目の海老沼匡の決勝戦の途中でCMを入れた過去があった。初日はめざましテレビ内で続きが放映されたものの、2日目はCMの最中に海老沼が一本勝ちしたため、勝利の瞬間を放映できなかった(2013年世界柔道選手権大会#TV放送についての項を参照のこと)[10]。また、テレビ東京も2020年12月に放映した東京オリンピック66kg級代表決定戦の阿部一二三と丸山城志郎の対戦を途中で打ち切り、最後まで放映することができなかった。しかしこの時は、打ち切り直後にYouTubeのテレビ東京チャンネルで試合の続きが放映される措置が講じられた(阿部一二三#社会人時代の項を参照のこと)[11]

男子100㎏超級の決勝に関して

今大会の男子100㎏超級決勝はフランスのテディ・リネールと中立選手の立場で出場したロシアのイナル・タソエフの対戦となった。GSに入って3分過ぎにタソエフがリネールの払腰をめくり返したものの、ポイントにならなかった。その直後にリネールが得意の浮技で技ありを取って世界選手権11度目の優勝を果たした[12]。試合後に主任審判理事のダニエル・ラスカウは、タソエフによるカウンター攻撃は新ルールが規定する講道館由来の技術を駆使せずに相手を横転させたためにポイントが与えられなかったと説明した。しかしその後にラスカウを含めた審判委員会は、専門家の意見も交えた上で現行ルールを考慮した結果、タソエフのカウンターはポイントの付与が可能であったとして、前言を翻すとともに謝罪した。今後この種のめくりにはポイントが与えらえるという。それでも、試合の結果に変更が加えられることはなかった[13][14][15]。しかしながら、6月になってIJFは正式に誤審を認めて両者を勝者と認定した[16]。ロシア大統領のウラジーミル・プーチンはこの件に関して次のように語った。「私はこの試合を見ており、IJFの最初の裁定に意気消沈したが、結果を是正したことは賞賛する。スポーツは公平であることが何よりも重要だからだ」[17]

なお、2022年11月にジョージアのゴリで開催されたヨーロッパクラブ選手権の準々決勝で、リネールは地元のグラム・ツシシビリに技ありで一旦は敗れた[18]。しかしながら、この試合ではツシシビリがリネールの大車を切り返して技ありを取った際に、ツシシビリは反則負けの対象となる軸足を刈っていたとフランス柔道連盟が試合後に抗議した。結果的にIJFは誤審を認めて技ありを取り消すとともに、ツシシビリを反則負けにした[19][20][21]。また、2021年10月にイタリアのオルビアで開催された世界ジュニアでは、女子78㎏超級決勝でフランスのコラリ・ハイメとオランダのマリト・カンプスが対戦すると、ハイメが体落で技ありを取って一旦は勝利した。しかしながら試合後にIJFは、ハイメの体落は技ありとするには不十分だったとしてポイントを取り消すとともに、両者を勝者とした[22]

ロシアとベラルーシの大会参加とウクライナのボイコット

脚注

外部リンク

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